【魅力】(【魅】)

091913版
 【魅力】は他人との間にどれだけ良い関係を築けるかを表す能力である。これには信用、雄弁さ、そして外見といった要素が含まれる。高い【魅力】を持つキャラクターは好感をもたれているか、力強く説得力があるか、あるいはその両方である。そのキャラクターは信用と優雅さを醸し出しており、ほとんどの場合、生粋の指導者となりうる。低い【魅力】の値を持つキャラクターは、冴えない印象を与え、もしかすると不安さえも誘うような人物である。
 すべてのキャラクターが高い【魅力】の値から利益を得るが、雇い人、従者、そして知性を持つモンスターといったノンプレイヤー・キャラクターと交渉する者たちは特に大きな利益を得る。また【魅力】は純粋な意志の力によって魔法のパワーを操る呪文の使い手にとっても重要である。

能力判定

 社交能力、他者に影響を与えたり楽しませたりする能力、あるいは確固たる個性の力を必要とされるような状況において、【魅力】判定がプレイに持ち込まれる。〈威圧〉、〈芸能〉、〈ごまかし〉、そして〈説得〉技能がいくつかの【魅力】判定に適用される。
 〈威圧〉:脅威を与え、敵対的な行動を取り、物理的な暴力に訴えて誰かに影響を与えようとするとき、【魅力】〈威圧〉判定を行う。他人を威圧するときの例としては、捕虜の口を割らせようとする場合、街のちんぴらに抗争から手を引くよう納得させようとする場合、あるいは冷笑する高官に決定を再考することを説得するために割れた瓶のかけらを使うような場合などが含まれる。
 〈芸能〉:音楽、踊り、演芸、手品、物語り、あるいは他のさまざまな形態の芸能を聴衆の前で演じる際には【魅力】〈芸能〉判定を行う。
 〈ごまかし〉:【魅力】〈ごまかし〉判定を行うとき、君は言葉によるか、あるいは行動によるかして、誰かを欺こうと試みることになり、それには曖昧さを残して紛らわしい表現をすることから、まるっきりの嘘をつくことまで、全てが含まれている。典型的な状況としては衛兵を言いくるめようとしたり、商人をだまくらかしたり、ギャンブルで金を獲得したり、変装してまかり通ったり、だれかの疑いを偽の保障で緩和したり、ずうずうしい嘘をついている間目をそらさないでいたり、といった状況が含まれる。
 〈説得〉:機転、社交的な優雅さ、あるいは善なる性質によって誰か、あるいは一団の人々に影響を与えようとするとき、【魅力】〈説得〉判定を行う。典型的には、善なる信念に基づく行動を行っているとき、友情を結びたいと考えるとき、誠意ある要求を行うとき、適切な礼儀作法を示すときに、誰かを説得しようとできる。他人を説得する行為の例としては、侍従に王への面会を許してくれるよう頼む、戦争している部族間に平和の交渉を行う、あるいは集まっている町の住民を奮起させる、といったものが含まれる。
 他の【魅力】判定:キャラクターが下記のような作業を試みようとする際にDMは【魅力】判定を要求するかもしれない:
  • ニュース、噂話、そしてゴシップについて話してくれる最適な人物を見つける。
  • 特定のキーとなる話題についての会話をするために人ごみに紛れ込む。

セーヴィング・スロー

一般的に、特定の魔法の強制、特に君の自我意識を打ち破るようなものに抵抗するためのセーヴィング・スローを行うとき、DMは【魅力】を使うように要求する。

魔法能力

バードなど、いくつかのクラスのメンバーは、【魅力】を魔法能力として使う。もし【魅力】が君の魔法能力であるなら、【魅力】修正値は君の呪文のセーヴィング・スロー難易度を決定する際の助けとなる。

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最終更新:2014年06月04日 18:51