私なりの研究成果を書きます。ご意見ありましたら、コメントくださいね。(執筆者:スナイデル)
艦隊戦と要塞戦
大海戦の最終勝敗判定は、戦功というポイントを積み上げ、より多くのポイントを稼いだ陣営が勝利となります。この戦功を獲得する方法はたくさんあるのですが、ざっくり二つに分けた時、艦隊戦と要塞戦が上げられます。
艦隊戦は、対人かNPCか、大型・中型・小型などの時間帯で変わりますが、1勝したら戦功が1もらえ、陣営に1ポイントが入ります。負けても戦功が減ることはないので、双方が戦うほどにポイントは無尽蔵に増えていくことになります。
要塞戦は、味方の要塞を守り抜くと100ポイント、相手の要塞を落とすと50ポイント入ります。これは、反対の立場で見ると、味方の要塞が落とされると100ポイントを失い、相手の要塞を落とせないとポイントは入らないことになります。
ちょっとややこしいのですが、海域内の要塞の数に応じたポイントを、取り合うようなイメージでしょうか。
まとめ
・味方の要塞を守り抜き、相手の要塞を落とす
・大量ポイントを奪い合うので、勝敗に与える影響は大きい
要塞ステータス
要塞には、次の3つのステータスがあります。
攻撃:MAX200 数値が高いほど、要塞からの反撃ダメージが大きくなる
防御:MAX200 数値が高いほど、要塞へ砲撃した時のダメージが小さくなる
耐久:MAX30,000 数値がゼロになれば、要塞が落ちる
要塞を落とすためには、要塞に向けて砲撃する必要があります。その際、要塞も反撃してきます。攻撃MAXだとダメージは1000を超えることもあり、小型・中型なら即死ですね。また、防御MAXだと、ほとんど耐久を減らすことができません。
そのため、要塞を落とすには、攻撃・防御のステータスを下げつつ、砲撃によって耐久を減らすことになります。
ちなみに、大海戦チャンネルでは、「カンディア 50-30-80」など報告が入ります。これは3つのパラメータのMAXを100%としており、カンディア要塞の攻撃は100、防御は60、耐久は24,000であることを意味します。
ステータスは数値表示ではなく、バー表示なので、読み取り誤差が±10%くらいあることを覚えておいてください。
まとめ:
・要塞ステータスのうち、耐久がゼロになると落ちる
・ステータス報告には、読み取り誤差がある
工作と構築の違い
まず、工作から
工作隊は特定のアイテムを相手要塞へ投下することで、各ステータスを下げる役割を担います。
使用アイテムは、攻撃なら火炎壷や業火たいまつなど、防御なら轟音弾や仕込み爆薬など、耐久なら白煙弾や偽造通信紙など。また、これらの組み合わせで、ダメージが2倍になるコンボや特殊効果の発動をねらうこともできます。
手順
①海域内にいる特殊作戦司令という船に話しかけることで、工作任務を請け負う
②相手要塞の出港所へ入り、工作ボタンを押す
③使用するアイテム1つを選んで完了
つぎに構築
構築隊は特定のアイテムを味方要塞へ投下することで、各ステータスを回復する役割を担います。
使用アイテムは、攻撃なら14門以上の大砲、防御なら鉄板など、耐久なら鉄材や木材、食料品などです。これらのアイテムは、港内で支援バザーが出ていますので、そこから受け取ります。くれぐれも支援者に感謝の気持ちを忘れないように!
