| クエスト名 |
The Legend of Zelda:Flow Of Time(Remastered) |
| バージョン |
2.50 |
| 製作者 |
Obderhode |
| アクション難易度 |
■■■■■■■■□□ 8 |
| 謎解き難易度 |
■■■■■■■■□□ 8 |
| ボリューム |
■■■■■■■■■■ 10 |
| 個人的評価 |
87/100 |
| 寸評 |
多彩な独自要素 トップクラスのボリューム やたらに高火力な敵兵 |
概要
2.10で制作された「The Legend of Zelda:Flow Of Time」の新装版。システム面で大きく強化され、オリジナル機能が多数搭載されている。
GB版ゼルダをかなり強く意識した作風であり、グラフィックやアイテム、BGM・SE等はGB版から流用したものが多い。
ストーリーはあるがそれほど重点的ではなく、要所要所でさらっと流れる程度。イベントやヒント等の会話は割と多め。
各ダンジョン毎にサブクエストが用意されており、わらしべイベントもあったりとフラグがかなり多い。
マップは表裏の2枚+やや大きめのサブマップ。
フォールド上はフラグ解除がメインで、ダンジョンは典型的なスイッチで通路を出現させながら進行していくタイプ。
今となっては珍しくないが、ボス戦はほぼ全てオリジナルキャラ。
まだ開発中のクエストのため、ちょくちょく仕様変更やバグ取りがされている模様。ここでの記述と違う部分もある可能性があるので注意。
評価点
良好な配置やマップデザインと、多数のスクリプトによる独自のシステム構築が目立つ。SFCゼルダのような選択式ワープはありがたい。
イベントの多さやダンジョンの仕掛けなど、クエスト全体の密度としてもトップレベルの濃さで、1本のゲームソフトとして成り立つレベルの内容。
マップを探索する上で広すぎて疲れたり、狭すぎて楽しみがないということはなく、ちょうどいい塩梅に収まっている。
また、ゲームが進むに連れ行動範囲が増えていく中で、探しまわった挙句行き止まりといったような場所は少なく、ほとんどは何かしらの意味があるように作られている。
各ダンジョンにはアナウンスがあり、そのダンジョンの仕掛けやボスに関するヒントが与えられる他、町の住人などから貰える情報の多くは進行に関わるヒントになっているため、無駄な会話を垂れ流しさせられてストレスを感じることは少ない。
特に重要なポイントでは流れの中でヒントを与えられることが多く、ノーヒントで詰み→総当りで聞き込み作業といった労力感はあまりない。
ヒントの内容もストレートすぎず、あくまで攻略の手助けになる程度。聞いてしまうと極端に簡単になるというようなことはなくバランスがいい。
難点
最近のクエスト全般に言えることだがハート3つの序盤からビーム兵やらトラップがやたら多い。道中全般を通してフィールド・ダンジョン共に敵の配置が厳しい。
ボス戦も1回のダメージが高火力。オリジナルボスなのに攻略を手探りでやらせてもらえない部分があるのはいただけない。
中盤にトゲ床を避けて進んでいく場面があるのだが、食らうとダメージがハート8個だったり、よくわからない難しさが多い。
中盤以降は緑服だとハート2つ3つ削ってくる敵がバンバン配置され、当然早いうちに青服が欲しくなるところだが、手に入るのは6面クリア後と相当遅い。しかも手に入る場所はサブダンジョン。つまりオプションであるため気づかなければ緑服のまま進行することになる。
(注:改正で6面クリア前に取れるようになったらしい。それでも遅いっちゃ遅い。)
難しさの基準が「その時点でのフル装備」を前提としたものになっているように感じる。即ち、盾・薬・魔法ゲージ・服・剣等は全て揃えられる時に揃えてから挑まないと厳しいようなかなりギリギリの調整。
高難易度クエストなのでそれはいいのだが、問題はそれらは全て隠し要素で、薬ですら中盤にわらしべイベントをこなしてやっと手に入るくらいで(しかも値段はやけに高い)、本来オプションであるはずの謎解きを押し付けられているような感じはあまり嬉しくない。
いわゆる笛が手に入るのが4面手前である上に、最初はワープ機能はついていない。移動用の曲を覚えるのはサブイベントによるオプションであり、気づかなければ移動面で相当しんどい。
移動先が選択式なのはありがたいが、ワープするためには特定のオブジェ前で演奏しなければならず、それもやや面倒。
道中はスイッチで進路を確保し、会話や戦闘でフラグを解除する作業がメインになるのだが、典型的な行ったり来たりのゲーム性になってしまっている。
ダンジョンでは進行中に一度外に出て別の入口や隠しアイテムを見つけなければならなかったりの場面が多く、人によっては不快かもしれない。
フラグ解除もかなり各地に散らばっており、上記の移動のめんどくささも相まって辛い部分がある。
多くのクエストにありがちだが、後半になると高火力な敵でゴリ押ししてくるパターンに思いっきり当てはまる。
特にボスがその傾向で、体当たりで削ってくるようなケースが増え、「パターン化して隙を突く」という流れすら難しくなっている。
一応アイテムを駆使すれば攻略しやすくはなることも多いが、それをやってしまうと今度はアイテム入れ替えの繰り返しになり作業感が強い。
注意点(致命的なバグの存在)
- ショップでのアイテム購入時にルピーが減算され、その後にアイテムが手に入るのだが、減算中にF6でのContinue/Saveを行ってしまうとアイテムが手に入らなかったり、もう一度店に入り直すとフリーズしてしまう。
買ったものが必須アイテムの時等は最悪の場合完全な詰みになる可能性すらあるので注意。
- Training Groundでの配置バグ(解消済)
スタート地点西のTraining Groundで木にフックショットを使って移動する場所があるが、その木が隠し階段になっており一度燃やしてしまうとフックショットが使えなくなりその場所に戻れなくなる。
その先に進み、スイッチを作動させて通路を作れば問題ないが、それをしないでSaveなりしてしまうと二度とその場所に戻れないため、先のイベントは詰んでしまう。
その他、軽微なバグはいくつかあるが、開発スレのログを見る限りアップデートで上記のものも含めてバグ取りされた可能性が高い。が、未確認のため一応注意として書いておいた。
総評
荒削りな部分はあるものの、凝ったシステムとサブイベントを含めたボリュームは相当なものでありゲームを通してのやり応えはとてもある。
個人的に2.50の本格クエストの中では一番よく出来てるんじゃないかと思う。
(追記)2015/9/5に最終版がリリースされ、大幅な変更がなされている部分もある。多少遊びやすくはなっているが、高火力仕様は相変わらず。
特に攻略性の乏しいLevel3、Level8のボスなどの調整はされておらず、バランスの面で評価を下方修正した。
最終更新:2015年09月28日 05:20