225 :The Light Of Other Days 1/7:2010/11/12(金) 22:43:48 ID:KWAdfqPU
避難所での最近のレイ兄さんブラコン化に対抗してたら長くなった。
だが気にするな俺は(ry
[いんでぃくす☆モール]
ゲイン「そこのお嬢さんがた。俺とサザンクロスを見に行かないか?」
ムゥ「いやいや、俺とエンデュミオンクレーターまでフライトゥーザムーン…ぐはっ」
クルーゼ「やれやれ、何度言っても分からん奴だ」
[いんでぃくす☆店内]
ムゥ「貴様ぁっ! ナンパのたびに邪魔しやがって!」
クルーゼ「子供を躾けるのは、親の義務だからな」
ムゥ「本物ならまだしも、ただのクローンだろうが。 俺より後に生まれたくせに」
クルーゼ「ふむ。それもまた事実だな。さらに永遠の27歳となった今、三十路の君と差は開く一方
ムゥ「やかましい」
クルーゼ「だがそんなことは重要ではないのだよ。なにせ私は──
君が何歳までおねしょしていたか、何度セロリを泣きながら食べさせられたか」
ムゥ「ち、ちょっと待てお前!」
クルーゼ「更には、お気に入りのぬいぐるみにつけた名前から
初等学校時代にアプローチした女性の人数まで、すべて把握している」
ムゥ「……クルーゼェ……」
クルーゼ「情報面における、圧倒的な優位。これぞ親の特権。子が勝てるはずもあるまい」
マリュー「最後のお話、詳しく聞かせてもらおうかしら、お義父様」
クルーゼ「ああ、構わんよ」
226 :The Light Of Other Days 2/7:2010/11/12(金) 22:44:32 ID:KWAdfqPU
ザイリン「で、子供時代のクルーゼを観察しにやってきたわけだが」
ムゥ「ガキのころ、一度だけあいつと会ったのが、このぐらいだったんだよな」
キラ「それにしても、本当に個人の家ですか、これ」
ムゥ「いやあ、昔っから無駄にデカいと思ってたけど、今見ても変わらんなー」
ザイリン「しかしこれだけ広くては、相手を見つけるのも一苦労だな」
ムゥ「大丈夫。(キピーン)こっちだ」
ザイリン「それがあったか。忘れていた」
ムゥ「正直、野郎と感応しても嬉しくないんだがな」
キラ「僕でいうなら、あの失敗作とお互い感じあうとかだよね。勘弁してくれって感じ?」
ムゥ「目には目を、ってな。見てろよ。奴のこっぱずかしい秘密を握ってやる」
ダイモン『あ~、ぅわかぁっているとぉ思うがぁ』
ムゥ「過去は変えるな、ってんだろ? それぐらい承知してるさ」
ダイモン『ぬゎらば良しぃ』
17歳『見ることは…可能。許されない…それは触れること…
すべては、光……過ぎ去りし日々の……』
227 :The Light Of Other Days 3/7:2010/11/12(金) 22:45:05 ID:KWAdfqPU
ザイリン「どうかね? 懐かしの我が家に戻った感想は」
ムゥ「うーん、この辺には全然来た覚えがない」
キラ「でも、一応この家で育ったんでしょう?
……なのに、一度しかあの人と会わなかったんですか?」
ムゥ「まあ、親父が隠してたんだろうな。そもそもクローンの作成はご法度だし」
ザイリン「例の電波も飛んでこなかったのか?」
ムゥ「つーか、そのころは俺、力なんてほとんどなかったし」
ザイリン「なるほどな。 ん?今誰か…」
メイド「旦那様?」
ムゥ「え?」
ザイリン(…逃げるぞ、キラ君!)
キラ(ムゥさん、後はよろしく頼みます!)
スクランブルダーッシュ!
