382 名前:雪のカフェ・1[sage] 投稿日:2012/06/11(月) 22:40:21.29 ID:A5BPfh2P [1/5]
し〇くまカフェの中の人一発ネタのつもりで書いたレイ兄さんのカフェ話がちょっと溜まったので出してみる
カランコロン
カルメン「はあい。遊びに来たわよ。なかなか素敵なお店じゃない」
レイ兄さん「冷やかしなら帰れ」
カルメン「ってその態度。経営する気本当にある?少しは弟の愛想を見習いなさいよ」
レイ兄さん「フン」
ヴァン「いいじゃねえか。飯は美味いんだから」
カルメン「あらヴァンいたの?大きい体してなんでそんな隅っこで食べてるのよ」
ヴァン「ここでないとレイが飯出さないって」
レイ兄さん「お前の食べ方は景観が悪い」
カルメン「言いたいことは分かるわね。で、どうなの。本当にやっていけそうなの」
レイ兄さん「心配される覚えはない」
カランコロン
アスラン「す、すみません……。ゼェゼェ……。いつ、いつ、もの」
レイ兄さん「分かった。向こうで待っていろ。少し落ち着け」
アスラン「ありがとう……ござい、ます。…………ゴホッ」
カルメン「あーらら。もてる男は辛いわね。いつものってことは、常連?」
レイ兄さん「何故か避難所扱いされている」
ヴァン「ここも見つかったらどうするつもりなんだ?」
レイ兄さん「さあな。あと、隠れるために利用しているからとわざわざ一番高いメニューを頼まなくてもいいんだがな」
アスラン「いえ、本当にありがたいと思っているので……美味しいですし」
ヴァン「ここツケでもいいしな」
レイ兄さん「良くない。お前はいい加減調味料分含めて代金を払え」
カルメン「ヴァンには無理でしょ」
レイ兄さん「お前の方から仕事を紹介できないのか」
カルメン「そうねえ、ヴァンに出来そうなのがあれば回しておくけど、あんまり期待しないでね」
383 名前:雪のカフェ・2[sage] 投稿日:2012/06/11(月) 22:41:05.35 ID:A5BPfh2P [2/5]
カランコロン
総士(店長に新しい店の視察に行けと言われたが……どこから見るべきか)
レイ兄さん「いらっしゃい」
総士「コーヒーセットで。
(……外観内装共に普通。店員は1名。落ち着いたものだ。品揃えも特筆することは……
あえて言うならやや和寄りと言ったところか。ファーストフード店のうちとは潰しあうことはなさそうだな)
甲洋「また翔子に相手にしてもらえなかった……。見てよこの問答無用のカウンター痕」
衛「マユちゃんもシンさんにかかりっきりだったなあ。ステラさんが接客中ってのもあったし」
総士(いんでぃくす☆の反省会か)
甲洋「あ、総士だ。総士も来てたんだ。見てくれよこの傷。翔子の一撃」
総士「ほとんど消えかかっているが」
甲洋「少しぐらい残ってもいいかなーって思うんだけどね。総士の傷みたいにさ。愛の証っぽくていいかも」
総士「同じ括りにするな。極めて遺憾だ」
衛「ま、まあまあそう怒らずに。もう少し話そうよ。僕たちしばらく屋根裏に帰れないんだ」
総士「どういうことだ」
衛「
ケインさんがお客さんを連れてきたんだ。オレンジ農園経営してる人で主君に対する愛の語らいとか何とか」
総士「オレンジ農園に主君……?没落貴族か何かか」
衛「さあ……。でも口ぶりとしてはそうかも」
レイ兄さん「お待たせしましました」コト
甲洋「総士はさあ、いつもそうやってクールそうにしてるけどどうなのさ、好きな人とか」
総士「……………………今のところ、予定はない」
衛「総士ならその気になればいくらでももてそうなのにもったいない」
総士「僕が黙っていることで全てが丸く収まるのなら、それでいい」
甲洋衛「「総士っぽい」」
総士「どういう意味だ。…………どうかしましたか」
レイ兄さん「何がだ」
総士「少し、揺らいだように見えて」
レイ兄さん「気のせいだ(自分が黙っていることで全てが丸く収まるのなら、か……今考えるのはよそう)」
384 名前:雪のカフェ・3[sage] 投稿日:2012/06/11(月) 22:42:14.47 ID:A5BPfh2P [3/5]
カランコロン
シンシア「お邪魔しまーす」
ゲイナー「すいません。ここでゲームやっても大丈夫ですか」
レイ兄さん「好きにしろ。ただし騒ぐな」
シンシア「やった!」
ナオト「ありがとうございます」
キラ「じゃあまず先に注文しておこうか。僕サンドウィッチセットをウーロンで」
ゲイナー「ホットケーキ美味しそうだなあ」
シンシア「チョコは?」
ゲイナー「ポッキーでいいならスナックセットの中に入ってるよ」
レイ兄さん(結局賑やかだな。まあこれくらいならいいだろう)
