徹子の部屋(2003年3月21日放送)
(番組前のスポット)
♪ルールルールルルールールルールルルー
徹子「ゆずのお二人です。「ドラえもん」のテーマができるまで」
満面の笑みでピースをするゆず(笑)
徹子「おぉ~!」
「徹子の部屋」
♪ルールルールルルールールルールルルールルルルルー
徹子「皆様こんにちは。徹子の部屋でございます。よくいらしてくださいました。
さて、今日のお客様、男性デュオのお二人です。「ゆず!」のお二人…
どうぞお入りください~」
(拍手)
北川「こんにちは」
岩沢「初めまして」
と歩いて登場。ものすごく腰が低そうです(笑)
徹子「なんといっても、映画の「ドラえもん」のテーマソングを歌ってらっしゃる…
子ども達と一緒に作った歌詞だという事で」
ゆず「はい」
徹子「お二人は路上でパフォーマンスをやってらしたって。しかも2年も!
こんなお可愛らしいのが二人でねぇ」
ゆず、苦笑い(笑)
徹子「全然人が集まらない時もあったんですって?アハハハ~!!(笑)
よろしくお願いします」
いきなりの徹子先制パンチに笑うしかないふたり(笑)
ソファーに座ってトーク
徹子「よくいらしてくださいました」
北川「どうも」
徹子にお辞儀をして挨拶。
徹子「男性デュオのお二人です~」
北川「初めまして」
徹子「初めまして。いろんな曲歌ってらっしゃるんですけど、
何といっても「ドラえもん」…のテーマソングなんですけど、
これが出来てきたすごく面白いお話もあるんですけど、
まぁとにかく路上パフォーマンスもしてらした(笑)
という事なんですけど、ま~あの、いろんなお話です」
徹子は「路上パフォーマンス」がツボらしく、言う度に笑っちゃってます(笑)
(ゆずのツーショットになり、テロップで「ゆず」と紹介)
徹子「で、こちらからご紹介いたしますと、北川悠仁さん」
北川「はい」
お辞儀をする北川さん。
徹子「あちらが、岩沢こう…」
北川「厚治です」
徹子「まぁ、ゆずのお二人なんですけど…」
徹子、「厚治」と言えずに誤魔化しました(笑)
徹子「岩沢厚治さんが、あちらですね」
岩沢「はい」
と、挙手する岩沢さん。
徹子「で、こちらが、きたがぁぁ…北川悠仁さんで…」
北川「はい」
北川さんは笑いをこらえてますが、岩沢さん、笑っちゃってます(笑)
(テロップで「岩沢厚治」「北川悠仁」と紹介)
徹子「リーダーが北川さんで」
北川「はい」
徹子「サブリーダーが岩沢さんという事に…」
岩沢「はい。そうです(笑)」
スタジオで笑いが起きています。
北川「ありがとうございます(笑)」
徹子「なってるそうでござます」
岩沢「ありがとうございます」
徹子「それで、何とこの二人が小中学校一緒だったそうですけど」
岩沢「はい」
徹子「あの~「徹子の部屋」と同じ…ぐらいの年齢なのね」
北川「そうですね、今~ちょうど26です」
徹子「26?」
北川「はい」
徹子「もうじきお誕生日が来ると27になる」
岩沢「はい」
北川「そうです」
徹子「あたし達はこの間27になったばっかりなんで、今28年目に入ってるんですね」
北川「あっ、一つ上…」
岩沢「「一つ上…」(笑)」
徹子「あ~たっちがお誕生日が来ると、
それから先が同い年なんじゃないですかね?」
どうしてもゆずと「徹子の部屋」を同い年にしたがる徹子(笑)「徹子の部屋」も誕生日が来たら一つ年を重ねるのに…(笑)
しかしそこは真面目な上に緊張している二人。上を見上げて真剣に考えちゃっています。
岩沢「あ~そうっすね」
北川「そうです」
徹子「まぁ、年は27だけど」
北川「はい」
徹子「28年目に入るということでね」
北川「はい」
徹子「ほとんど(ゆずが)お生まれになった時には「徹子の部屋」があったって
ことでございますね。非常に親しんで…
なんか、どっちのお母様がお赤飯作ってくださったって…誰?」
北川「(笑)うちの母が…」
岩沢さん爆笑。
徹子「あら~ほんと?」
北川「チラシ寿司を…」
岩沢「あはは」
徹子「あ~チラシ?嬉しいじゃございませんか~。私達お出ししてないんですけど」
北川「いやいやいや…(笑)」
徹子「チラシを…今日お出になるという事で作ってくださって」
北川「朝、食べてきました」
徹子「あら、召し上がっていらしたの?