手順
①海域内にいる輸送作戦司令という船に話しかけることで、構築任務を請け負う
②味方要塞の港内へ入り、出港所役人から構築ボタンを押す
③使用するアイテムや交易品を5種類選んで完了
まとめ:
・工作は相手要塞のステータスを下げる。港の外で実行する
・構築は味方要塞のステータスを回復する。港の中に入って実行する
工作・構築をビギナーに勧める理由
大海戦で個人の戦功をたくさん稼ぐためには、実は艦隊戦の方が向いています。対人艦隊を避けて、NPCを狩り続けても、3時間で戦功100近くは超えるでしょう。対して工作・構築で得られる個人の戦功は平均30くらいでしょうか。
ここからは個人の志向が入ります。先に謝っときます
NPCを3時間狩りつづけるのって、楽しいですか? NPCはとっても弱いので、スキル入れてる間に終わることもしばしばあります。
レベル低いと、対人戦に抵抗ありますよね? ガチの船や擬装、スキルを相手に、未熟なビギナーが勝てる可能性はゼロに近いです。
このちょうど中間に位置するのが、工作・構築を含む要塞戦ではないかと思ってます。
なぜなら、工作・構築には相手は人です。NPCではないので、こうすれば絶対うまくいく、という方法はなく、その場その場の判断が戦局を左右します。
相手の思考を読み、味方と力を合わせる。
両陣営で数百人の老若男女が、貴重な(あるいは暇な?)金・土・日のあわせて9時間、モニタとにらめっこし、マウスやコントローラを休むまもなく操作する光景って、想像すると・・・ちょっと怖いかw
NPCとの戦いは、いかに対人艦隊に邪魔されず、戦功を稼ぐかというところにあります。対人戦も、模擬の延長に近く、探しているのは対戦して肌がひりつくような雄敵だと思ってます。
この2つはある意味で、大海戦の勝敗は二の次なんですよね。
これを否定するつもりはなくて、ビギナーさんの多くが大海戦に参加して雰囲気を感じたいとおっしゃります。その目的からすると、NPC狩りや対人戦よりも、要塞戦がもっとも向いてるんじゃないかなぁと、私は思います。
何より、工作・構築の場合、旗艦でない限り、高い海事レベルやスキル、強化された船や大砲を要求されることはありません。そういう意味でも、気軽に参加できるんです。
大海戦に出てみたい、興味はあるけど、自分のレベルでは無理だと思ってる方、私についてくればきっと見方が変わります(そこまで言ってだいじょうぶか^^;)
準備物・注意事項など
まず、各々が事前に用意するものについて書いておきます。
- 大中小の船。耐久高いほど良い
- 帆、装甲板、大砲は、普段の海事修行で使うものでOK
- 職業は、海事職を推奨
- 装備は裸で大丈夫。重ね着でおしゃれはしておこう
- 持ち物の空きを最低でも7枠
- 沈められても折れない心 ← コレが一番大事!
出発直前までに確認すること
- 大海戦クエを受けてますか? 当日14時以降、主戦国の港の町役人で受ける
- 船の装備はできてる?
- 水・食料は15日分くらい、木材と砲弾は50を目安
- 手元にお菓子と飲み物は必須です
- ワールドチャットのチャンネルは「大海戦」に合わせておくと、心が踊るよ
出撃後にお願いすること、守って欲しいこと
- 出港したら、すぐに提督へ追従する
- 補給に時間がかかる場合は、先に言うこと
- 工作時「攻撃 or 防御」の指示を出します。指示に沿ったアイテムを使いましょう
- 洋上で艦隊を解散した場合、指示した場所(港、上陸地点)へ向かってね 帆は忘れず全開に!
- 勝手に船を乗り換えてはダメです。 工作や構築司令が取り消されますので
- 艦隊茶室では、楽しく雑談しよう。雰囲気は大事!
いろいろ書いてますが、初めは誰でもミスします。艦隊メンバーの足を引っ張ります。わからないことがあって当たり前
だから、どんなことが起こっても、私は怒りませんし、その場で最善の対処をする自信があります
なので、落ち込まず、黙らず、ましてや艦隊を抜けないでください
メンバーのミスはみんなでフォローして、楽しい3時間を過ごしましょう^^
Zero-Flora海戦部は、あなたの大海戦参加を心待ちにしております
【工作隊の戦略論】 2016.3.12 トップページ
工作隊の役割を将棋で例えると「飛車」である。それにたいして対人艦隊は「歩」であるといえましょう。飛車の位置が将棋全体の流れを決めるものだし、歩で飛車をとられたら形勢は不利。歩がなければ最終的な勝利もないとうのも似ている気がします。工作隊の仕事の上の上たるものは、一度も補足されずに任務を遂行すること。工作隊の下の下は、勝てない艦隊へ勝負を挑むこと。まさに逃げるが勝ちなのです。かたや対人艦隊は逃げずにいかに目前の相手に勝つかということなので、まったく方向性が違います。また目前の艦隊相手でいっぱいいっぱいなので大局から戦況をみることは不可能です。情報がなく盲目で戦争したら百戦百敗。的確な情報こそが味方を勝利へ導くのです。全体を指揮する司令官がどこに戦力を投入すればよいか判断するのは、正確で素早い情報こそがたのみなのです。アメリカ軍はこの偵察、諜報に莫大な予算と戦力をさいています。太平洋戦争の旧日本軍のごとく情報軽視で、やみくもに大軍へ特攻をかけるような戦は工作隊はするべきではありません。孫子にいわく「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」つまり情報を集めろということ、さらに勝てる相手とだけ戦えといっております。さらに孫子いわく「百戦百勝は善の善なるものにあらず、戦わずして人の兵を屈するのが善の善なるものなり」と戦わずして勝てるなら、それが何より勝る。大海戦の局地戦においてはどうしても戦わなくてはいけませんが、事前に味方有利な戦場を設定することなどできることはあります。孫子兵法の「迂直の計」はまさに工作隊が目指すべきものです。「迂」まがりくねったり「直」まっすぐいったり…敵の油断を誘い電撃的に攻撃する。分散したり結集したり、正攻法と奇襲作戦をたくみにつかいわけることで相手を翻弄することができるのです。
最終更新:2016年09月23日 10:54