ナオト「誘ってくれてありがとうございます。久しぶりにダイヤ君とゲームしようと思ったんですけど、邪魔されて暇してたんです」
キラ「気にしなくていいよ。ノーザなら仕方ないから」
シンシア「ノーザだもんね」
ゲイナー「ダイヤも災難だよね」
シンシア「今度空いたらダイヤとも一緒に遊んでみたいな」
ナオト「なら今度誘ってみます」
シンシア「うん。その時はイスペイルから変態避け用の線香貰ってさあ」
ゲイナー「確かにそれなら邪魔されることもなさそうだね」
レイ兄さん(そんな物もあるのか。店で買い取って焚いておくのも悪くないかもしれないな)メモメモ
キラ「やめてよね。そんな物焚いたら僕が一緒に遊べなくなるじゃないか」
ゲイナー「あー……」
レイ兄さん(保留っと)メモメモ
※この時誰も気付かなかったけれど、ナオトも変態属性の気があるので焚くと一緒に遊べなくなるかも
385 名前:雪のカフェ・4[sage] 投稿日:2012/06/11(月) 22:42:54.09 ID:A5BPfh2P [4/5]
カランコロン
アナ姫「こんにちはー」
ルージ「席空いてますか」
レイ兄さん「好きなところに座れ。……随分な荷物だな」
アナ姫「はい。いんでぃくす☆で私はジョシュアから、ルージはイスペイルから本を借りてきたんです」
ルージ「勉強するにはいんでぃくす☆や家だと少し騒がしくて。図書館は机と椅子が大人用で使い辛いし、いいですか」
レイ兄さん「構わない。注文は?」
アナ姫「………………あ、これレイ兄さんの字ですね」
レイ兄さん「ん?」
アナ姫「ほら、ここの隅っこの。ジョシュアのとは違います」
レイ兄さん「……確かに俺の字だ。そういえばあいつ、この辺りで詰まっていたな」
アナ姫「どんな風に教えていたんですか」
レイ兄さん「特別なことはしない。ただ順序を教えるだけだ。あいつならそれで十分だったからな」
ルージ「やっぱりジョシュアさんって優秀なんですね」
レイ兄さん「……今思えば、それがまずかった」
ルージ「というと?」
レイ兄さん「飲みこみが早いから教えるのも面白くてな。
俺やシノだけでなく開発室の他の大人も好きなことを好きなように教えた結果、学校に行く必要がなくなった」
アナ姫「悪いことのように聞こえませんが」
ルージ「……あ、ジョシュアさんが今まで同年代の友達がいなかったのって」
レイ兄さん「ああ。学校に行くことがなくなったことで同年代と係わる機会を殺してしまったんだ。
……もっとも、あいつのあの性格では学校に行っていたとしても友達は作れなかったようにも思えるがな」
アナ姫「でも今はたくさんいるじゃないですか。私も友達ですよ」
ルージ「俺も時々お世話になってます」
レイ兄さん「そういう意味では、この場所に感謝している。大分人の心を汲めるようになってきているしな。……恋愛以外は」
アナ姫「それはまた別のところに問題があるように思えます」
レイ兄さん「う……」
ルージ「ま、まあジョシュアさんもまだ焦る年でもないですしいいんじゃないんですか」
アナ姫「でも折角の『モテ期』なのにもったいないですね」
レイ兄さん「どこでそんな言葉を覚えてくる」
アナ姫「リュボフがコナたちと話しているのを聞きました。ルージも今そうですよね」
ルージ「ええ!?そ、そんなことないと思うけど……」
レイ兄さん「子供は本当に見ていないようでよく見ているな」
386 名前:雪のカフェ・5[sage] 投稿日:2012/06/11(月) 22:43:56.92 ID:A5BPfh2P [5/5]
史彦「ほお、こんな店が出来ていたのか」
一騎「俺もライブ帰りにたまたま見つけたんだけど、いいよな。ちょっと竜宮っぽいし」
史彦「今度誰か誘ってみるのも悪くないかもしれないな」
一騎「そうしなよ。たまには母さん誘って…………それとも、遠見先生?」
史彦「どうしてそこで遠見先生が出てくるんだ?」
一騎「いや……ほら、仲良いからさ!」
史彦「変な奴だな」
レベッカ「営業は順調そうですねお義兄様」
レイ兄さん「それなりにな。すまないな。わざわざ来てくれて」
レベッカ「そりゃあお義兄様が店を開いたのなら見に来て当然ですよ。ジョシュアだっていんでぃくす☆で嬉しそうに宣伝していましたよ」
レイ兄さん「そうか」
レベッカ「まあ、ジョシュア自身はいんでぃくす☆にかかりきりであまり顔を出せないと残念がっていましたけどね」
レイ兄さん「そこは仕事優先で当然だろう。お前も、俺に気を使わなくていい。空いている時間は会いたい人間のために使え」
レベッカ「お、お義兄様!そういう言い方は……」
史彦「時に店主」
