アットウィキロゴ

FP S2 Episode10

10:由実系、尻で胡桃を割る・放屁。
 胡桃というのは、道具を使って割るものだとばかり慎一系は思っていた。
 しかし、由実系は、
「普通に何も使わんでも割れるやろ」
 と事も無げに言ってみせるのだ。
「無理やろ」
 彼は鼻で笑いながら皿に盛られた胡桃を眺める。
 由実系はむくれている。彼が自分の言うことを信じようとしないのが不愉快なのだろう。
 不満そうに、彼女は一個胡桃を手に取った。そして、いつかのようにおもむろに椅子の上に立ち上がった。もう、この先何が起こるかなど慎一系にはお見通しである。
 だが、結局止めることもできない程の手際の良さで彼女は下半身を露にした。
(何でいつもこうやねん)
 よく分からない無力感に襲われていると、由実系が胡桃を尻の割れ目に押し込んだ。いつも柔らかそうに見える尻が徐々に引き締まっていき、やがて鈍い音が響いた。彼女は尻肉を両側に開いて、見事に割れた胡桃をテーブルに落とした。あたかも、由実系が一瞬見せた菊穴から産み落としたものであるかのように。
「はい」
 彼女は自慢げに笑った。
「はいって何や」
「あげる」
「食べえさ」
「嫌やわ」
 その様子を見て鼻で笑うと、また胡桃を尻に挟んだ。さっきのものより一回り大きい胡桃だ。
「あっ、これきつそう」
 やはり堅いらしい。大きな尻が悲鳴をあげている。
(何を頑張ってんねんこいつは)
 しばらく悪戦苦闘した後、やっとのことで亀裂が入ったような音が聞こえた。
さらに、その直後に胡桃が割れる音とは明らかに異なる凄まじい音が響いた。
「やっちゃった」
 この時も由実系はけらけら笑っていた。ある程度距離があるとはいえ慎一系は彼女の屁を直接吸ったに等しい。
「殺す気か」
「まさか」
 また小さく息むと、今度は大きな破裂音が響いた。
「やった」
 だが、彼女はしばらくそのまま割れた胡桃を尻に挟んでいる。
「どうした?」
 二分程経った頃に由実系は再び息み、これまでにない程の音量の屁を放った。それと同時に、大きな胡桃が慎一系の手元に飛んで来たのである。屁の風圧だけで飛ばしたとすれば想像を絶するものだ。
「はい食べて」
「食えるか」
 恐る恐る触れた胡桃は生暖かいというよりむしろ熱い位だった。
「いい香りやろ?」
「よう嗅がへんわ」
「何でよ」
 不服そうな彼女だが、おそらく誰もが慎一系に同意するのではないか。
「だってお前ケツに挟んだままモロに屁浴びた奴やぞ?」
 ちなみに、由実系相手でなければ彼はこんな下品な物言いをしない。
「ちょっとしか入ってへんし大丈夫やって」
「入ったって何がどこに」
 さっぱり見当が付かない。
「その実あるやんか」
「これか」
 躊躇いがちに慎一系はいびつな形の物体に触れる。
「それがちょっとだけさっき入ってんって」
「だからどこに」
「穴やって」
 一瞬、寒気さえした。この胡桃の実が彼女の菊門の中に少し入ったと言うのだ。
「だいたい何で食うもんケツで割んねん」
「だってこれが一番力入るし」
 確かに以前に割り箸十膳を一気に圧し折った彼女の尻は尋常なものではないのであろう。その力強さには慎一系も恐怖すら感じる。しかしそれよりも問題なのはこれから彼が口に入れるものを尻の割れ目奥深くで割ったという衛生的な点である。
「汚いとか思わへんのかよ」
「別に汚くないやろ」
 言いつつ由実系は慎一系の目の前に尻を差し出し、なおかつ両側に引っ張って見せた。これ以上食欲を減退させてどうしようというのか。
「何か付いてたりする?」
 一度は聞き流したものの返事がないのを良いことに彼女が一歩退いて尻を見せ付けてくるためやむなく慎一系はこの羞恥心のない女の菊門の周りを観察する羽目になった。汚れの有無に関係なく食前には不向きな風景ではある。もっとも、こうした本来日常生活において見るはずのないものを毎日のように目にする生活に慣れてしまってきていることも確かだが。
「付いてへんけどやな」
「やろ?ちゃんと拭いてるもん」
 せめて洗っていると言って欲しかったがこの女相手では贅沢は言えまい。
「だからって綺麗ってわけじゃないしさ」
「綺麗やって」
 臭くもないし、と言いつつ由実系はまた尻を近付けて来る。
「ちょっと嗅いでみてくれへん」
「嫌やわ」
「嗅ぎ慣れてるし大丈夫やろ」
 確かに彼は不本意ながらこの奔放な女の菊門や屁の匂いを嗅がされることに慣れつつあった。とはいえ嗅いでも何も感じないというものではないし、ましてや好き好んで嗅ぎたいはずがない。
「てか嗅ぎ慣れてるって実際臭いってことちゃうんかよ」
「ちゃんと拭いてるけどさっきおならしたしな」
 でも、と由実系は続ける。
「さっきのそんな臭くなかったやろ」
「充分臭かったって」
「便秘の時とかあんなんじゃないって」
 先程の屁は近距離で嗅がされたわけではないもののそれなりに激しい臭気だったのだが、由実系の菊門はそれをはるかに上回る屁を日常的に放っているというのである。
「今度一週間ぐらい便秘した時におなら嗅がせたげるわ」
「何でそうなんねん」
 そうは言ったものの何と言って拒もうともこの女が近々それを実行するつもりでいることなど慎一系には承知のことであった。


最終更新:2013年08月08日 11:31
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。