停留点を求めるための条件は
上記積分の第2項
は部分積分すると
変えられた道筋に対する条件は,それらが2点

,

を通るということである. よって,

の

についての偏導関数は

と

では

にならなければならない. したがって
停留値に対する条件は
と等価となる.
式中

につての

の偏導関数は

の関数であるが,連続であることと端点での条件以外は任意である.
で与えられるパラメータ

を用い変えられた道筋の組に対しては,この偏導関数は任意関数

になる.
変分法によれば
が2階の導関数まで連続な任意の関数

に対して成り立てば,

は区間

で恒等的に

でなければならない.
微少量
は点

における変えられた道筋の正しい道筋

からの無限小のずれを表していて,仮想変位に対応する. 同様に,正しい道筋のまわりの

の無限小の変化は
のように表される. このようにすると,

が正しい道筋に対しては停留値をとるということを
と書くことができる.
最終更新:2013年10月26日 12:31