レイ兄さん「何だ」
史彦「この店の雰囲気ならこういう食器も合うと思うのだが、どうかね」つ写真
一騎「ちょっ、父さん!こんな時に自分の作ったやつ売り込まなくても。大体父さんの食器じゃ料理がこぼれるよ」
レベッカ「これはまた独創的な……」
レイ兄さん「…………」
一騎「ほら、レイ兄さんも困ってるし」
レイ兄さん「………………器としては使えないがあの辺りのインテリアとして……」ブツブツ
一騎「え?」
レイ兄さん「今度いくつか持ってきてもらいたい。実物を見て判断したい」
史彦「゚+。゚(ノ゚∀゚)ノオォオォ゚。+゚」
レベッカ「家主殿が見たことないほどいい笑顔をしていられる」
一騎「まさか遠見先生以外で父さんが作った器を欲しがる人が現れるだなんて……」
387 名前:雪のカフェ・6[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 22:57:31.94 ID:dGrnzA+U [1/5]
【いんでぃくす☆】
ステラ「うえ~い。僚大丈夫?」
僚「うーん……。朝にク〇ハ汁飲んだから大丈夫かと思ったけど……免疫付いてきたかな」フラフラ
咲良「いいからそこのソファで休んでてください」
僚「申し訳ない……」フラフラ
サスページ「祐未さん、一緒に住んでいるのですからもう少し僚君の体調にも気を配っていただけませんか」
剣司「今は健康体みたいっすけどやっぱり元病弱キャラっすからねえ」
祐未「す、すみません……自重します…………」
サスページ「さて、寮君がいなくなったとなると残るはひとりふたり……ギリギリですね」
ジョシュア「なら僕が厨房やりますね。そしたらちゃんと回ります」
ステラ「んーーーーー……いいのジョシュア。今日休みでしょ」
サスページ「ありがたいですけど予定とかあるんじゃないんですか」
ジョシュア「いえ、特にありませんよ。兄さんのカフェに遊びに行こうかなって思ってたくらいです」
サスページ(それはジョシュア君的に最重要事項では……。いえ、折角の助けを逃すわけにはいきません。些細なことにしておきましょう)
ジョシュア「それじゃあ皆さん張り切っていきましょう!」
マユ「……」
【雪のカフェ】
マユ「……というわけで、ジョシュアさんにせめてレイ兄さんに会えるだけの時間を作って上げられないかと」
乙姫「接客業は特に労働基準が無視されやすいからね。総士もよくサービス残業してるよ」
ウェンディ「ジョシュアさんの場合自ら喜んで仕事に向かうのも問題だわ」
まゆみ「夜ちゃんと寝れてるかとか聞いたほうがいいよ。忙しさで気付いたら鬱になってたとかよくCMでやってるもん」
ウェンディ「……ジョシュアさんに限って、鬱はないかな」
乙姫「シフト決めてるのがイスペイルならイスペイルに頼んでみたら?剣司とか咲良とかジョシュアの味方ならたくさんいるし、数で押せばどうにかなるかもしれないよ」
マユ「それがイスペイルさん、イディクスの方で頼まれた研究の方も大変みたいでいっぱいいっぱいになっちゃってて」
乙姫「ついつい甘えちゃうんだね。中身的に考えても仕方ないか」
まゆみ「中身?」
乙姫「何でもないよ」
マユ「ジョシュアさん『疲れた』とか『眠い』とかは言うけど『寂しい』とかは言わないし『大丈夫』ばっかりだし……」
ウェンディ「流石ジョシュアさん。我慢強いところまでKYだなんて。レイ兄さん以外の人にどう甘えていいのか分からないのかしら」
レイ兄さん(その作戦会議をここでやるなここで)
レイ兄さん(しかし、この間は休日出勤していたのか。どうりで来ないわけだ。貰っているシフト票の書き直しを……)キュッキュ
レイ兄さん(…………改めて、酷いシフト表だ。ここまで来るとジョッシュ以外もどうシフトが変動しているのか気になってくるな)
388 名前:雪のカフェ・7[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 22:58:36.91 ID:dGrnzA+U [2/5]
レイ兄さん「さて、そろそろ閉めて帰るか」
パタパタキュッキュ、パチン
レイ兄さん(………………それにしても、ジョッシュ、本当に大丈夫なのか)
レイ兄さん(ここ最近のメールや電話では疲れているように感じなかったが……)
レイ兄さん(いくら体力に自信があっても限度があるだろ。前みたいに倒れてからでは遅いと分かっているのか)
レイ兄さん(……時間を見つけてこちらから様子を見に行く必要があるな)
レイ兄さん(とは言っても、土日は駄目だな。あまり混雑していると接触すら叶わん。となると狙い目は……)
カラン!コロン!
