091913版
キャラクターは種族と
クラスだけで定義されるわけではない。彼らは個々独立の人格であり、彼らに固有の物語、興味、人間関係、そしてクラスや種族で定義される以外の能力がある。技能と背景はそれぞれのキャラクターが持つ、さらなる奥行を反映するものである。
技能
技能は特定の作業を実行するにあたっての、専門技術分野、高度な訓練、あるいは生まれつきの才能を表している。これらは、キャラクターの過去が継続して現在にまで影響を及ぼし、何らかの行動におけるコツを与える具体的な方法である。
技能の習熟
キャラクターのクラスと背景は、キャラクターに1つ以上の技能に習熟を与える。
もし君のキャラクターが同じ技能の習熟を2つの異なる理由によって獲得するのであれば、君は自分で選択したそれ以外の任意の技能の習熟を得ることができる。
特化された能力判定
それぞれの技能は6つの能力の1つに関連している。たとえば、〈運動能力〉技能は運動能力に基づく一定の【筋力】判定に適用され、〈神秘学〉技能は魔法に関する知識に関わるいくつかの【知力】判定に適用される。
技能がそれぞれどの
能力値と関連しているかは下のリストに示してある。(【耐久力】と関連する技能はない)。
『プレイ方法』のファイルに各技能が一般的に関わる作業の概要が示されている。
【知力】
〈自然〉
〈宗教〉
〈神秘学〉
〈捜索〉
〈歴史〉
【判断力】
〈医学〉
〈生存〉
〈知覚〉
〈洞察〉
〈動物使い〉
【魅力】
〈威圧〉
〈芸能〉
〈ごまかし〉
〈説得〉
ゲームで技能を使う
ときに、DMが特定の技能を使った能力判定を求めてくるかもしれない――たとえば、「【判断力】〈知覚〉判定を行うこと」といった具合だ。また別のときには、君が特定の技能への習熟を有しているなら、DMに対して君が行う判定にそれを適用できないか尋ねることもあるだろう。どちらの場合も、技能への習熟は、その技能に関連する作業を実行する際に行う能力判定に、君の習熟ボーナスを加算できることを意味する。
たとえば、君が危険な崖を登攀しようとするなら、ダンジョン・マスターは君は【筋力】〈運動能力〉判定を行うよう求めるだろう。もし君が〈運動能力〉に習熟しているなら、君は自分の【筋力】判定に習熟ボーナスを加算する。
背景
すべての物語に始まりがある。君のキャラクターの背景は彼あるいは彼女がどこからやって来たのか、彼あるいは彼女はなぜ冒険者になったのか、そして彼あるいは彼女の世界における立場といったものを明らかにしてくれる。君のファイターは勇敢な騎士であったかもしれないし、白髪交じりの兵士であったかもしれない。君のメイジは賢者や職人だったかもしれない。君のローグはギルドの盗賊として名が通っていたかもしれないし、あるいは道化師として観衆を楽しませていたのかもしれない。
背景を選択することは、君のキャラクターについて行う4つの重要なキーの1つであり、彼あるいは彼女の個性についての重要なストーリー上の手がかりを提供する。加えて、背景には特殊な特徴と、開始時の知識分野、習熟、そして装備についての提言が含まれる。
特徴
背景は君のキャラクターに特徴を提供する。特徴とは君のキャラクターができる事柄や、世界における立場に関連して期待される事柄を説明した特殊能力である。一般的に、特徴は優れたものであり、各特徴の説明文にゲーム内でどのように機能するか説明されている。
習熟と言語
背景は、君が実践し磨きをかけてきた作業を反映して、君のキャラクターに3つの技能への習熟を与える。加えて、最大で3種類までの装備への習熟を与える。最後に、いくつかの背景は、君の種族と【知力】によって与えられるものに加えて、1つ以上の追加の言語を話し、読み、書く能力を与えてくれる。
装備
それぞれの背景には、キャラクター作成をスピードアップさせるために背景に適切な装備品の提言が提供されている。もし君が装備パッケージを取るのであれば、君のクラスによって与えられている装備パッケージも取らなければならない。装備パッケージを取るのをやめて、代わりに175gpを使って開始時の装備を購入することもできる。
背景を作成する
君や君のDMは、そのキャラクターやキャンペーン設定に特化した背景を作りたいと思うかもしれない。背景を作成するには、1つの特徴、3つの技能、そして3つの道具への習熟か言語を選択し、装備に175gp分を消費する。(この場合、君のクラスによって提言されている装備パッケージも取る、ということはできない。)もし君が君が望む背景設定にぴったりの特徴を見つけることができないなら、DMと一緒にそういうものを作り上げること。
一般的なルールとして、特徴は君のキャラクターを世界に対して何らかの方法で結びつけるものである。それは彼あるいは彼女が冒険者になる数日前までつながっていた組織や人々を提供するものであるべきである。それはまた、その背景のメンバーが享受する特殊な利点や機会をも反映させるものでもある。特徴は決してキャラクターのクラス能力を向上させることはないし、ロールにボーナスを提供することもない。