ありがとうござい…よろしくおっしゃってくださいね」
北川「あっ、はい(笑)」
岩沢さんはずっと笑ってます(笑)
徹子「よかったです~お母様もおっしゃってくださって嬉しいんですけども、あの~。
まっ、あの~お二人は本当になの~なんて言うのかしら?
随分大変だったと思うんですよね。後でゆっくり伺いますけど」
北川「はい」
徹子「路上を横浜で?」
北川「そうです」
徹子「ね~。でもあの、家に秘密で路上をやってらした(笑)
ってなかなか大変だったと思うんですけども、
あの、あんまりテレビにお出になっていらっしゃらない?」
ゆず「そうですね~」
北川「めったに出ないですね」
徹子「そうですねゆずのお二人は…大変…有名でいらっしゃるんですけども、
あんまテレビに出でで…らっしゃらない?」
「ゆず」の事知らなかったんじゃないか?と疑ってしまうほど何故かカミカミの徹子(笑)
徹子「それで「ゆず」って名前はも皆さんお聞きになると思いますけど、
簡単になぜ「ゆず」なのかって事をちょっと」
岩沢「はい」
北川「そうですね。二人で同じアルバイトをやってたんですよ。
で、そこのアルバイト先の…なんていうんだあれ?食事会?」
と岩沢さんにフり、
岩沢「はい」
北川「食事会がしゃぶしゃぶ屋さんで…
しゃぶしゃぶ屋さんって言っても食べ放題ですけど」
徹子「うんうん」
北川「ありまして。で、そこのデザートにゆずシャーベットが…」
徹子「ほ~ぅ」
北川「出てきたんですよ。で、何か気になるな~と思って。
その日の夜二人で会った時に「何か「ゆず」って良くない?」みたいな」
徹子「あっ、その時まだお二人の名前付けてなかったのまだ?」
岩沢「いや、一応あるはあったんですけどね。
英語のカッコいい名前が絶対似合わないと思ってたんで…
何か平仮名でいいのがないかな?って」
北川「うん」
徹子「何かグレイだとか、あの~、らるくあん…しえる?だとか」
北川「思いっきり実名ですね(笑)」
岩沢「あはは」
徹子「そういう風な、外国名のグループが多い…
ちょうどあなた達がお作りになる時…ミスターチルドレンとか」
ゆず「あ、はい」
徹子「うん。でも、なんか横文字似合わない?」
ゆず「そうですね~」
徹子「かといって、やっぱり変ってる方がいいってありますよね~」
ゆず「そうですね」
北川「でも、後からこう~気付いたのは路上ライブでやる時とかに、
一発でやっぱ名前を覚えてもらえたんで…」
徹子「あ~」
北川「それは何か…」
徹子「そん時もう「ゆず」って…路上の時から「ゆず」だった?」
ゆず「そうですね」
徹子「まぁ~。「ゆず」って日本人はもうねぇ~。
もう何たってねぇ「ゆずポン酢」っていう(笑)もう、ゆずは…」
ゆず苦笑い。
徹子「お風呂にも入ったりしますしね~。それでもうすぐ付けちゃったの?」
北川「そうですね」
徹子「だけどあれでしょ?
小中一緒なんだけどあんまり同じクラスにはなってなかったんですって?」
北川「そうですね。小学校6年間ずーっと一組と二組で…」
徹子「じゃ、あんまりよく知らないの?」
岩沢「もう、常に球技大会で敵同士」
北川「あ、敵ですね~」
徹子「あ~そうなの~。へ~」
岩沢「はい~」
徹子「それで中になって…それで高…いつ一緒になったの?」
ゆず「中3ですね」
徹子「中3!へぇ~」
北川「はい。そこで初めて同じクラスになって、そっから結構仲良くなりました」
徹子「あ、そう~。
で、高校はまた別々に行っちゃったんですってね~違う高校行って…」
北川「はい~」
徹子「違う高校行きながらお互いバンドを作ったりしてたんですって?」
北川「はい」
ゆず「そうですね」
岩沢「北川さんバンドをやったりとか」
北川「はい」
岩沢「僕は一人で町に出て歌ったりとか」
徹子「あっ、そうなんですか~。
それであなたはまず町に出て…岩沢さん町に出て歌うのにあたって…」
北川さん、ウーロン茶を飲みます。
徹子「あの~人がやってるのを見てたんですって?」
岩沢「何度か大きい駅ではあの~見かけてたんで~
何かあれだったら出来るかな?っていう(笑)」
徹子「でも一人でやる時って初めは勇気がいる…」
岩沢「初めはものすごい緊張しましたよ。もう6人くらい友達引き連れて」
徹子「やっぱり一人じゃ寂しいから?」
北川「サクラ…(笑)」
岩沢「サクラをですね(笑)」
徹子「「オ~」なんて言ってもらったりして」