ジョシュア「ゼェ……ゼェッ!ぎ、ギリギリセェ……フ……ゼェゼェ」
レイ兄さん「ジョッシュ!?」
ジョシュア「は、はい。僕ですry」ゼェゼェ
レイ兄さん「いきなりどうしたそんなに慌てて。とりあえず座れ。火は締めてしまったが冷たい物でいいなら」
ジョシュア「大丈夫、です。僕、これからイスペイルさんの手伝いがあるので。すぐに行かなきゃ。最近、イスペイルさんの発明の方もすごく忙しくて僕大変なんです」
レイ兄さん「そんな時にどうしてここまで来た。少しでも休んでいれば良いだろうにわざわざ……」
ジョシュア「そんなの決まってます!」
レイ兄さん「?」
ジョシュア「兄さんに、会いたかったんです!」
レイ兄さん「……………………」ビシッ
ジョシュア「あいたあ!どうしてでこピンするんですか!?」
レイ兄さん「とにかく座れ。走ってきた分の水分補給とカロリー補給をしていけ。夜が持たなくなるぞ」
ジョシュア「それもそうですね。ありがとうございます」
レイ兄さん「……あと、シノの髪飾りを雑に扱うな。ぐちゃぐちゃだぞ」
ジョシュア「はうあ!?すみません!兄さんに会いに行くならやっぱり義姉さんも一緒にと思って慌てててててて!」
レイ兄さん「そこまで考えなくていい」
ジョシュア「……すみません」
レイ兄さん「……」
ジョシュア「……」
レイ兄さん「…………今が落ち着いたら、また泊まりに来い。部屋はいつでも使えるようにしてある」
ジョシュア「……!はい!ありがとうございます!」
389 名前:雪のカフェ・8[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 23:01:59.72 ID:dGrnzA+U [3/5]
カランコロン
女「お待たせ。待った?」
ムゥ「いいや、それほど」
女「なら良かった」
ムゥ「少しゆっくりしてく?」
女「ううん。早く行きましょ。楽しみにしてたのよ、今日の映画」
ムゥ「そっか。なら行こうか。それじゃあご馳走様」
カランコロン
レイ兄さん「……」
ゲイン「兄さん、あからさまに不機嫌そうだね」
レイ兄さん「ああいう風にここを使われたくない」
ゲイン「待ち合わせ場所にカフェが使われるなんて昔からよくある話だろ」
レイ兄さん「それ以前の問題だ。本命と来るのなら気にも留めないのにふらふらふらふら」ブツブツ
ゲイン「潔癖だねえ」
レイ兄さん「何とでも言え。……それで、お前も待ち合わせか」
ゲイン「いいや。今日は特に何もなし。だからそう睨むなって」
レイ兄さん「お前には、似て異なる意味で長居してもらいたくない」
ゲイン「……?そいつはどういう」
カランッ!コロンッ!
アスハム「こんなところで油を売っていたかゲイン~~~~~~~」
ゲイン「げっ」
アスハム「ふふん。貴様が私から逃れようなど100年早い!私の見えざる触角は貴様がどこにいようと察知することが出来るのだ!」
ゲイン「気色の悪い物言いをするな!」
アスハム「さあ、今日こそ覚悟を決めて」
レイ兄さん「……」
パァン!
アスハム「……」
ゲイン「……」
アスハム「おいこらブラコン店主!客に向かって発砲とはなんだあ!」
レイ兄さん「変態禁止。騒動禁止。誰がブラコンだ」
アスハム「発砲は良いのか!?」
ゲイン「つか兄さん、ブラコンの自覚なかったのか」
レイ兄さん「馬鹿を言うな。弟を大事と思っても恋愛に口を出したこともなければ隠し撮り等をして迷惑かけたこともない。至って普通だ」
ゲイン(あんたの場合、口を出すのが遅くなったおかげでトップクラスのフラグブレイカーと化したんだと思うんだが……黙っておくか)
アスハム「何を言う!我々とて普通の兄だ!ただ普通に妹の成長を気にかけ行く道を案じ慈しんでいるだけだ!」
レイ兄さん「ふん。それで拒絶されていれば世話ないな。たとえ血を分けた家族で守るべき下の者とはいえ、個を持つ人間であり自分とは違う感性の基で生きているんだ。
それを否定せずに向き合い理解し互いにとって適切な距離感を保つことを心がけ、必要とあれば手を差し伸べる。
多少の難易度はあれどそう努めるだけで関係性の修復の希望は残っているというのに
お前たちはいつまで経っても相手のパーソナルスペースを認めず自分のパーソナルスペースに引き込むことばかりに気を取られて悪循環に陥るばかり。少しは」
アスハム「だー!煩い!!ちょっと弟と上手くいっているからといって偉そうに!!」
レイ兄さん「上手くいっている人間の助言も聞かずにどうやって成功を手にしようとしているんだお前は」
アスハム「貴様のところの奇跡的特殊例など参考になるか!」
ゲイン「……代金はここに置いて今のうちに逃げるか。ご馳走さん。また来るよ」
390 名前:雪のカフェ・9[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 23:03:08.09 ID:dGrnzA+U [4/5]
【いんでぃくす☆】
イスペイル様「そういえば最近忙しくて手が回っていなかったが、レイ兄さんのカフェにまだ顔を出してなかったな」
ザイノザ「「ビクッ」」
