【知力】（【知】） - zenmainext @ ウィキ

091913版
　知力は感覚的な鋭敏さと、知識と理性を呼び覚ます能力を表している。
　ウィザードが使用するもののような、秘術魔法は、しばしばその体得に鋭い精神を必要とするため、そういったキャラクターにとって、【知力】はもっとも重要なものとなる。

能力判定

　論理、教養、記憶、あるいは演繹的な推理を引き出す必要があるとき、【知力】判定がプレイに持ち込まれる。〈神秘学〉、〈歴史〉、〈自然〉、〈宗教〉、そして〈捜索〉技能がいくつかの【知力】判定に適用される。
　〈自然〉：地形、植物と動物、天候、あるいは自然の周期性についての伝承知識を思い出すためには、キャラクターは【知力】〈自然〉判定を行うことになる。
　〈宗教〉：真核、儀式と祈りの言葉、聖職者のヒエラルキー、聖印、あるいは秘密のカルトの習慣についての伝承知識を思い出すためには、キャラクターは【知力】〈宗教〉判定を行うことになる。
　〈神秘学〉：呪文、魔法のアイテム、魔力のシンボル、魔法的な伝統、実在次元界、あるいはそうした次元界の住民についての伝承知識を思い出すためには、キャラクターは【知力】〈神秘学〉判定を行うことになる。
　〈捜索〉：罠や秘密の扉などの隠された物品を示す手がかりを求めて調べるときや、一帯を通過したクリーチャーの足跡の痕跡を探したりするときには、【知力】〈捜索〉判定を行う。
　〈歴史〉：歴史的な出来事、伝説上の人物、古代の王国、過去の紛争、最近の戦争、あるいは失われた文明についての伝承知識を思い出すためには、キャラクターは【知力】〈歴史〉判定を行うことになる。
　他の【知力】判定：君が下記のような作業を試みようとする際にDMは【知力】判定を要求するかもしれない。

• 言葉を持たないクリーチャーとの意思疎通。
• 傷を与えた武器の種類を推測する。
• 希少なアイテムの価値を見積もる。
• 1人の仲間が都市の衛兵のふりをして通過するのを助けるために一緒に変装する。
• 本物そっくりに偽造文書を作る。

セーヴィング・スロー

　一般的に、君の理性を打ち破ろうとしてくる呪文に抵抗するためのセーヴィング・スローを行うとき、DMは【知力】を使うことを要求してくる。

魔法能力

　ウィザードなど、いくつかのクラスのメンバーは、【知力】を魔法能力として使う。もし【知力】が君の魔法能力であるなら、【知力】修正値は君の呪文のセーヴィング・スロー難易度を決定する際の助けとなる。

言語

　キャラクターは彼あるいは彼女の種族の説明に記載されている複数の言語を流暢に話すことができる。1レベル時、君のキャラクターは、修正値が0よりも大きいのであれば、彼あるいは彼女の【知力】修正値に等しい数の追加の言語を流暢に話すことができる。もしキャラクターの【知力】修正値が後で向上したとしても、その上昇によって追加の言語が与えられることはないし、修正値が減少したとしても言語を忘れてしまうことはない。
　君の言語を「標準的な言語」の表か、君のキャンペーン世界で一般的なものから選択すること。たとえば、フォーゴトン・レルム世界であればチョンダス語やダマラ語などだ。
　DMの許可があれば、「珍しい言語」の表や、盗賊言葉やドルイド語のような秘密の言語から選択することもできる。
　これらの言語のいくつかは、実際には多くの方言を持つ語族である。たとえば、ブラウニー語、ピクシー語、そしてスプライト語はすべて森語族に属しており、火界語、水界語、地界語、風界語はすべて始原語族に属している。ハイ・エルフ、ウッド・エルフ、ドラウは皆彼ら独自のエルフ語の方言を話す。しかし、同じ語族の異なる言語や方言の話者は、互いに意志疎通を図ることができる。

標準的な言語
言語	典型的な話者	文字
共通語	人間	共通文字
エルフ語	エルフ	エルフ文字
オーク語	オーク	ドワーフ文字
巨人語	オーガ、ジャイアント	ドワーフ文字
ゴブリン語	ゴブリン類	ドワーフ文字
ドワーフ語	ドワーフ	ドワーフ文字
ノーム語	ノーム	ドワーフ文字
ノール語	ノール	共通文字
ハーフリング語	ハーフリング	共通文字

珍しい言語
言語	典型的な話者	文字
深淵語	マインド・フレイヤー、ビホルダー	深淵文字
始原語	エレメンタル	ドワーフ文字
地獄語	デヴィル	地獄文字
地下共通語	アンダーダークの交易商人	エルフ文字
天上語	セレスチャル	天上文字
ドラウ語	ドラウ	エルフ文字
奈落語	デーモン	地獄文字
森語	フェイ・クリーチャー	エルフ文字
竜語	ドラゴン	竜文字