岩沢「それが最初でしたね~」
徹子「人は集まってくれたんですか?」
岩沢「いえ、全く集まらなかったです(笑)」
徹子「そうでしょうね~」
北川さん、またウーロン茶を飲んでます。
徹子「アメリカなんかでも随分やってますけどねぇ」
岩沢「あ、そうですね」
徹子「ま~遠くの方から見てる人はいますけど、
近くへいって「ワー」なんて言ってくれたりは…
かなり上手だったりすればアレですけど…
ま、いずれにしても大変ですよね」
岩沢「そうですね(笑)」
徹子「それで、一人でずっと細々と…まぁ」
岩沢「はいっ(笑)」
北川「あはははは」
岩沢「細々と…(笑)」
徹子「始めはだって友達が来てくれても、そういつも来てくれないでしょ?」
岩沢「そうですね~はい」
徹子「でもだんだん慣れてはきても…それが横浜の駅だったんですか?」
岩沢「え~っと…関内駅の近くの…」
ゆず「伊勢佐木町…」
徹子「あ~、そうですか~、へぇ~。じゃ、あなたはやってる時関係なく?」
北川「全然関係なく、僕はバンドでドラムをやってまして」
と、手でドラムを叩くマネをする北川さん。
北川「で、高校卒業してから、あの~再会して、一緒にバンドをやったですね」
徹子「まずバンドをやって」
北川「はい。で、それも僕ドラムやってて…やってたんですけど、
ある日彼がやってるっていうのを聞きつけて」
徹子「えぇ」
北川「見に行ったんですよ」
徹子「そんな事から一緒にお歌いになった。
さて、この「ドラえもん」のテーマソングなんですけど、
とても可愛い話なんでびっくりしちゃったんですけども、
とにかくあの~去年からテレビでずっとドラえもんやってる時の
あなた達のテーマソング、流れてるんですよね」
北川「はい」
徹子「今、エンディングテーマに使われているそうですけども。
そこんトコちょっと見てみます」
北川「はい」
徹子「ドラえもん見てない方、こんな風に二人の歌、出てくるんですよ」
♪またあえる日まで「ドラえもん」エンディングアニメ映像
徹子「おぉ~!ま~ドラえもんの人気は大変ですから…。
で、この歌詞なんですけど、今伺ってると本当になんか感じが
あるんだけど、実は子ども達が一緒に作ったんですってね~」
北川「そうです」
徹子「まず作るにあたってはどんな事から?」
北川「あの~まず、最初に「ドラえもんの曲をやらないか?」っていう
お話をいただいたんですけど、ま~、自分でやってみたんですけど、
なんかこう…メロディーは出来たんですけど歌詞っていうのがこう、
何か僕が書くとウソっぽくなっちゃうというか…
すごいなったんですよね。
それで、その時にずっとやってるキャンプがあって…
アドベンチャーキャンプっていうんですけど」
徹子「お兄様が?」
北川「そうです」
徹子「ボランティアでやってるものが?」
北川「そうです。
で、10年くらいやってて、そこにたまたま僕がボランティアで来ないか?
っていう風に、子ども達に何かやってくれないか?みたいな感じで
言われたんで、じゃ行くわ~って行ったんですよね。
で、行った中で出来たメロディーがあったんで、
ま~別に出来上がらなくてもいいから、
とりあえず子ども達と何かやってみようと思って…」
キャンプで「またあえる日まで」を作る様子を撮影したビデオが流されます。
北川「あ、これ」
徹子「これそうなの?」
北川「そうですね」
徹子「随分おっきい子どもも、ちっちゃい子に混ざってるのね」
北川「小学校の2~3年生から上は高校生…」
(ビデオでは子ども達の周りを歩きながら「またあえる日まで」をギターで歌っている北川さんが映っています)
徹子「歌ってる、歌ってる~!」
北川「で、班ごとに分かれてるんですよ」
徹子「なるほど」
北川「で、班ごとに、ポイントポイントでふって…」
徹子「おもしろいのが、誰さんと誰さんがどこで何をしたみたいな、
みんなでばらばらに作ってもらったものをくっつけてみたら、
上手くいったっていう感じなんですって?」
北川「そうなんです」
徹子「不思議ですよね~」
北川「出来上がった瞬間感動しました」
徹子「その班ごとにあるフレーズを作ってもらって…」
北川「そうです。♪ラララ~ で「10文字!」とかいって」
徹子「なるほどね~」
北川「テーマは「またあえる日まで」って言って」
徹子「子ども達喜んで作ってくれました?」
北川「そうですね。何かああだこうだ言いながら」