イスペイル様「趣は違えど同業者になったわけだし、ジョシュアを預かっている身でもあるし……。
やはり一度挨拶に行くべきだな。誰か行ったことある奴いないか?どんな感じだった?」
ザイノザ「「ひああああああぁぁぁぁぁぁぁ…………」」バタバタバタバタ
イスペイル様「なんだあいつら。いきなり逃げ出しおって」
剣司「あー……、イスペイルさん。挨拶はいいっすけどせめて今の研究ひと段落させてからの方がいいっすよ。でないとイスペイルさんもああなるかも」
イスペイル様「どういうことだ」
剣司「昨日のことっすよ。レイ兄さんのカフェにルージとダイヤが遊びに来てるのを2人が乱入して変態騒動起こして」
イスペイル様「全くもっていつも通りだな」
剣司「で、それをレイ兄さんが発砲してねじ伏せて。それからみっちり1時間、正座で説教コースっす」
イスペイル様「そういえばあいつらレイ兄さんの正論に弱かったな」
剣司「イスペイルさんもジョシュアさんの説教に弱いし、何かあるんすかねあの兄弟」
イスペイル様「う、煩いわ!そっちは今は些細なことで重要ではないだろ!で?」
剣司「それでそのことをザイリンさんたちジョシュアさんにチクッたら」
ジョシュア『良かったですね2人とも。兄さんが1時間で開放してくれるだなんて。機嫌良かったんでしょうか』
剣司「と、それはそれはにこやかに」
イスペイル様「oh……」
剣司「ってわけで、今の忙しくてジョシュアさんに暇もあげられないイスペイルさんが顔出した日には不機嫌全開で何時間正座になることやら」
イスペイル様「は、早く研究終わらせよう……」
【雪のカフェ】
レイ兄さん「……………………」
アナ姫「レイ兄さん。どうしたんですかいつもより険しい顔をして。接客業の基本は笑顔ですよ笑顔」
レイ兄さん(……最近喋りすぎて喉が痛い)
391 名前:雪のカフェ・10[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 23:05:09.61 ID:dGrnzA+U [5/5]
レイ兄さん(今日は客が1人もいない)
レイ兄さん(まあそんな日もあるか。というか正直、そういう日の方が多いと思っていたんだが……誤算だった)
レイ兄さん(…………)
レイ兄さん(………………)
レイ兄さん(……………………)
レイ兄さん(…………そうか。今ジョッシュの様子を見に行けばいいんだ)
レイ兄さん(今なら簡単に店を締められるし臨時休業の札でも下げておけば後から誰かが来ても諦めるだろうし)
レイ兄さん(時間的にもピークは越している。話をすることも可能だろう)
レイ兄さん(まあ休めと言ったところで休める状況でないらしいから本当にただの様子見で終わるだろうが、気分の問題だ。早い方が良い)
レイ兄さん(よし、そうと決まったら早速……)
カランコロン
ロン「やっほー。遊びに来たよー」
レイ兄さん「~~~~~~~~~~~~ッ!!」
ヴァン「うーい。とりあえず調味料込みでいつもの頼む」
レイ兄さん「…………」
ロン「あともう少ししたら
セイジュウロウも来るってさ。注文も先に聞いてるんだ。確か……」
レイ兄さん「帰れ!!」
ロン「なんでぇ!?」
392 名前:雪のカフェ・11[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 00:24:17.40 ID:6KqlZspk [1/6]
【司馬宅】
ザアザア
宙「うわっ、いきなり雷雨かよ」
ミッチー「洗濯物は無事ですよ」
宙「サンキューミッチー。まゆみはどうした?家に居ないならどこかで濡れている可能性も……」
まゆみ「今日はずっと家に居たから大丈夫だよ。それより見て見て」
ミッチー「あら、てるてる坊主なんて懐かしい」
宙「まゆみの手作りか?いい出来だな。こっちが俺でそっちがミッチーだろ」
まゆみ「うん。雨が降ったら皆で飾ろうって約束したんだよ」
宙「皆?」
まゆみ「うん。ウェンディと乙姫とマユと。ローサさんのお店にもお願いしたし、光子力のところにも!」
宙「……てるてる坊主に変な発明つけないだろうな、あそこの教授」
ミッチー「さすがにそこまではしないんじゃないかしら」
【麻布都珠勾神社】
剣児「あーついてねぇ。もうすぐ家だってのにずぶ濡れだぜ」
つばき「ほら剣児タオル。いくら馬鹿でもそのままじゃ風邪引くわよ」
剣児「おお、悪いな」
つばき「本当、どうしちゃったのかしら。さっきまで晴れてたのにいきなりこの稲光に豪雨なんだもん。ビックリしちゃった」
剣児「確か去年もこんな感じだったよな。あーあ、折りたたみ傘持ち歩かなきゃいけないとかめんどくせえ」
つばき「それは普段から持ち歩く癖を付けなさいよ」
ウェンディ「すみません鏡さん。手伝ってもらっちゃって」
鏡「気にするな。無理に高台に昇って怪我をした方が大変だ。兄にも心配されるだろう」
ウェンディ「そうですね……。最悪ここ辞めさせられちゃいます」
剣児「よお鏡。お前も雨宿りか」
鏡「そんなところだ」
つばき「あ、ウェンディ。この間話してたの早速やってたんだ」
ウェンディ「はい。約束ですから」
剣児「んあ?……てるてる坊主?効くのかそんなの」