032013版

　知力は感覚的な鋭敏さと、知識と理性を呼び覚ます能力を表している。
　ウィザードが使用するもののような、秘術魔法は、しばしばその体得に鋭い精神を必要とするため、そういったキャラクターにとって、【知力】はもっとも重要なものとなる。

能力判定

　【知力】判定は、典型的には下記の作業の1つや、推理力に依存する即席の作業に関わる。

• 捜索：隠された物、たとえば罠や秘密の扉の場所を突き止める手がかりを求めて周辺を捜したり、その場所を通過したクリーチャーの手がかりを捜したりするようなとき、そうしたものを捜索するための【知力】判定を行う。
• 知識を思い出す：何らかの種類の知識を呼び覚まそうとするとき、【知力】判定を行う。通常、そうした判定は下記の知識分野の1つに関連する：
  • 禁断知識、これにはカルトとそれらの活動内容、失われた言語、そして他の次元界とそれらの土地の住民に関する知識が含まれる。
  • 軍事知識、これには戦闘、紋章、兵器類、築城、そして戦術といったことに関する知識が含まれる。
  • 交易知識、これには材料、製造、特定の技術（鍛冶、陶工、あるいは料理など）、そして商業に関する知識が含まれる。
  • 次元知識、これには実存次元界、疑似次元界、そして次元の仕組みに関する知識が含まれる。
  • 自然知識、これには地形、植物と動物、天候、そして自然の循環に関する知識が含まれる。
  • 宗教知識、これには真核、儀式と祈祷、聖職階級、そして聖印に関する知識が含まれる。
  • 政治知識、これには王国、支配者、宮廷作法、そして血脈に関する知識が含まれる。
  • 地底知識、これには洞窟と地下世界に生息する植物相と動物相、そして人々に関する知識が含まれる。
  • 道楽知識、これには現在および過去の騎士トーナメントの順位、特定の様式の芸術、特定の哲学についての深い理解、あるいは特定の劇作家の筆になる全ての演劇といった、ニッチな興味に関する深い知識が含まれる。
  • 文化知識、これには習慣、格言、そして特定の文化の伝説などが含まれる。
  • 魔法知識、これには呪文、魔法のアイテム、魔道のシンボル、そして魔法的な伝統に関する知識が含まれる。

セーヴィング・スロー

　一般的に、君の理性を打ち破ろうとしてくる呪文に抵抗するためのセーヴィング・スローを行うとき、DMは【知力】を使うことを要求してくる。

魔法能力

　ウィザードなど、いくつかのクラスのメンバーは、【知力】を魔法能力として使う。もし【知力】が君の魔法能力であるなら、【知力】修正値は君の呪文のセーヴィング・スロー難易度を決定する際の助けとなる。

言語

　キャラクターは彼あるいは彼女の種族の説明に記載されている複数の言語を流暢に話すことができる。1レベル時、君のキャラクターは、修正値が0よりも大きいのであれば、彼あるいは彼女の【知力】修正値に等しい数の追加の言語を流暢に話すことができる。もしキャラクターの【知力】修正値が後で向上したとしても、その上昇によって追加の言語が与えられることはないし、修正値が減少したとしても言語を忘れてしまうことはない。
　君の言語を「標準的な言語」の表か、君のキャンペーン世界で一般的なものから選択すること。たとえば、フォーゴトン・レルム世界であればチョンダス語やダマラ語などだ。
　DMの許可があれば、「珍しい言語」の表や、盗賊言葉やドルイド語のような秘密の言語から選択することもできる。
　始原語と森語はどちらも数多くの方言が存在する語族である。たとえば、ブラウニー語、ピクシー語、そしてスプライト語はすべて森語族に属しており、火界語、水界語、地界語、風界語はすべて始原語族に属している。同じ語族の異なる言語や方言の話者は、互いに意志疎通を図ることができる。

標準的な言語
言語	典型的な話者	文字
共通語	人間	共通文字
エルフ語	エルフ	エルフ文字
オーク語	オーク	ドワーフ文字
巨人語	オーガ、ジャイアント	ドワーフ文字
ゴブリン語	ゴブリン類	ドワーフ文字
ドワーフ語	ドワーフ	ドワーフ文字
ノーム語	ノーム	ドワーフ文字
ノール語	ノール	共通文字
ハーフリング語	ハーフリング	共通文字

珍しい言語
言語	典型的な話者	文字
深淵語	マインド・フレイヤー、ビホルダー	深淵文字
始原語	エレメンタル	ドワーフ文字
地獄語	デヴィル	地獄文字
地下共通語	アンダーダークの交易商人	エルフ文字
天上語	セレスチャル	天上文字
ドラウ語	ドラウ	エルフ文字
奈落語	デーモン	地獄文字
森語	フェイ・クリーチャー	エルフ文字
竜語	ドラゴン	竜文字