『Get Ride! アムドライバー』(ゲットライド アムドライバー)はコナミから販売されていた玩具シリーズ及びスタジオディーン制作の問題作である。やっちゃるぜ!
カゲキにタノシイ概要
「ぼくらの問題作が始まる」
「かっこいいって何だ?、本当にかっこいい
アニメ、君は最近見たのか?
Get Ride! アムドライバー、こいつを見ればそれが分かるぜ!」(キャッチコピー)
「未来は、俺がキメる!」
結論からいうと玩具の販売が失敗した(コナミにとって)問題作となったありふれた作品(になる筈だったモノ)である。が、何故か少数派の人間が惹かれる魅力を持つそれがアムドライバーだった。
あらすじ
未来世界においての地球は戦争が絶えず行われていた、そこに突如として機械生命体「バグシーン」が襲来する。
従来の兵器はまるで歯が立たず瞬く間に侵略され、対抗する手段がないため、ピープル(=一般市民)は怯え暮らしていた。
この事態に憎しみ争っていた人類は一丸となってバグシーンに対抗する最新工学「アムテクノロジー」を完成させ、それを使用した戦闘強化服「アムジャケット」を着た戦士「アムドライバー」達の手によってバグシーンに対して反撃を開始し、人類の希望となる。
それまで無力であった人類がバグシーンに対して圧倒的な力を示し、人々はその戦いぶりに夢中となった。
アムドライバーは救世主になる筈であった。
ジェナス達新人アムドライバーはデビュー戦で失態を演じたものの、着々と実力を着けていった。
そんなある日バグシーンはピープルの支持を得るための政府のマッチポンプであったことが発覚。
これによりウィルコット(=政府)派アムドライバー対ジノベゼ率いる私設軍隊「ジャスティスアーミー(以下JA)」による抗争へと発展していく。
ジェナス達は拠点から追われながらも戦いを続け、自分たちの利益しかない政府から独立しかといってJAに付かず両陣営に属さないピープルのために戦うチーム「ピュアアムドライバー」を立ち上げる。
そしてバトル(=抗争)を終わらせるため、バグシーンとアムテクノロジーの謎を知る表舞台から姿を消した「人類初のアムドライバー」ガンザルディの元へ訪ね、彼から究極のエネルギー「ZEAM」の存在を聞かされる。これにより全てのエネルギー問題を解決させ争いを終わらせることができるとのこと。
ZEAMのピースを回収するため秘密裏動いていたジェナス達であったがムーロンにおいてウィルコット派の主力は壊滅し、ウィルコット議長もピープルを逃すため敵を巻き込んでの基地の自爆を敢行、戦死する。
JAがバトルを制したことでジェナス達は悪者として仕立てられてしまいそのうえ最後のピースを奪われてしまう。
そしてガンザルディが現れ集めたピースを渡せと言ってくるがジェナスたちはこれを拒絶し彼と決別し戦うこととなる。JAを制したガンザルディにピースを奪われフルZEAMとなったガンザルディは全てのエネルギーを吸収し自らが神だと宣言する。その横暴に耐えかねたピープルが立ち上がるが圧倒的な力でピープルを大量虐殺する。
何も手立てがないと悲嘆にくれるジェナス達であったがジェナスのZEAMを使ったアムジャケットにエネルギーが残っていた事が発覚。僅かな可能性に希望を託してジェナス達は最後のバトルに挑む。
で、どういうアニメ?
仮面ライダーG3みたいな装甲を装着して戦うヒーローもの。さらに中盤以降バイザーと呼ばれるビークル(乗り物)と合体して戦う。古い人にはモスピーダと言うとわかってもらえるだろう。巨大ロボを扱うのではなくあくまでライダーのような等身大のヒーローを目指したものである。当時の子供は戦隊ヒーローとガンダムとTFなどのシリーズモノ以外のロボットに関心が薄く商業的な面でロボットアニメというジャンルは落ち目だったともいえる。
ストーリー的には序盤から中盤まで迷走しておりストーリーが想定していた視聴者層には分かりづらく、最初の二話で切られてもおかしくないレベルだった。第3話でギリギリ可能性を感じ取れたものの10話位になるとほとんどの視聴者は離れていった。そして15話になってやっとエンジンがかかり新メカがバンバン導入され、それまで謎であったキャラクターが味方に加入、序盤では伝わりづらかった登場人物達の濃い個性などが発揮され多くの名言・迷言を生み出すなど見ると引き込まれるアニメであったが肝心な子供達の認知度が低かった。
先にも述べたが脚本が悪かった言わざる得ない。ストーリーに何かを感じなければ多くの人が切る、人を選ぶアニメと言っても過言ではない。終始、アムドライバー(=ヒーロー)としてありかたについて悩み、葛藤していた点がこの作品のテーマといえる。
登場人物たちのデザインは鼻が高いくらいこのアニメ特有のものだと感じれば気にならない。が、気になる人は見ないだろうたぶん。ギア(武器)やバイザーなどのメカデザインはかなり秀逸で評価は高い。
設定に関しては時代を先取った先進的なものであったといえる。まず「突如謎の生命体が出現し世界を侵略される」という点は「マヴラヴ」シリーズや「ストライクウィッチーズ」、「ポイントを稼ぐためにマスコミを意識して派手に戦うヒーロー」という点は「TIGER & BUNNY」、宙に浮くボードに乗りながら戦うという点は「エウレカ」などのヒット作に見られる設定は悪くなかったといえよう。
作画はお世辞にも良いとは言えないがたまに気合の入った回があるので油断できない。2004年という時期としてみれば時代相応とも言える。要所で作画崩壊してる所もあり終盤の回でニルギースが分身していたのは有名。
最終更新:2014年11月09日 23:57