つばき「ちょっと!一所懸命作った人目の前にそんな身も蓋もない事言わないの!」
ウェンディ「いいですよつばきさん。私たちも晴れにするために作ったわけじゃないんですから」
鏡「効果はともかく、こういう古き習慣が大切にされるのは悪くないことだと思うぞ」
剣児「じじくせえ」
つばき「もう!本当に情緒ってものを理解してないんだからバカ剣児」
393 名前:雪のカフェ・12[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 00:24:47.30 ID:6KqlZspk [2/6]
【ギル★バーガー】
乙姫「完了~」
果林「たくさん並んだわね。お疲れ様」
ギル「店の窓一杯にてるてる坊主とか……バーガー屋の景観としてどうなんだこれは」
果林「可愛いじゃないですか」
乙姫「気にしないの。きっと誰も気にしないよ。今日は街中がそうだから」
ソル「そうなのかい?」
乙姫「うん。今度雨が降ったらそうしようって妹メンバーで決めたの」
果林「私も手伝ったんです。モールでお店やってる人たちに配って歩いて、大空魔竜やエターナルとかにも行ってきました」
総士「作るのを手伝ったから、こちらも寝不足だ……ふぁ」
乙姫「果林も総士もありがとね」
ソル「でもどうしていきなりてるてる坊主を飾ろうだなんて思ったんだい」
乙姫「時間が合わなくて会えなくても、同じ物を同じ時に飾っていたら一緒にいる気に少しはなれるかなって思って」
ソル「なんだか七夕みたいなロマンチックな話だなあ」
ギル「で、誰と誰を一緒にいる気にさせたくて始めた話なんだ」
乙姫「内緒。でもミアにもあげたから店長もちょっといい気分になれるんじゃないかな」
ギル「何!?それは本当…………ふ、ふん!別にどうだっていいわ!」
【ルージ君ち】
ミィ「よいっしょ、っと。これでよし!」
ルージ「あ、てるてる坊主」
ミィ「うん。乙姫たちがね、雨の日に皆で飾ろうって話してて私も誘われたの。ギンちゃんにも話したからギンちゃんもしてると思うわ」
ルージ「懐かしいなあ。小さい頃はファージと作ったっけ」
ミィ「ついでにルージも作って飾りなさいよ。と、特別に私の隣に飾ったっていいんだからね」
ルージ「うん。ならそうするよ。……輪ゴムはともかく、吊るす用の紐は余ってたかなあ」
コトナ「じゃあ私も作る。ルージ、私のてるてると一緒に飾りましょ。あの型崩れしたのよりキレイなてるてる作るから」
ルージ「ええっ!?み、皆で仲良く並べましょうよ……」
ミィ「っていうか作ってからそういう事言いなさいよーーー!!」
ムラサメ「ならば私はルージ様のてるてるが跨るムラサメてるてるを作らせていただきましょう」
ミィ「あ、なら私ランスタッグも作る」
コトナ「レインボージャーク型のてるてるも面白そうね」
レイン「ご主人様の手先の器用さが光りますね~」
ルージ「……なんか出来上がる前に雨が上がりそうな気がしてきた」
【W.snow】
ユキコ「てるてる坊主飾るなんて、何年ぶりかしら」
由紀恵「本当に飾ったのか」
ユキコ「だって乙姫ちゃんにもミィちゃんにもお願いされたのよ?それに可愛いと思わない?ケーキ屋さんとてるてる坊主」
由紀恵「……まあ、確かに。何かの絵本のような光景だな」
ユキコ「でしょ?ふふっ、なんだか楽しくなってきちゃった」
由紀恵「だがここまでの酷い雷雨だと雰囲気も何もあったものではないな」
ユキコ「そうかしら?これくらい大雨の方が楽しいわよ」
由紀恵「台風でテンションが上がるタイプか。大人しい顔をして」
ユキコ「ふふふっ。おじいちゃんたちやおばあちゃんたちの影響かしら。……あら?あそこにいるの……」パタパタ
由紀恵「どうかしたか?こんな天気に外出している人など」
ユキコ「やっぱり!おじいちゃん!おじいちゃんっ!!こんな雨の中出歩くなんて危険よ!ほらこっちに……え?
この雨だからこそ悪さする奴がいるからパトロールをする?そんな事しなくていいから!怪我する前に戻ってきて!おじいちゃん!おじいちゃん!!」
由紀恵「お前も大変だな」
394 名前:雪のカフェ・13[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 00:25:22.34 ID:6KqlZspk [3/6]
【いんでぃくす☆】
メリッサ「あめあめざあざあ」
カロッサ「かみなりどかーん!」
ステラ「へそ隠せへそ~~~~」
カロメリ「「おーーーっ!!」」
ノーザ「台風とか雷って子供のテンション上がるよな。メリッサは恐がるタイプかと思ったが、意外だ」
翔子「フヒヒwノーザさんは専らそっち系っぽそうですよねえw」
ノーザ「ああ。うずく」
イスペイル様「事故っても困るから外出するなよ」
ノーザ「うーい」
ザイリン「しかし妹たちは面白い企画を考えるな。雨の日に皆でてるてる坊主を飾るなど」
ノーザ「けどこれだけ酷い雷雨で人が出歩いてないなら一斉に飾っても誰も気付かなくて意味ないような……」
翔子「シーッ!言っちゃらめぇ!ですよぉ。折角マユちゃんたちが楽しんでるんですから」
ノーザ「お、おう」
