ネット対戦のすゝめ


ビデオ通話による対戦

「Discord」や「Skype」等のビデオ通話アプリを使用した対戦方法。
後述するチャットを利用した方法に比べて、盤面が見えるため状況を把握しやすく、実物のカードを使った臨場感のある対戦が楽しめる。
一方、機材を設置するスペースが必要になったり、アプリの使い方を調べる必要などがあり、参入へのハードルはやや高い。

この方法によるネット対戦は、TCGフリークの間では割と古くから親しまれていたようだが、広く知れ渡ったのは2020年前後と言える。
「新型コロナウイルス感染症」の影響を受け、様々なTCGにおいてネット対戦の需要が高まると同時に、インターネット上の多くのサイトで解説が行われるようになった。
機材の設置方法やアプリの利用方法など、より詳細な情報が必要な場合は「オンラインデュエル」や「リモートデュエル」等のキーワードで検索してみる事を推奨。
Google検索: オンラインデュエル / リモートデュエル

必要な物(ビデオ通話による対戦)

  • パソコン(※)
  • WEBカメラ または スマートフォン
  • カメラ機材を固定する器具(WEBカメラ用三脚やスマホスタンド)
  • ビデオ通話アプリ
  • デッキ及び、コインなどの対戦に必要なアイテム


テキストチャットによる対戦

インターネット上に存在するチャットサイトや、「Discord」や「Skype」のアプリのチャット機能など、任意のテキストチャットを利用して対戦を行う。
こちらの方法は、ガッシュTCB全盛期によく用いられていた模様。
年代的にビデオ通話はおろかインターネットすらまだ一般家庭に普及し切っていなかった時期のため、良くも悪くも古典的な手段となる。

ビデオチャットを用いる場合と比べると、相手の盤面の情報を逐一メモするなど確認面の手間は掛かる。
一方で、WEBカメラなどは不要なため、参加への間口は広い。
ガッシュTCBは性質上、やろうと思えばカード実物を用意せず デッキレシピだけで対戦する事も可能 なので、通信機材さえあればそれだけでの参加もできる。
テキストだけでやり取りができるので、通話が苦手な場合や、家で声を出して対戦するのが難しい場合でも遊びやすいというのもメリットと言える。

なお、当時はコイントスツールが公開されていたようだが、現在では利用できない。
公開下でコイントスを行うツール等は現在確認されていないので、コイントス効果のカードの使用は避ける必要があるだろう。

必要な物(テキストチャットによる対戦)

  • パソコンやスマートフォン等の通信機材
  • デッキ(※カード実物の用意は任意)
  • チャットが行えるサイトまたはアプリ

カード実物を用意せずにデッキレシピのみで対戦する場合には、カードテキストをすぐに確認できるように準備しておく事が望ましい。

注意事項

  • フェアプレイの重要性
    • どういった手段を用いるにしてもネット対戦は不正が容易く行えてしまうため、お互いに信頼し合えるよう、紳士的にプレイしよう。
    • ネット対戦に限った話ではないが、不正を行う意図がなくても処理のし忘れ等が発生してしまう場合がある*1
      対面している場合では相手が気付ける可能性もあるが、ネット対戦では見落としてしまう恐れがより高まるため、お互いに懇切丁寧に確認し合いながらプレイを心掛けたい。
    • デッキ内のすり替えといった不正をしていない事を証明するために、対戦後にデッキレシピを公開するというのも手である。
+ デッキレシピ公開の推奨手順
  1. デッキレシピを記したテキストファイルを作成。
  2. パスワードを掛けられるアップローダーに投稿。( Axfc Uploader が使いやすい)
  3. アップロード先のURLのみを対戦相手に伝えておく。(事前にURLを伝える事で別のレシピを渡したかのような疑いは避けられる)
  4. 対戦後に 閲覧パスワードを公開する事で、相手にデッキレシピを見られるようにする。
このように事前にアップロードしておき、後から見られるようにするという手順を踏めば、安全・確実に対戦後にデッキレシピを明かす事ができる。

  • 使用し辛いカードについて
    • 魔本の内容を全て見る効果
      • 魔本を確認する手間が大きく、テキストチャットでは細かく書き出してもらう必要があり、ビデオ通話を用いる場合でも1ページ1ページ映しながらめくって貰う作業が必要となる。
      • デッキレシピを公開してもらう手もあるが、カードを場に出して空になったページや、捨て札回収等で配置が換わってしまったページを説明する必要が出てくる。
    • コイントスを行う効果(テキストチャットで対戦する場合)
      • 2024年現在では、公開下でコイントスを行うツールが確認されていないので、フェアな方法でコイントス処理が行えない。
      • 先攻の決め方もコイントス以外の方法に頼る必要が出る。
      • なお、ビデオ通話であれば映像に映しながらコイントスを行う事で対応できる。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年03月17日 23:02

*1 例えば、複数の効果処理が重なった時に「いずれかの効果を処理し忘れ」や「ターン終了時の魔本をめくってMPを増やす処理をし忘れ」等が起きてしまうという事例が実際の対戦でも少なからず起きる。