微分可能の意味は形式上実数の場合と全く同様
換言すれば

は

のみに関係して

には関係しない定数,また

は

にも

にも関係するが,

のとき,

よりも高度に微小なる数である.

が

に関して微分可能であることを,実数の関係に引き直してみるために,

とし,また

と置けば

実部と虚部とを分けて

は実変数

の関数として微分可能で
従って
なる関係が成り立つ. これは微分可能の必要条件である.
また逆に

として
従って
故に
すなわち

は複素変数

に関して微分可能である.
従って
すなわち

は
Laplaceの微分方程式 を満足せしめねばならない.
最終更新:2012年08月13日 21:23