ザイリン「しかしマユ君もまためげないねえ。あれだけ折られてまだフラグ立てに励むとは」
マユ「あの、ジョシュアさんこれ……」
ジョシュア「あれ?まだ飾ってないのありました?……あ、これ兄さんと僕っぽい」
マユ「そうです。セットなんです。レイ兄さんのお店の方にも同じセット置いてきたので、お揃いです」
ジョシュア「そうなんですか!兄さんと同じの飾れるだなんて嬉しいです!でもこれ少し手直ししてもいいですか?細部が少し違うんです」
マユ「いいですよ」
ジョシュア「それじゃあ。キュッキュ。……あともうひとつ作りますね」
マユ「?」
ジョシュア「……出来た!シノさんです!やっぱり兄さんの隣にはシノさんがいないと」
マユ「あ、そっか。そうですよね」
ジョシュア「じゃあこれはこっちの方に飾りますね」
マユ「……」
ジョシュア「よしっと。ふふっ、兄さんとシノさん、今日もラブラブです」
マユ「…………ジョシュアさんは、」
ジョシュア「はい?」
マユ「ジョシュアさんの隣には、誰かいなくていいんですか」
ジョシュア「え?」
マユ「……」
ジョシュア「んん……」
マユ「…………」
ジョシュア「ちょっと想像つきませんね」
マユ「……そうですか」
ザイリン「ふ、今日もフラグの折れる音が景気良く聞こえたな」
ノーザ「だな」
395 名前:雪のカフェ・14[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 00:26:02.12 ID:6KqlZspk [4/6]
【雪のカフェ】
レイ兄さん「……これで全部だな」
レベッカ「お義兄様がてるてる坊主などと可愛い物を」
レイ兄さん「雨になったら飾るよう頼まれただけだ」
カルメン「まあ優しい!少し前なら考えられなかった!」
レイ兄さん「……」
クルーゼ「おそらくこれに釣られたんだろうよ」つジョシュア型てるてる
レイ兄さん「あ、こら!勝手にカウンターに入るな!」
レベッカ「可愛い……。いいなあ……」
カルメン「誰が作ったの?妹での誰かだからやっぱりマユ?器用なものね。結構似てるかも」
レイ「いや、ここに手直しした跡がある」
クルーゼ「ま~あ可愛い弟だからな。納得のいく形に仕上げたいものだ」
カルメン「このデレデレ男!ツン成分はどこに捨ててきた!いい加減にしないとアビーやメイリンにネタとして売っちゃうわよ」ウリウリ
レベッカ「お義兄様……。ジョシュアのてるてる、私も欲しいです……」
レイ兄さん「う、煩いぞお前ら!!」
クルーゼ「折角の完成度なのだから飾らなければもったいないだろう。どれ、空いているこの辺に」
レイ「お兄様、兄弟は並べなければ意味がない。これを」ヒョイッ
クルーゼ「パシッ。おお、レイ兄さん型もあったのか。ふむ、こっちには手直し跡がないがまあいい」
レイ兄さん「だから勝手にカウンターを漁るな!これ以上は本当に……」
レイ「……あ、もうひとつ出てきた」
クルーゼ「そうか。ではそれも飾るからパスを」
レイ兄さん「それに触れるなああああああああ!!」
パンッパンッ!!
レベッカ「ふひゃ!?」
カルメン「ちょっと!いきなり発砲はないんじゃない!?」
クルーゼ「全くだ。幽体でなければ死んでいた」
レイ「全くだ。ネタスレでなければ死んでいた」ダラダラ
レイ兄さん「眉間に当たったのなら死ねぇ!!」
クルーゼ「そう怒るな。別にお前がシノさんてるてるを作っていたとしてもなんら不思議な話でもない」
カルメン「へぇ」
レイ兄さん「~~~~~~~~~~~~~~~ッ!」
レベッカ「待て幽霊。何故お義兄様が作ったと決め付ける」
クルーゼ「細部のこだわりに愛を感じる。この再現度は相手をよく知っていて且つ、強い好感度を持たねば出来ない代物だ。
よってこのシノさんてるてるを作ったのはジョシュアかレイ兄さん。そしてスケジュール等の状況からの消去法で作れるのはレイ兄さんのみとなるのだよ」
レベッカ「そ、そうか」
クルーゼ「というわけで一家団欒で飾るぞ。どう並べてしまおうか……。ジョシュアを中央にして愛情挟み撃ちにしておくか」
カルメン「中央はシノさんじゃない?侍らせてるみたいでいいじゃない」
レイ「いや、レイ兄さんが中央だな。そしてジョシュアの位置を少し、少しだけ……ツツッ、離す」
クルーゼ「心象風景か。我が弟ながら観点が違う」
カルメン「でも実際はツツッ、これくらいべったりなのよねぇ。あの竹を割ったようなKYからどうやってそういう思慮が生まれたのかしら」
クルーゼ「それは私が思うに……」
ワイノワイノ
レイ兄さん「……ふっ、ふふっ……。こうなったら、ヴォルケインを呼び出して全員まとめて塵にするのが一番だな……」チャキ
レベッカ「ま、待ってくださいお義兄様!そんなことしたら店が潰れますしそれでも幽霊は生き残ります!!あの雷雨の中に私まで放り出さないで下さい!!」
396 名前:雪のカフェ・15[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 00:27:48.03 ID:6KqlZspk [5/6]
ミリアリア「以前話したこと、考え直していただけました?」