背景の例
ほとんどの冒険者は下記の背景の1つを有する。
すべての物語に始まりがある。君のキャラクターの背景は彼あるいは彼女がどこからやって来たのか、彼あるいは彼女はなぜ冒険者になったのか、そして彼あるいは彼女の世界における立場といったものを明らかにしてくれる。君のファイターは勇敢な騎士であったかもしれないし、白髪交じりの兵士であったかもしれない。君のウィザードは賢者や職人だったかもしれない。君のローグはギルドの盗賊として名が通っていたかもしれないし、あるいは道化師として観衆を楽しませていたのかもしれない。
背景を選択することは、君のキャラクターについて行う4つの重要なキーの1つであり、彼あるいは彼女の個性についての重要なストーリー上の手がかりを提供する。加えて、背景には特殊な特徴と、開始時の技能と装備についての提言が含まれる。
特徴
背景は君のキャラクターに特徴を提供する。特徴とは君のキャラクターができる事柄や、世界における立場に関連して期待される事柄を説明した特殊能力である。一般的に、特徴は優れたものであり、各特徴の説明文にゲーム内でどのように機能するか説明されている。
技能
6つの能力それぞれがさまざまな作業を担当している。誰でもこれらの作業を試みることができるが、あるひとつの事に熟練したキャラクターは、その作業について成功する可能性が非常に大きい。作業に対する技能は正式な訓練、生まれつきの適性、あるいはその両方を表している。この技能で熟練している状態は、技能ダイスと呼ばれる特殊なd6によって表現される。
技能を得る
キャラクターは下記のリストから選択した4つの技能を持ってゲーム開始する。技能を選んで取る代わりに、単純にキャラクターの背景に提示されているものを取ることもできる。技能それぞれについては、『プレイ方法』ファイルの「能力値」の項に説明されている。
1つの技能は1回だけ選択できる。この例外は〈知識〉技能である;この技能を選択するごとに、君は知識の分野1つを選択しなければならない:禁断知識、軍事知識、自然知識、宗教知識、政治知識、地底知識、魔法知識、民間知識。
作業 |
能力値 |
〈威圧〉 |
【魅力】 |
〈噂集め〉 |
【魅力】 |
〈運転〉 |
【敏捷力】 |
〈応急手当〉 |
【判断力】 |
〈隠密〉 |
【敏捷力】 |
〈軽業〉 |
【敏捷力】 |
〈聞き耳〉 |
【判断力】 |
〈騎乗〉 |
【敏捷力】 |
〈芸能〉 |
【魅力】 |
〈視認〉 |
【判断力】 |
〈真意看破〉 |
【判断力】 |
〈水泳〉 |
【筋力】 |
〈説得〉 |
【魅力】 |
〈捜索〉 |
【知力】 |
〈知識〉※ |
【知力】 |
〈跳躍〉 |
【筋力】 |
〈登攀〉 |
【筋力】 |
〈動物使い〉 |
【判断力】 |
〈はったり〉 |
【魅力】 |
〈物体破壊〉 |
【筋力】 |
〈物品隠蔽〉 |
【敏捷力】 |
〈平衡感覚〉 |
【敏捷力】 |
※ この技能は複数回選択できるが、毎回別の知識分野を選ばなければならない。
技能ダイスを使う
君の技能の1つあるいは複数に関連する能力判定を行うときにはいつでも、技能ダイスをロールし、ロール結果の数値を判定結果に加算する。
君の技能ダイスはd6で開始される。7、12、17レベルに到達したとき、君は新しい技能1つを選択するか、あるいは技能ダイスをd6からd8、d8からd10、d10からd12へと向上させるかのどちらかを選ぶことができる。簡単に言えば、君はキャラクターの専門技術をより幅広くするのか、あるいはすでに修得した技能をより深く熟練するのか、どちらかを選ぶのである。
装備
それぞれの背景には、キャラクター作成をスピードアップさせるために背景に適切な装備品の提言が提供されている。もし君が装備パッケージを取るのであれば、君のクラスによって与えられている装備パッケージも取らなければならない。装備パッケージを取るのをやめて、代わりに150gpを使って開始時の装備を購入することもできる。
背景の例
ほとんどの冒険者は下記の背景の1つを有する。
背景を作成する
君や君のDMは、そのキャラクターやキャンペーン設定に特化した背景を作りたいと思うかもしれない。背景を作成するには、背景の例から4つの技能と1つの特徴を選択し、装備に175gp分を消費する。(この場合、君のクラスによって提言されている装備パッケージも取る、ということはできない。)もし君が君が望む背景設定にぴったりの特徴を見つけることができないなら、DMと一緒にそういうものを作り上げること。
一般的なルールとして、特徴は君のキャラクターを世界に対して何らかの方法で結びつけるものである。それは彼あるいは彼女が冒険者になる数日前までつながっていた組織や人々を提供するものであるべきである。それはまた、その背景のメンバーが享受する特殊な利点や機会をも反映させるものでもある。特徴は決してキャラクターのクラス能力を向上させることはないし、ロールにボーナスを提供することもない。
最終更新:2014年06月06日 11:17