徹子「子ども達はどうなるかわかんないからね」
北川「そうですね(笑)」
徹子「何だかわかんないけど…」
(ビデオの中の北川さんが「歌詞が書いてある黒板の前に立って「出来ました~!」と言っています)
徹子「あ、「出来ました~」って」
北川「これで完成しました。
だから♪ラララ~ も、班をふるのもあみだクジで決めて」
徹子「あ、そうなの~。あみだでやってくっつけてみたらね。
ま、皆さん上手く出来たそうですよ~。ちょっとここで出来上がり…」
(ビデオの北川さん「上手く出来ないかもしれないけど、歌ってみますね!オッケ~?いきま~す」と、出来上がったばかりの歌詞を付けて歌っています。テロップでは「またあえる日まで」の歌詞。CDになってるものと同じ歌詞です)
徹子「へぇ~。へぇ~」
と関心しきりの徹子。
徹子「へぇ~不思議ねぇ~」
北川「すごい」
徹子「すぐ覚えられるわね。なぁ~んて上手くいったんでしょうね」
北川「(笑)」
とキャンプの映像は終了し、画面は徹子のお部屋に戻ります。
徹子「いや~、こんな風になるなんてねぇ」
北川「これは、感動しましたねやっぱり」
徹子「不思議なもんね。
だって、ただ「またあえる日まで」っていう題名は
あなたが付けたんだけど、あの班ごとにみんながバラバラにホントに、
誰さんが何処で何をした…みたいなでもないけど、
でもそういう風にバラバラで作ったのをああいう風にあなたが
「こういう順番がいいだろう」ってやったらあーゆー風にできちゃった?」
北川「もう、順番も…だからその、班ごとにふったまんまですね」
徹子「あ、班ごとにふったまんまで出来た…班ごとに並べたら出来た?」
北川「そうですね。はい」
徹子「不思議ですよねぇ~。
それはやっぱりあなたが自分で作った詞みたいなのとはまた違う
モンでしたでしょうか?」
北川「そうですね。
その言葉がもう「大好きなみんなの笑顔が宝物」なんていう言葉が、
僕が言ったらちょっと照れくさいんだけど、
でも子ども達からパーンて出てきた時にすごくリアルだったんですね、うん」
徹子「なるほどね。
あの~、ここにゲストにドラえもんにも来て頂いた事あるんですよ」
北川「そうですよね(笑)」
徹子「写真だとぬいぐるみみたいになっちゃうんですけど、そうじゃなくて、
ものすごい高度なやり方でやったんですけども、
ドラえもんさんいらっしゃいました。それで、あの~大山のぶ代さんが…」
(画面にはドラえもんがゲスト出演した時の写真)
北川「あっ!」
徹子「これ、皆様ご覧下さい」
岩沢「はっははは」
岩沢さん、久々に声を出しました(笑)
徹子「これ、(徹子が)猫模様の洋服着てるんですけどね。
これちょっと写真で見るとあの~ぬいぐるみみたいに見えるんですけど、
そうじゃなくてコレ電気的に動いてて」
北川「へぇ~」
徹子「実は私はそこにいない人と一緒にやってた、という…」
岩沢「すごい(笑)」
徹子「すっごく上手くいきました。こんなに上手くいくとは夢にも思わないで」
北川「(笑)」
徹子「タケコプターで上から降りてきたんですよ」
岩沢「あ~(笑)」
徹子「あそこでしばらく座っていろんなお話して、
そんで仲良しのお友達のお話とかいろいろ(笑)」
北川「へ~すごい(笑)」
岩沢「そうですか…。ハハハ(笑)」
徹子「いや~楽しかったですよ」
北川「すごい…(笑)」
徹子「ちょっとコマーシャル挟みまして…。
今度映画になったでしょ?ま~、ゆずの話も伺うんですけど。
ま~、映画になったんで、映画の所もちょっと見せていただく
という事でちょっとね。
もう公開してるんですもんね。子ども達の…春休み?」
北川「はい。そうです」
徹子「う~ん。だからこのゆずのお二人は
ドラえもんのテーマも歌ってるという事で。ちょっとコマーシャルです」
北川「はい」
と」お辞儀をしてコマーシャルへ。
ドラえもんと徹子の思い出話に「すごい」としか言えずに笑ってごまかす北川さんと、その状況を笑いをこらえて見てる岩沢さん(笑)
徹子「当然だけど、ドラえもんはファンだと思うんですけど」
北川「はい」
徹子「お二人はドラえもんの映画の中で声を…
声優の声もやってみたんですってね」
北川「そうですね(笑)はい」
岩沢「もう、ほんの一言、二言ですけどね」
徹子「大変でした?」
岩沢「ものすごい緊張しましたね」
北川「ものすごい緊張しましたね(笑)」