レイ兄さん「断る。取材は受けない」
ミリアリア「残念。ここなら見開きで大きく特集が組めると思うのに」
レイ兄さん「興味ないな」
ミリアリア「うーん、そういう態度がまたウケそうなんですよねぇ」
プリシラ「いいなあレイさん、取材のお話が来て。うちの店も取材とかされてみたいなあ」
ミリアリア「プリシラの店は……ちょっと華が足りないかな」
プリシラ「えー!?うーん……たんぽぽでも摘んでこようかなあ。あれもやり方次第で食べれるし」
ミリアリア「そういう問題じゃなくて」
レイ兄さん「ここだって地味だ」
ミリアリア「ここは地味というよりシックなんです」
レイ兄さん「違いが分からん」
ミリアリア「ではその違いを含めてお話を」
レイ兄さん「しない。この店はこのままで十分だ。むしろ、煩すぎるくらいだ」
プリシラ「あ、カルメンさんから聞いたよ~。この間の大雨の時にここで大騒ぎしてパーティした気分だったって」
レイ兄さん「あいつらはしばらく出禁だ」
プリシラ「あー、酷いんだー」
レイ兄さん「ふん」
ミリアリア「分かりました。今日は諦めます。でも、また来ますからね」
レイ兄さん「何度来ても同じだ」
ミリアリア「それはどうでしょう」
カランコロン
プリシラ「一回くらい受けてあげればいいのに。雑誌に載れば色んな人が見てくれて今より楽しくなるかもしれないよ」
レイ兄さん「俺に今以外は必要ない」
プリシラ「なんだか寂しい考え方だね」
レイ兄さん「それ以外に望むものがないのだから仕方がないだろ」
カランコロン
ジョシュア「兄さん!やっとお店もイスペイルさんの研究もひと段落してまとまった休みが貰えました!兄さんの仕事が終わるまで僕待ってますので
今日は泊まりに行ってもいいですか?いいですよね!いつでも泊まりに来ていいって前に兄さん言ってくれましたもんね!」
レイ兄さん「……せめて今さえ崩れなければ、それでいい」
397 名前:雪のカフェ・16[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 00:29:46.12 ID:6KqlZspk [6/6]
レベッカ「で、ようやく貰えた休みにまで何故働いているんだお前は」
ジョシュア「だって僕がいんでぃくす☆休みでも兄さんのお店は休みじゃありませんから。一緒にいるなら一緒に働いた方がいいじゃないですか」
レベッカ「だがな……」
ジョシュア「大丈夫ですよ。働いてるといっても今日のお客さんはまだレベッカさんとヴァンさんくらいですから。のんびりしたものです」
レイ兄さん「……」
ジョシュア「兄さん?どうかしました?」
レイ兄さん「調味料の在庫が少し……」
ヴァン「あ?なんでそんな一番大事なのがなくなってきてるんだよ。早く買い足しておけよ」
レイ兄さん「誰のせいだ誰の。……ジョッシュ、すまないが不足分を買いに行ってきてくれないか。今リストアップする」
ジョシュア「はい!えーとどれどれ……ああ、いんでぃくす☆でもお世話になってるお店です!任せてください」
レイ兄さん「あとレベッカ。ついていってやってくれないか。こいつ1人だと面倒に巻き込まれて帰って来れなくなりそうだ」
レベッカ「え!?あ、は、はい!」
レイ兄さん「まあ、不足しているとはいえ緊急性はない。多少時間がかかっても構わない」
レベッカ「多少とはどれくらいの長さで!?」
ジョシュア「兄さんってばまたまた~。調味料買うだけでそんなに時間が掛かるわけないじゃないですか。すぐ帰ってきますよ。行きましょレベッカさん」
ヴァン「大事な物だからすぐ帰って来いよ」
ジョシュア「はーい」
レイ兄さん「お前は黙ってろ」
カランコロン
カランコロン
ル・コボル「やっほー。君の弟の上司の上司が挨拶に来たよー。しばらく忙しい思いさせちゃってごめんね。でも助かったよ。感謝してるよ」
レイ兄さん「俺に謝る必要も礼を言う必要もない。全てはあいつの自由意志だ」
ヴァン「その間中ずっとやきもきしてたくせに」
レイ兄さん「だから黙ってろ」
ヴァン「ミルク大盛りにしてくれたら黙ってもいいぞ」
レイ兄さん「……………………」コポコポ
ヴァン「よし。黙る」
ル・コボル「君って結構人を甘やかすよね」
レイ兄さん「そんなつもりはない」
ル・コボル「さっきすれ違ったジョシュアとレベッカもそうだし。折れても折れてもフラグ立に協力してあげるだなんてねぇ。また折って帰ってくるよ絶対」
レイ兄さん「たとえその時折れたとしても、過ごした時間が無駄になるわけでもあるまい。それに特別なフラグはなくても特別な感情は生まれるものだ。
ただ何でもなく過ごした時間が、何かの拍子にとてつもなく愛しくなる場合だってある」
ル・コボル「意外とロマンチスト」
ヴァン「でもよ、レイ」
レイ兄さん「何だ。黙っている時間短かったな。おかわりか」
ヴァン「違うよ。ひとつ聞かせろ。お前、そうやってジョシュア手放した後どうする気だよ」
レイ兄さん「……」
レイ兄さん「そうだな。お前と同じじゃないか」
ヴァン「……」
レイ兄さん「考えてはいない。が、どうにかなる」
終わり。
長々とスマン。
最終更新:2012年09月24日 22:30