状態

091913版
状態はさまざまな手段によってクリーチャーのできることに変化をもたらし、呪文や他の効果の結果として生じる。盲目状態や聴覚喪失状態などのほとんどの状態は障害であるが、非実体状態や不可視状態のように、いくつかは利益をもたらすものである。
それが対処されるか(たとえば、伏せ状態は立ち上がることで対処される)、あるいはその状態を付与する効果によって指定されている持続時間が終了するまで、状態は継続する。
もし同じ状態が1体のクリーチャーに対して複数の効果によってもたらされているなら、それぞれの状態の事例は個別に持続時間を持つが、そのクリーチャーに対して状態の効果が複数及ぶということはない。
下記の説明では、その状態に陥っている間、クリーチャーに何が起こるのかを規定している。それぞれの規定はスターティング・ポイントに過ぎない。特定の状況における状態についての適切な追加の詳細な説明についてはDMに一任されている。たとえば、酩酊状態のキャラクターは、通常は能力判定に“不利”を得ているが、エールが大好きなドワーフに影響を与えるために行われる【魅力】判定にはこの不利益が適用されないとDMは決定するかもしれない。


気絶状態

Unconscious
  • 気絶状態のクリーチャーは手にしていた物をすべて落とし、倒れて伏せ状態になる。
  • そのクリーチャーは移動することも、アクションを取ることも、あるいは周囲の状況を知覚することもできない。
  • そのクリーチャーは自動的に【筋力】と【敏捷力】セーヴィング・スローに失敗する。
  • そのクリーチャーに対する攻撃ロールには“優位”がつく。


恐怖状態

Frightened
  • 恐怖状態のクリーチャーは、その恐怖の源が視線の中にいる間、能力判定と攻撃ロールに“不利”を得る。
  • そのクリーチャーは、開始時にいた場所よりも恐怖の源に近くなるような位置に自らの意思で移動することができない。


拘束状態

Restrained
  • 拘束状態のクリーチャーの移動速度は0になり、その移動速度へのボーナスの利益を得ることはできない。
  • そのクリーチャーに対する攻撃ロールには“優位”がつき、そのクリーチャーの攻撃ロールには“不利”がつく。
  • そのクリーチャーは【敏捷力】セーヴィング・スローに“不利”を受ける。


聴覚喪失状態

Deafened
  • 聴覚喪失状態のクリーチャーは自動的に聴覚に関連するあらゆる判定に失敗する。


非実体状態

Incorporeal
  • 非実体状態のクリーチャーは非魔法のダメージに対する抵抗を持ち、またそのクリーチャーの目標となった者は、その非魔法のダメージに対する抵抗を得る。
  • そのクリーチャーは物体や他のクリーチャーを通り抜けて移動することができるが、そこに留まることはできない。


不可視状態

Invisible
  • 不可視状態のクリーチャーは、魔法や特殊な知覚力なしに見られることがない。隠れ身に関して、クリーチャーは重度の視認困難を得ているものと見なされる。クリーチャーの位置はそれが立てる物音や、それが残す何らかの痕跡によって探知されうる。
  • そのクリーチャーに対する攻撃ロールには“不利”がつき、そのクリーチャーの攻撃ロールには“優位”がつく。


伏せ状態

Prone
  • 伏せ状態のクリーチャーができる唯一の移動の選択肢は、立ち上がるのでない限り、這い進みだけである。
  • そのクリーチャーは攻撃ロールに“不利”を得る。
  • 攻撃者が伏せ状態のクリーチャーの5フィート以内にいるのでない限り、そのクリーチャーに対する攻撃ロールには“不利”が課される。


麻痺状態

Paralyzed
  • 麻痺状態のクリーチャーは移動、会話、そして純粋に精神的なものでないあらゆるアクションを取ることができない。手にしていた物すべてを落とし、倒れて伏せ状態になる。
  • そのクリーチャーは自動的に【筋力】と【敏捷力】セーヴィング・スローに失敗する。
  • そのクリーチャーに対する攻撃ロールには“優位”がつく。


魅惑状態

Charmed
  • 魅惑状態のクリーチャーは、魅惑している者を攻撃することができないし、また魅惑している者を有害な能力や魔法効果の目標にすることもできない。
  • 魅惑している者は、そのクリーチャーに社交的に作用を与えるためのあらゆる能力判定に“優位”を得る。


酩酊状態

Intoxicated
  • 酩酊状態のクリーチャーは攻撃ロールと能力判定に“不利”がつく。
  • 呪文を発動するには、そのクリーチャーはまず難易度10の【耐久力】判定を成功させなければならない。失敗した場合、呪文発動アクションは失われるが、呪文そのものは失われない。
  • そのクリーチャーに対するダメージは1d6だけ減少する。


盲目状態

Blinded
  • 盲目状態のクリーチャーは自動的に視覚に関連するあらゆる判定に失敗する。
  • そのクリーチャーに対する攻撃ロールには“優位”がつき、そのクリーチャーの攻撃ロールには“不利”がつく。


朦朧状態

Stunned
  • 朦朧状態のクリーチャーは移動やアクションをとることができない。
  • そのクリーチャーは自動的に【筋力】と【敏捷力】セーヴィング・スローに失敗する。
  • そのクリーチャーに対する攻撃ロールには“優位”がつく。


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最終更新:2014年06月11日 19:25