クリスマスの約束(2003年12月25日放送)
ライブ会場にて。
ステージを囲むようにお客さんが座っています。
小田さん毎年恒例の「クリスマスの約束」で記念すべき初めてのゲストとして紹介され、ゆず登場。
小田 「僕とは二回り以上も違います。若いです!!ゆずです!!」
会場から歓声&拍手。
歩いて登場し、小田さんとがっちり握手をかわしてから着席しギターを持ちます。すごく緊張してる様子(笑)
小田 「いやいやいや…。
紹介しましょう!!北川悠仁くん」
北川 「あっ、どうもこんにちは~。こんばんは」
小田 「岩沢厚治くん」
岩沢 「どうも、よろしくお願いします」
小田 「ここで、私がいろいろトークショーをゆっくり…」
会場 「(笑)」
小田 「君ら、他局だけど「HEY!×3」とかそういうの出たことあるの?」
ゆず 「無い…です」
小田 「そうなの?(笑)例えばTBSも出たことないの?」
北川 「歌番組…」
岩沢 「ないです」
北川 「出たことないですね」
小田 「今日はゆずが遊びに来てくれたという事実を大切にしたいと…ね」
ゆず 「(笑)」
小田 「さて、彼らは二人とも横浜出身。
しかもですね、生まれ育った所がわりと僕の生まれて育ったとこと、
区は…隣になるのかな?」
北川 「隣…はい」
小田 「でもよく知っている所で、とっても親しみが沸きましてね」
岩沢さん、ピックを口にくわえて、落ち着きがない様子です(笑)
小田 「横浜での路上ライブ。こっからスタートしまして…
そういう恵まれない環境と言いますか?それは」
北川 「(笑)」
岩沢 「まぁまぁ。言ってみればね(笑)」
小田 「いくら後輩といえども、あんまり失礼な事はね…
そういう環境から大メジャーにのし上がりまして。
そして、彼らに続く若いアーティストに夢を与えてきたわけです。
みんなゆずを目指してね」
会場拍手。
小田 「偉いですよね。もし僕がこの年で路上ライブをしてたら、
すぐいじけてますよね(笑)
その辺の話をちょっと聞かせてくれる?
路上ライブに繰り出そうっていうのは…?」
北川 「一番は…金が無かったからですね…(笑)
スタジオに入る金が無かったので。
誰かに見せるというよりは、わりと練習しているという感じで」
小田 「煮詰ったりはしなかったの?」
ゆず 「楽しかったですね~。周りの友達はクラブとかで派手に遊んでいる中、
「なんだよ」とか思いながら、外で歌ってるのも逆に楽しかったですね」
小田 「いやいや、青春ですな~」
北川 「あはは(笑)」
小田 「そういうのを青春っていうんだよな~。
伊勢佐木町でやってたの?一番多い時で何人くらい来たの?」
北川 「最後、最終日の時は7千人くらい…」
小田 「えっ?(笑)7千人ってすごいね。俺2、3百人かと思ってたよ。桁違いだよ。
かっこいいなぁ~。二人は仲いいの?」
ゆず 「………」
岩沢 「そ、まぁ…(笑)」
北川 「(笑)」
会場爆笑。
小田 「余計な事言った?(笑)やっぱりね喧嘩するようじゃなきゃだめだよ」
岩沢 「そうっすね。でも元々仲良くなかったです、ほんとに」
小田 「仲悪いんだ?」
岩沢 「悪い…?」
北川 「最近仲良くなってきましたね」
岩沢 「あそうですね、元が悪かった…」
小田 「これ、話してるときりがないね」
北川 「たはは(笑)」
ここで小田さんも着席し、ギターを抱えてトーク。
小田 「実は、彼らのライブを見に行きましてね。」
北川 「(笑)」
小田 「いや~もう驚きましたよ「うわ~!!」ってね。
あの曲をやった時にはやっぱりめちゃくちゃ盛り上がってましたよね。
そんなわけで、そん時に負けないくらいせっかくだから盛り上がりたいね」
会場から拍手。北川さんはギターをかき鳴らします。
小田 「はいっ!」
という小田さんの掛け声から曲ライブスタート。
♪夏色♪(フル尺)
小田 「♪ワン、トゥー、スリー、フォー」
北川さんもギターを弾き、バックバンドはパーカッション程度の伴奏で。ほぼギター3本での演奏です。
2番のAメロでは北川さんが「小田さん」という合いの手を入れ、小田さんが笑っています(笑)
Dメロのハモリがとても綺麗な「夏色」でした。
「夏色」が終わり、二人に笑顔が出ます。
小田 「さて、これで返すわけには行かない…」
会場拍手。
小田 「それでは、ここでちょっとVTRが…」
頷くゆず。
小田 「これを見てください」
VTR
(
太字は斉藤由貴によるナレーションです)
2003年11月6日 東京・世田谷 TAD POLEスタジオ
北川 「こんちは!!お久しぶりです」
と言いながらレコーディングスタジオのドアを開けて入ってくるゆず。二人ともギターケースと自前のバッグ(北川さんはSASAバッグ)を抱えて登場。北川さんは帽子&眼鏡。
小田 「わざわざ…」
北川 「お久しぶりです」
岩沢 「お久しぶりです」
「この日、ゆずの二人が小田さんのいるスタジオを訪ねました」
椅子に腰かけ、ケースからギターを取り出しチューニングをします。
「「クリスマスの約束」に向けてゆずと小田さんの初めてのリハーサルです」
小田さんもギターを持ち、座ったまま3人での「夏色」リハーサル。
小田 「この♪ゆっくり~ゆっくり~下ってく~ は(ギターを弾き)こういう感じで?」
