アットウィキロゴ
505 名前:いんでぃくす☆迷作劇場:2009/07/18(土) 22:08:18 ID:0DCPSi4+
昔々ある所に一人の少女がおりました。彼女の名前はレ・ミィ。しかし彼女を皆はこう呼びます。
「ツンデレラ」と。

「ツンデレラ、掃除は済んだのかい?」
「とっくに終わったわ!!」
「終わったら報告をしなさい。報告・連絡・相談のホウレンソウは大人の基本だぞ」
「私はまだ大人じゃないもん!!」
義理の母親イスペイルお母さんに当たり散らしながら、ツンデレラは日々暮らしておりました。

そんなある日のこと。
「ねえお兄様(おえっ)…お城でブドウ会が開かれるらしいわ」
「おお可愛い妹よ(おえっ)…是非とも王子様にアピールしなくては」
ツンデレラの義理の兄ザイリンと義理の姉フェルミは、あまり仲良くはありません。が…
「ショタ王子様をものにしたいわ!!」
「ショタ王子様ハァハァ」
やっぱり兄妹。変態ぶりはそっくりです。
「私もお城へ行くわ!!」
「ツンデレラのような胸無し姫では無駄…」
「失礼ね!!乙女のブリーカーで死になさい!!」
「うぼぁわぁ!!!」
変態ザイリンを成敗したツンデレラ。しかしザイリンはすぐ復活。さすがに変態の名は伊達ではありません…


イスペイルお母さん(スーツ着用)と変態兄妹がお城へ向かい、ツンデレラは一人ぼっち。
「私もお城へ行きたい!!」
丸焼きを頬張りながら、ツンデレラは不満たらたら。
「おしろにいきたい?」
「だ、誰なの!?」
「ステラはまじょなの、ねえおしろいきたい?」
どこからともなく現れた魔女のステラ。ツンデレラは自分の願いをステラへ素直に伝えます。
「お城に行きたいわ!!」
「りょーかーい。じゃあまずふくとくつを…」
ステラが魔法を唱えるとツンデレラの服が光に包まれ、形を変えていきます。
「…ってドレスじゃないわよ!!いつもの動き易い服じゃない!!」
「ええとつぎは…ばしゃね。えいっ」
ツンデレラの文句を聞き流し、ステラは次の魔法を唱えます。ネズミは馬へカボチャは馬車へ…
「剣司くん…なんで僕たちはこんな役なんですかねぇ?」
「ジョシュアさん…我慢しましょう…」
馬二頭は不満たらたらですが、人間にはヒヒーンとしか聞こえません。
「まいいか。お城へ行ってくるわ」
「きをつけてねー」
ツンデレラは馬車をお城へ向かわせました。



道中馬へ鞭を入れ(『ミィさん痛いです!!』)、ツンデレラは早々にお城に到着しました。
「なんで?みんなもっと煌びやかな衣装を着るもんじゃないの?」
ツンデレラの疑問。
それはお城に集まった人間の多くがドレスではなく、動きやすい服装だったことです。
もっともそのお陰で、ツンデレラは周囲から浮かずに済んだのですが。
「ツンデレラ!?なんでお前がお城に来ているんだい?」
「そんなことよりイスペイルお母さま。舞踏会なのに、どうしてみんな変な格好なのかしら?」
「勘違いだ。今日は武道会。優勝者に王子様の伴侶となる権利が与えられる会だ」
「えーーーっ!!!!」


506 名前:いんでぃくす☆迷作劇場:2009/07/18(土) 22:08:57 ID:0DCPSi4+
武道会を舞踏会と勘違いの上、お城に来てしまったツンデレラ。しかし…
「こうなったらヤケクソよ!!優勝してやる!!」
女の情念に火が点いたツンデレラは、持ち前の負けん気と持ち味の必殺技で挑んでいきます。
「ヒャハー幼女…」
「乙女の乱舞の太刀!!」
「翔子…俺の翔子はどこだー!!」
「乙女の電光石火!!!」
「なんだ胸無し姫が相手か…義妹とはいえ容s」
「乙女のシュツリム・アングリフ!!!!」
途中義理の兄ザイリンらを蹴散らし、ツンデレラは決勝まで勝ち進みました。



そして決戦の相手は。
コトナ・エレガンス。暗殺拳がチャーミングな17才よ」
「乙女レ・ミィよ!!」
ツンデレラは闘志を剥き出しにして戦いに臨みますが、相手のコトナも歴戦の強者。勝負は長引くと周囲は判断します。
「待ってくれ」
突如試合を止めたのは他ならぬ王子様。
「こんなに素晴らしい二人のどちらかが俺の妻になるなんてもったいないぞ!!」
「えっ…?」
「二人はもっと広く多く世界の人に愛されるべきなんだぁ!!」
この国の王子様は、顔良し頭脳明晰に身体能力抜群の三拍子揃い踏みの人間です。
しかし悪癖がひとつ。
「二人はアイドルとして生きていくんだぁ!!!!」
度の過ぎたアイドルマニアな一騎王子様。
「私アイドルなんて…」
「いきなりそんな事言われても困るわよ!!」
「大丈夫だ!!俺がプロデュースするさ!!」


「ふ~終わったわ…」
「ミィ、コトナさんお疲れ様でした」
「ルージ!!喉乾いたからジュース頂戴!!」
ツンデレラとコトナはアイドルグループ「レミコト」を結成。
一騎王子プロデュース&イザーク教官のもと修行をつみ、見事トップアイドルの座を射止めました。
二人の傍らには、優しい少年マネージャーのルージくんが付き添っています。
ツンデレラとコトナは時に喧嘩し、時にルージくんを争う恋敵ですが、ずっと仲良くアイドルを続けたという話です。



で結局空きとなった王子様の伴侶の座ですが。
後日三人の少女が争い、その裏で魔女プロ子が関わっていたのはまた別のお話になります。

おしまい

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年09月23日 03:18