ザイリン「とっさに逃げてきたのはいいが…うっかりレーダーを置いてきてしまった」
キラ「いいんじゃない? あのまま残っても面倒なことになるだけだし」
ザイリン「そうだな。ムゥは元々この家の人間だし、自力で何とかするだろう」
キラ「で、僕たちはどうしようか」
ザイリン「うーむ。当てもなく探してもな」
キラ「ザイリンさんの美少年センサーは?」
ザイリン「顔と年齢と才能だけなら、私の守備範囲かもしれんが……
反応したら負けの気がする」
キラ「わかります。なら見つからない程度に、適当に時間つぶしてようかな」
ザイリン「クルーゼを見つけなくてもいいのか?」
キラ「うん。僕はただ、ちょっとラクスから逃げたかっただけだし」
ザイリン「またか。今度は何をやったんだ」
キラ「何をというか、最近ナニをやりすぎなんで、しばらく休ませて欲しいというか…」
ザイリン「ああ。例のアダルトなドリンク(避難所参照)か」
キラ「おかげでこのところ機嫌がいいけどね。さすがに身が持たないよ」
ザイリン「贅沢な悩みじゃないか。私もルーじきゅんに絞り取られたいものだよ」
ダラダラグダグダ
※※※「そこの二人」
キラザイリン『やば、見つかった』
プ○ア似の少年「ムゥはどこだ?」
228 :The Light Of Other Days 4/7:2010/11/12(金) 22:45:34 ID:KWAdfqPU
キラ「この見た目……そして桑○声……」
ザイリン「もしかして、君はクルーゼか?」
プ○ア似の少年「お前は何を言っているんだ」
キラ(…あ、そうか。クルーゼだけど、まだクルーゼじゃないんだ)
キラ「えーと、ラウ…君? だよね?」
ちびラウ「そうだ。お前たちはムゥの取り巻きだろう?」
キラ(……どうしよう、あっちから来ちゃった)
ザイリン(しかし、これはこれで好都合じゃないか?)
キラ(弱みを探りに来たのに、直接顔を合わせてどうするんですか)
ちびラウ「コソコソ相談していないで、さっさと言え。ムゥはどこに行ったんだ」
キラ「な、何の話かな?」
ザイリン「我々はただの通りすがり…」
ちびラウ「下手な嘘をつくな。お前たちは、私の名前を知っていただろう
正直に答えるなら、使用人どもには黙っててやってもいい」
キラ「あ、やっぱりごまかせないか」
ザイリン「まあぶっちゃけるとだな、我々は君の事を探していた」
ちびラウ「……ムゥもか?」
キラ「うんまあ」
ザイリン「なあ。君もムゥを探しているんだよな?」
ちびラウ「そうだ。急に奴の気配が強くなったから、直接確かめに来た」
ザイリン(どうやら、さっきのキピーン!を逆探知されたらしいな)
ちびラウ「あの出来損ない、私の存在を感じ取れるようになったのか?」
キラ「……だったら、どうするの?」
ちびラウ「? 何を言いたい」
キラ「ムゥさんが、あなたと同じ力を持ったとしたら…
あなたに取って代わるかもしれない、ってことですよね」
229 :The Light Of Other Days 5/7:2010/11/12(金) 22:46:55 ID:KWAdfqPU
キラ「……」
ザイリン「……」
ちびラウ「……何を馬鹿な事を。この私が、あいつなんかに負けるわけないだろう。もともとの出来が違うんだ」
キラ「あ、そう来るんだ」
ちびラウ「おまけにあいつは、毎日くだらない連中とバカみたいに騒ぐだけで、実に非生産的だ」
ザイリン「確かにある意味その通りだが」
ちびラウ「それでも、こちらの存在を感じる程度にはなった。
ようやく、私の相手をする資格が出来たわけだ」
キラ(……うわぁ、すごいドヤ顔)
ちびラウ「アルはなかなか会ってくれないしな。あんな半端者でも、チェスぐらいは指せるだろう。
あとはビリヤードとブリッジ、乗馬も……」