徹子「岩沢さんどんな役だったの?」
岩沢「僕は、あの~風の民のですね「クンジン」という…」
(画面には「クンジン」と「ヤムジン」の絵)
岩沢「あっ、この右側ですね」
徹子「あ、そうなんですか。で、あなたは?北川さん」
北川「僕は「ヤムジン」」
徹子「あ~、このコンビの」
北川「はい。太った方の(笑)」
徹子「そうなんですか~。
じゃ、ちょっとこのお二人の声がどんなだったか
ちょっと見てみますかね。これ映画です」
北川「あっ、これ見れるんですか?」
徹子「えぇ、これやるみたいよ」
北川「ほんとですか?」
「ドラえもんのび太とふしぎ風使い」のスポット映像
北川「あっ、(映像)あるんだ~」
ゆずが声優をしたシーンは流れずに映像が終了し…
徹子「アレ?」
北川「おっ、よかったよかった~(笑)」
岩沢「よかったぁ~」
北川「危ない、危ない(笑)」
岩沢「すげぇ変な汗が出た(笑)」
焦りまくるゆず(笑)
徹子「よかった?(笑)」
北川「ドキドキしたなぁ(笑)いや~よかった~」
徹子「じゃ、それは映画館に行って…」
岩沢「はい~」
徹子「お楽しみということで」
岩沢「そうですねぇ(笑)」
北川「お楽しみに!(笑)」
岩沢「よかった~」
北川「ほ~ぅ。ドキドキしたな~」
徹子「出たらどうしようと思った?」
北川「(映像見ながら)ずっと力んでました(笑)」
岩沢「(笑)」
徹子「でもあの大山のぶ代さんとお会いになったんですって?」
岩沢「はい。あの~皆さんと」
徹子「嬉しかったですか?」
北川「嬉しかったですね~。もう、大山さんもそうだし…もう、のび太さんとか…」
岩沢「「のび太さん」?(笑)のび太さんから良くしていただいて、すごく…」
徹子「へ?」
岩沢「のび太さんにね~」
北川「優しい!」
岩沢「「おやつ食べなさい」とかね」
徹子「そうなの?」
岩沢「非常に優しかったですね」
徹子「やっぱ、子どもの時から見てらしたものでしょうからね」
北川「はい」
徹子「そりゃ~とってもね。テーマソングも出来たし」
北川「はい」
徹子「お仕事としては面白い?」
北川「光栄ですね」
徹子「で、とにかく、今さっきお話伺ったように、岩沢さんが一人で最初に」
岩沢「はい」
徹子「細々とですね(笑)」
岩沢「はい。細々と(笑)」
徹子「細々と…ま、駅の前で関内のあっちの方で歌ってらしたんです」
岩沢「はい」
徹子「そいで、あ~たドラムやってたんだけど」
北川「はい」
徹子「それで何か誘われて…。それで、あなたは彼がやってるのを見た?」
北川「はい、そうですね」
徹子「で、実は「やりたい」って思ったんですって?」
北川「そうなんですよね。
ずっと歌いたいって…歌を歌いたいっていう気持ちはあったんですよ」
徹子「ドラムだったから?」
北川「うん。でも、人に恥ずかしくて言えなかったし、
歌うとなるとバンド作んなきゃとか思ってたんですけど、
その岩沢の見に行った時「あ、こういうやり方があるんだ」っていう」
徹子「彼は一人でギターで歌ってたのね?岩沢さんは」
岩沢「そうです。はい。」
徹子「で、あ~た、「オレも一緒に歌いたいんだけど」って打ち明けるのが、
もう大変だったんですってね?」
北川「そうですね(笑)ま、一ヶ月くらい一人でブチブチブチブチ悩んで…
でもまぁ、振られるの覚悟でこれは言わないと一生後悔するなと思って」
徹子「で、何か本当にあの、ガールフレンドに何かを打ち明けるくらいの気持ち
だったんですって(笑)?」
北川「いや~、本当にね。だから、ちょっと部屋に来てもらって…」
岩沢さん、この話何度も聞いてるはずなのにやっぱり照れくさそうに笑っています(笑)
北川「あの~、話があるんだけど~みたいな(笑)」
徹子「で、「お酒飲まない?」って誘ったんですって?」
岩沢「なんか「話がある」っつってね、言わないんですよ。
今言えばいいじゃん、って思うじゃないですか?」
徹子「うん」
岩沢「「ちょ、家来てくれ」」
北川「だははは(笑)」
徹子「何事だ?と思ったでしょ?」
岩沢「モジモジモジモジしてるんですよ」
北川「あはははっ(笑)」
岩沢「妙に可愛らしかったですけど」
徹子「うん」
岩沢「で、「一緒にやらないか?」って言われて」
北川「そうですね~」
徹子「やっと切り出したの?そしたら彼は何て?」
北川「っしたらね、僕はそんだけ考えてたのに「あぁいいよ~」って(笑)」
岩沢「あはははは(笑)あっさりと」
