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FP S2 Episode3

3:由実系、教室のベランダから立位放尿(後ろ向き)。
 放課後の教室には、慎一系と由実系しか残っていないようだった。となると、彼女の悪ふざけが始まるのは自然のことだ。
「あんたって立ちションしたことある?」
「一、二回ならな」
 単に屋外で、という意味なら由実系に回数で勝つ自信などあるはずもない。
「女の子も立ってできんの知ってた?」
 彼は退屈そうに首を横に振るしかない。知らなかったが別段それを知ったところで彼に変化はないのだ。
 慎一系が見ていると、彼女は部屋の外に妙に興味津々な視線を向けた。その先にはベランダがあるはずであった。
(そこで実演か)
 だが、大人しく教室で一人呆れているわけにはいかないようだ。由実系が袖を掴んで来たのである。
「何やねん?」
「ベランダ行こ」
 結局、二人はベランダに来ていた。眼下には大小の倉庫が立ち並び、手前の方には花壇が広がっている。
「ここでするわ」
 そう言うと、彼女は下着を下ろしてスカートを捲り上げた。由実系の体格に合った立派過ぎる程の尻が露になる。
 そして、彼女はその尻をベランダの外へ向けた。少し前屈みになると、彼女は花壇に向かって黄金色の小便が放ち始めた。まるでホースで水を撒いているかのような勢いだ。
「お前下に人いたらどうすんねん」
「女の子のおしっこやったら大丈夫やろ」
「何がや」
 世の男が悉くそのような性癖を持っているわけではなかろう。
 風のせいもあって、彼女の小便は随分広範囲を濡らしているようだ。
「絶対明日とかめっちゃ臭いよな」
 由実系は下品に笑っている。
「てかほとんど花壇に降ってるよな」
「いいやん肥料なるし」
 大小便は醗酵させてからでないと肥料にはならない、とまでは慎一系は言わない。というより、敢えてそのような知識を彼女に与える気にならないのだ。
「毎日おしっこやってて花咲いたら良くない?」
「毎日やってたら流石に露見れるやろ」
 教室のベランダから野外に向けて尻を突き出して悠々と小便を放つのを日課としていれば誰の目に留まってもおかしくはなかろう。しかしまたこの女は的外れなことを言う。
「匂いで?」
「それもそうやけど誰かしらに見られてもおかしくないやろ」
 そうは言っても今更その程度のことに羞恥を覚える女ではない。
「別に下から見られるぐらいやったらそんな恥ずかしくないけど」
「ちょっとは恥らえよ」
「てかむしろちょっと見られたいかも」
 驚くべき発言ではあるもののこれまでの彼女の態度を見れば頷けもする。
「幼稚園の時、公園のジャングルジムの上からおしっこしたことあってさ」
「何してんねん」
「友達めっちゃ逃げてたわ」
「そりゃ逃げるやろ」
 おそらく由実系の感覚はその頃と全く変わっていないのであろう。


最終更新:2013年08月08日 11:19
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