キラ「チェスはともかく、馬は一人で乗れるよね」
ちびラウ「うるさいぞ」
ザイリン「しかしまあ、見事にムゥのイメージとかけ離れたものばかりだ」
ちびラウ「……それが間違いなんだ。あいつは本来、私と同じ、フラガの人間なんだから。
たまには貸してやってもいいが、分をわきまえて、すぐ返せよ」
キラ「はいはい」
ちびラウ「わかればいい。もう行くぞ。
お前たち、どうやら教える気はないようだしな。馬鹿を相手に無駄な時間を使いすぎた」
スタスタスタスタ
キラ「……ところであの子、探しに来たの、この時代のムゥさんだって勘違いしてるよね?」
ザイリン「出会ったら、ひと騒動起きるかもしれんな。素直に『いっしょに遊んでくれ』と言えばいいものを」
キラ「あの調子じゃ無理だろうね」
ザイリン「しかし、君もずいぶんと際どいことを聞くものだ」
キラ「……僕たちは僕たちで、いろいろありましたから」
ザイリン「ふむ。無理に聞き出そうとするのも無粋かな」
230 :The Light Of Other Days 6/7:2010/11/12(金) 22:47:43 ID:KWAdfqPU
ザイリン「さて、図らずもクルーゼの『若さゆえの過ち』を知ってしまった我々だが」
キラ「別に僕はどうでもいいし。
そろそろ戻らない? ラクスを放っておきすぎると、後が怖いんで」
ザイリン「私もこれ以上、ルージ君に寂しい思いをさせるのは忍びない」
キラ「じゃ、ムゥさん拾って帰りましょう」
[いんでぃくす☆店内]
ダイモン『現在に戻ってきたぞぉ』
ザイリン「すまないな、早々と切り上げることになってしまって」
ムゥ「や、こっちはこっちで収穫あったし」
キラ「この写真?」
ムゥ「おふくろ。美人だろ? あ、翔子ちゃん、こっちオムライス追加」
しょこたん「フヒヒw かしこまりましたー」
キラ(この人、ちょっとマリューさんに似てる……)
ザイリン「そういえばムゥ、あのころの君はどんな風に過ごして居たんだ?」
ムゥ「俺? 普通にダチといっしょに野っ原とか森とか駆け回ってたかな。後はサッカーとか」
キラ「楽しそうですね」
ムゥ「なにかってと親父が口出してきてウザかったけどな」
ザイリン「ああ、遊んでないで勉強しろ、とか」
ムゥ「……そんなんだったら、まだいいさ。
『フラガ家の一員ともあろうものが、使用人に混じって遊ぶなど』とか、その遊んでる当人の目の前で言うんだぜ?
余計なお世話だっての」
キラ「……」
ムゥ「ま、全然聞いちゃいなかったわけだが」
ザイリン「だろうな」
ムゥ「アウルやスティングにも、もっとああいう経験をさせてやらんとなあ。
今度キャンプにでも連れて行くか」
キラ「そういえば、夏に竜宮島に行ったときは、ステラしか来てなかったよね」
ムゥ「ああ。帰ってから、すげえ文句言われた」
ザイリン「当然だろう」
キラ「それは、拗ねますよ」
ムゥ「……だよなぁ」
ザイリン「取り返しがつくうちに、フォローすべきだな」
231 :The Light Of Other Days 7/7:2010/11/12(金) 22:48:05 ID:KWAdfqPU
レイ「お兄様、小包が届いている」
クルーゼ「ほう? チェスボードか。しかし送り主の名前がないな」
レイ「メッセージが添えられている。
『ずっと借りっぱなしでごめんなさい』……お兄様、心当たりは?」
クルーゼ「まったく。第一、これは新品だ」
レイ「ギルは?」
クルーゼ「違うな。奴の字ではない」
レイ「そうか。奇妙だが俺は気にしない。バイトに行ってくる」
クルーゼ「知らない変態にはついて行くなよ」
レイ「大丈夫。みんな知り合いだ」
ギィ バタン
クルーゼ「……チェス、か。さて……
とりあえず、ムゥの様子でも見に行くか」
最終更新:2010年11月13日 21:23