徹子「一ヶ月も悩んだのに」
北川「そうですね」
徹子「あっそう~。でも嬉しかったでしょう?」
北川「嬉しかったですね~。
「音楽を真面目にやりたい」って人に生まれて初めて言ったんで」
徹子「二人ともそうなんですよね。
お家の方にハッキリとそういう音楽をやってるとか、
路上でやってるとか…あなたもお家に何にも言わないで?」
北川「言わないでやったですね~」
徹子「で、まぁあの~(笑)一緒に今度路上で二人でっ(笑)やったんだけど~
(徹子は「路上」がツボです(笑))
ま~これはあれですよね~家に隠れてもやるんだけど~
その二人でやり始めて、あなたも力強かったでしょ?二人になって」
岩沢「う~ん?」
徹子「あんまりない?」
北川「(笑)」
岩沢「どうでしょうねぇ?」
徹子「あはははは」
岩沢「寂しさはなくなりました(笑)
北川「寂しさはなくなって(笑)」
徹子「あなたは、、ま~前からやってたから少しはね…
やっぱり足を止めてくれなかったですか?」
北川「最初は…最初の一年は全く…」
徹子「凄いですよ!皆さん。この若さで「最初の一年は」ですよ。
「一ヶ月」じゃないんですよ。一年って365日ですからねぇ」
北川「はい(笑)」
徹子「そりゃ~大変ですよね~。毎日ほとんど?」
岩沢「毎週ですかね」
徹子「毎週?」
北川「たまに週に2回とか3回とか」
徹子「でも、お家には何て言ってたの?その間何をしてるんだって」
北川「いやっ、同じアルバイトをしてたんで…。
アルバイトいったまま、その足でやってたんで」
徹子「そっかじゃ~」
北川「家族はアルバイト行ってるもんだと思ってた」
岩沢「あはは(笑)はい」
徹子「だけどお知り合いの方なんかがそこを通りかかったりしません?」
ゆず「あぁ~」
徹子「あそこの坊ちゃんあそこで歌ってましたよ、なんて」
岩沢「そうですね」
北川「しましたね」
徹子「だんだんそうなってったでしょ」
北川「ちょっとこう、だんだんバレ始めたというか(笑)」
徹子「でも、その間にはいろんな人が来て…
もっとあの~いろいろ言ってくれたんだけど、
バンドを付けてやんなさいとかいう人がいたりしたんですって?」
岩沢「なんかねぇ、いろんなお話があったりとかしたんですけど」
徹子「名刺なんかくれたりして」
岩沢「そうですね、はい」
徹子「なんかバンド作ってもっと大きいのでやったらどう?とかって」
北川「そうですね」
徹子「でも二人は絶対二人だけでやっていこうっていうのは固まってたの?
そん時は」
北川「そうですね。なんか、あの~僕ら的には路上でやってちゃダメだなと
思ってたんですよね、正直言うと。
で、このままじゃご飯食べていけないみたいな風に思ってて、
いろいろ葛藤している時に、今のウチのボスが」
徹子「えぇ。稲葉さんが」
北川「稲葉さんが通りかかってくれて、そこで言ってくれたのが
「君たちは路上でやってるのがかっこいいから、ここでがんばれ」
みたいな」
徹子「普通だと、レコード会社やってるから来ない?って言うならわかるんだけど、
他の人はバンドとかしたらどう?って言ったんだけど、
稲葉さんっていう方は「ここでやってた方がいいよ」って言われた。
いいような悪いようなね(笑)」
北川「そこで、すごい何か「この人信じれる」っていうか。ね?「信じたい」って」
徹子「名刺を貰いになったんだけど、あんまりその名刺見ないで、
何か食べる所に二人で行って…」
ゆず「そうです(笑)」
北川「ラーメン屋ですね(笑)」
岩沢「24時間営業の中華料理屋があるんですけど(笑)」
北川「あの、毎…毎…毎日?冷やし中華があるんですよ。年中冷やし中華が…」
岩沢「あはははは」
徹子「春夏秋冬冷やし中華が?」
北川「春夏秋冬冷やし中華」
徹子「おいしそうじゃない、だけど(笑)」
北川「(笑)結構真冬の冷やし中華美味しい(笑)」
岩沢「(笑)そのお店で名刺を見て」
徹子「ゆっくり名刺を見たら、そしたらちゃんとした」
北川「そうです」
岩沢「レコード会社の名刺だったんですよ」
徹子「でも、その人が「君たちはすっとここでやってたらいいよ」
っておっしゃってくだすった」
岩沢「いろんな…それだけじゃなくて、助言を」
徹子「助言してくださった?」
岩沢「はい。「テープは2曲入りにしなさい」とか「した方がいいよ」とか
「ビラを作った方がいいよ」とか」
徹子「じゃ、初めての専門家?」