と確認。
全員 「♪この長い長い下り坂を~」(ハモ)
「父親と二人の息子、のようにも見えます」
小田 「私は何とかなると思いま~す」
岩沢 「あはは(笑)」
「リハーサルが終わると、小田さんからゆずにこんな提案が…」
小田 「で、一曲…3人で簡単な曲を作ろうと思う」
北川 「あ…」
ゆず 「はい」
岩沢さん、ちょっと「どうしよう!?」といった顔をしています(笑)
小田 「それはまぁ、俺らのクリスマスプレゼントみたいな形で」
岩沢 「(「ほぉ~う」といった顔をして)はい」
小田 「出来たらいいなと思う。
賛成…していただけますか?」
岩沢 「是非!!はい」
北川 「賛成です!!」
と賛成の挙手をする丁寧な北川さん(笑)
小田 「はい」
と安堵の表情の小田さん。
「小田さんとゆずからのクリスマスプレゼント。どんな曲が出来上がるのでしょうか?」
早速曲作りに取りかかります。
「まず、メロディー作りから」
小田 「よし!Bメロはこうしよう。俺決めていいか?」
岩沢 「はい」
北川 「はい」
小田 「まだメロディーわかんないけど…」
と、小田さんがラララで歌ってみます。
小田 「いいっすか?そういうメロディーで」
北川 「すごい良い感じ」
北川さんもメロディーが浮かび、ラララで歌います。
「世代を超えた音楽作り。とても温かい曲が出来そうです」
小田さんはメロディーを楽譜におこしています。
北川 「♪ラーラーラーラー」
曲の終わり方を確認中。
小田 「これで終わっちゃってもいいし。ね。で、もっと余裕があったらもう一回Bに…」
岩沢 「はい」
小田 「じゃ、君ら歌詞考えなさい(笑)」
ゆず 「あはははっ(笑)」
困ったような顔をしつつ…
北川 「わかりました(笑)」
それぞれノートとにらめっこをして、歌詞作りに没頭します。
「と言いながらも、だまっていられない(小田さん)」
小田 「最初の言葉を見つけようぜ。最初の言葉で感動させようぜ。」
小田 「♪この歌は僕から~君達へ~ の何か贈り物みたいな…
どうっすかそれ?」
北川 「いいっす。いいっす」
小田 「えへへへ(笑)
♪君たちへの贈り… くそぉ」
上手く歌詞がメロディーの乗らず、悔しがる小田さん。
北川 「『贈り物』ってやっぱ良くないですかね?」
小田 「『贈り物』は(言葉が)長いんだよね」
岩沢 「最後Eマイナーもう一個増やすと『贈り物』が入りますけど…」
小田 「メロディーどういうの?」
岩沢 「え~と」
と、岩沢さんがギターで弾いてみます。
「3人は『贈り物』という言葉にこだわりました。心を込めたクリスマスプレゼント…そして…」
全員 「♪それを信じて歌うよ~」
「ついに完成です」
小田 「いいんじゃないですかね」
岩沢 「はいっ(照笑)」
小田 「よしっ!!完璧や~」
ゆず 「(笑)」
北川 「お疲れさまでした!!」
小田 「タイトルお前らで決めとけよ」
岩沢 「えぇぇぇ?(笑)」
北川 「はい。わかりました」
小田 「素敵なタイトルを」
ライブ会場
VTR明け、ゆずは笑顔で拍手をしています。
小田 「俺ってあんなに横柄かなぁ(笑)」
ゆず 「あはは(笑)」
小田 「いやいや~、わかんないもんですね。
そういうわけで…『タイトルお前ら決めとけよ』…ね~。
それで、まだ聞いてないんですよ。今日ここで聞くために、
その新鮮さを取っておいたんですね。素晴らしい企画です」
北川 「お~」
と言いながら拍手。
小田 「え~、それではいよいよ、タイトルの発表です!!」
岩沢 「長らくお待たせいたしました」
会場 「(笑)」
岩沢 「タイトル…発表したいと思います(笑)
…題しまして…」
北川 「題しまして…」
岩沢 「…『クリスマスの…約束』」
会場がどよめきます(笑)小田さんは後ろに反り返って「やられた!!」といった表情(笑)ゆずは「してやったり」の拍手。
小田 「え~、一本取られたという感じで…」
ゆず 「(笑)」
小田 「そうすか~。いいじゃいないですか」
北川 「あっ」
岩沢 「いいですか?」
北川 「良かった良かった。大丈夫っすか?」
岩沢 「僕ら考えたタイトルなんですけど…いいですか?(笑)」
小田 「いいですよ」
北川 「オリジナルです!!」
会場 「(笑)」
小田 「そうきましたか~。
それでは、その曲を早速演ってみたいと思います」
♪クリスマスの約束♪
アコーディオンなどが入りますが、ほぼ3本のギターのみの演奏。
三拍子ファンにはたまらない(笑)、三拍子のバラードです。
メインは北川さんで、岩沢さんと小田さんがハモるというスタイル。
歌詞はまさに『贈り物』。遠い所にいる君にもきっとこの曲は届くはず…といった内容です。
メロディーは、当時聞いた時は「どこがサビかわからないような、(いい意味で)あっさりとした曲だな」という感想でしたが、来月発売される曲は新たにサビを付け加えているとの事なので、すごく楽しみです。すごく優しい、いい曲です♪
小田 「というわけで、え~名残惜しいですけど、ゆずの二人でした!!
北川くん、そして岩沢くんです」
ゆず 「どうもありがとうございました!!」
緊張が取れた様子で、笑顔全開で終了。
最終更新:2006年10月27日 21:44