北川「そうですね。それまではわりと路上でやってても、
お客さんに聴いてもらうというよりは、
自分たちで練習して自己満足でやってたんですよね。
でも稲葉さんと会っていろいろ話していく中で
「あ、ここでやってていいんだ」って自分達のやってたことを認められて、
何かじゃぁ、どうやったらお客さんが止まってくれるだろう、とか、
そこで初めて考えたというか」
徹子「プロ意識が芽生えたといいますかね?」
北川「うん」
徹子「じゃ、そこまではあんまお客さんは通りがかってはくれなかった?」
岩沢「もう、なんでしょうね?稲葉さんと会うまでは、
お客さんいてもいなくても同じ事をやってる」
北川さん、岩沢さんが喋り始める隙を見て急いでウーロン茶を飲む(笑)
徹子「ほんとに二人は自分が音楽やってるんだし、そこで練習してるんだし…
ま、路上の人ってそういう人が多いんでしょうね」
北川「うん」
徹子「ま、聞いてくれればとってもいいんだけど。
稲葉さんがいらっしゃてからは、じゃ、ちょっとプロを…
今日でお別れって時に7千人人がそこに集まったそうですから…」
突然路上最終日の話をし始める徹子に困惑の表情のゆず(笑)
岩沢「…あ、そうですね」
徹子「すごいわよね。路上に7千人って」
北川「そうですね(笑)」
徹子「それは後のことになるんですけど」
北川「はい」
徹子「ちょっとコマーシャルです」
うなずくゆず。
徹子「で、稲葉さんていう方とお会いになって、
専門家がこのままでもう少しやったらどう?
っておっしゃってくださったんですけど、
その前に大学とかいかなかったの?って言ったら(笑)
北川さん落ちたんですって?(笑)」
北川「僕は落ちました(笑)はい(笑)」
徹子「それで岩沢さんは、あの~あれなんですね」
岩沢「専門学校に…行きまして」
徹子「ピアノの調律の?」
岩沢「そうですね、一応」
徹子「調律の?調律のっておかしいですけど」
岩沢さん、ものすごく不審な表情で徹子を見ています(笑)
徹子「調律の調律の学校なんでしょうか?」
岩沢「ま、調律の…調律…(笑)」
北川「あははは」
岩沢「そうですね(笑)」
北川「調律の調律…(笑)」
岩沢「なんか、あるみたいですねぇ」
徹子「調律の…調律の学校なんですけど」
岩沢「はははは」
徹子「そこに行ってらして、やってらしたんですけど。
あなたが学校行くって言って彼がそこでやってたわけだね」
岩沢「そうです」
徹子「で、あなたの方はアルバイトやってますって」
北川「やってました」
徹子「で、そこで長いこと外でずっとやってらしたんですけど」
北川「はい」
徹子「ま、そうこうしているうちに、だんだん人も集まってくるように」
北川「そうですね」
徹子「稲葉さんのおっしゃるようにやったらだんだん人が集まってきましたか?」
北川「そうですね。
稲葉さんが言ってくれたのとプラスアルファ自分たちでいろいろ考えてやって、
だんだん集まってきてくれました」
徹子「そうですか。あの二人の…この「ゆず」のお二人、
ファンの方は十分ご存知だと思いますけど、
どんな歌を歌ってらっしゃるかちょっとお二人のアルバムの中から
聴かせていただきますね」
北川「あ、はい」
徹子「ちょっと、こんなんですよ」
♪夏色♪(プロモが流れるわけでもなく、ただ徹子の部屋でCDが流れています(笑)
徹子「タンバリンを使っている?」
北川「そうですね」
と、手持ち無沙汰なのか、手拍子をする北川さん(笑)
徹子の「タンバリン」発言にウケる岩沢さん(笑)
北川「なんか聞いてるの…どういう気持ちでいるのか…(笑)」
と、二人で姿勢を正して「聴く体勢」に(笑)
♪からっぽ♪
北川「からっぽですね」
岩沢さんがウーロン茶を飲み、それを見た北川さんも間を繋ぐために急いでマネして飲んでいます(笑)
♪スミレ♪
北川「これ、新曲です」
と小刻みに立て揺れする北川さん。すごく困ってます(笑)
CD試聴終了。
徹子「ふふふ。「どんな顔して聞いたらいいんだ」とおっしゃってましたけど、
これはご自分で作ってらっしゃるの?」
ゆず「そうですね」
徹子「自分たちで作って…あ、そう~。
で、バンド作ってやったらいいとか言われたけど、でも二人でやっていこうと」
北川「はい」
徹子「タンバリンと…」
岩沢さん、徹子の「タンバリン」がツボで、笑っています(笑)
徹子「ギターと…ハーモニカなんかもちょっとやって」
岩沢「はい。ハーモニカもやったり…」
岩沢さん、笑いをこらえるのに必死です。
北川「あと、ピアニカとか」
徹子「ま、二人でやれる程度の…」
ゆず「そうです」
徹子「今でもその二人のまんまでっていう」
北川「そうですね。今は結構色々、逆に応用してバンドでやってみたりとか
色んなことを今はトライしてますね」
徹子「二人のデュオっていうか、
二人で作ったものを揃えてやってるっていうことですよね」
北川「はい」
徹子「でも、私2年やってるの偉いな~って思いましたよ、やっぱり。
路上で2年って長いですよね~あなたっちの年代にしたらね~」
北川「でも、何かそこが唯一の居場所じゃないですけど、何かそこに居るときが唯一
…なんて言うのかな?自分がいるんだ!みたいな…
って思える場所だったんで、だからそんな全然苦痛とかなかったですね」
(画面には路上最終日の写真)
徹子「「お前達そこ邪魔だからどけよ」ってそんな事言われたことなかった?」
ゆず「あ~」
岩沢「あのね~」
北川「あった(笑)」
岩沢「ありましたね(笑)」
北川「あった!あった!」
岩沢「僕ら2年やってて、その…冬からニット帽子屋さんが…」
北川「あっはっは」
岩沢「「あたしが商売してるんだからどきなさいよ」って。
こっちは2年やってるのにねぇ」
北川「すごい結構ねぇ」
岩沢「すごい剣幕で…泣く泣く移動しましたけど」
徹子「帽子屋のおばさんが…あなたっちが先にやってるのに?」
岩沢「そうそう」
北川「それでだんだん言い合いになってきて、次の週か何かに、
ちょっと恐い人が来たりして…」
岩沢「あはははは(笑)」
北川「「じゃ、あっちでやります!」って(笑)逃げろ!みたいな(笑)」
徹子「写真拝見しましたけど、二人ともギター持ってらしたわね?」
ゆず「はい」
徹子「じゃ、二人でギター持って。あなたドラムをやってらしたけど、
ギターも出来たってことなんでしょうね」
北川「はい。出来ましたね」
(再び画面には路上最終日の写真)
徹子「このごろ皆さん、本当にねぇ…よく、こんなにいい塩梅の…(アングル)
「栄光への旅立ちおめでとう」
(写真に映っていた路上最終日の松坂屋さんが作った看板を読む徹子)
とかって書いてある」
北川「これ、松坂屋さんが作ってくれて」
徹子「あ、そうなの。そこの前で?」
北川「そうです~」
徹子「そうなんですか~へぇ~」
徹子「何かゆずのアルバム?さっき新しい曲っておっしゃってらしたけど」
北川「はい」
徹子「アルバム出た?」
北川「はい。そうです」
岩沢「一昨日…」
と、二人で顔を見合わせて…オンエア日の確認をしてるのでしょうか?(笑)
北川「3月19日。でました」
徹子「そうですか、そうですか」
(画面には「すみれ」のジャケットが映っています)
徹子「へ~。嬉しかったでしょ?」
北川「はい」
岩沢「そうですね~」
徹子「これ、最初のアルバム?」
………。トットちゃん、面白すぎます!!(笑)
岩沢「えっと…5枚目…」
北川「これ、5枚目です…」
徹子「あら~そんなにもなるのぉ~」
ゆず、苦笑い(笑)
北川「一応5枚出してます(笑)」
岩沢「はい(笑)」
徹子「あ、そ~うですか~」
北川「そうですね(笑)」
徹子「え、今ちょっとカバーっていうんですかね?ジャケットていうんですか?」
♪ルールルールルルールールルールルルールルルルルー
北川「そうですね」
徹子「なんだったんでしょう?さっき見損なっちゃって…」
(再び画面に「すみれ」ジャケット)
北川「あれね、ジャケットですね」
岩沢「はい。「すみれ」っていうアルバムです」
徹子「あ、「すみれ」っていうアルバムなの?随分綺麗な…」
北川「はい」
徹子「でも、さっきの曲もそういう感じの曲ですものね」
北川「はい」
徹子「でも、あんな風にまた子ども達とまた集まって…」
北川「はい」
徹子「子ども達に作ってもらって、ただ並べただけで
あれだけの歌詞が出来ちゃうんだから、
子どもとやるのも面白いかもしれないわね」
北川「はい。これからも色々やってみたいなと」
徹子「そうですよね」
北川「はい」
徹子「お元気でね」
北川「はい」
徹子「本当にありがとうございました~。」
ゆず「ありがとうございました」
徹子「ゆずのお二人です。ご活躍期待してま~す」
とお辞儀してカメラ目線で番組終了。
最終更新:2006年10月27日 11:15