って言ってた通り、コッチの現代ではもう魔術に過ぎないがな」
ゼロ「魔術という事は、金と時間さえあれば再現可能ということか?」
ランサー「まあ、ここ最近の話だがな。
銅に中性子なんかの放射線が当たるとニッケルに変化するらしいんだが、
ソレを利用して広島原爆がどの程度の破壊力かが判るんだそうだ」
ゼロ「げ、ゲンバク?チューセイシ???」
シエスタ「ヒロシマって町の名前はおじいちゃんから聞いた様な......」
ライダー「詳しくは、98年の広島原爆投下の日に放送されたNHKスペシャル『原爆投下 10秒の衝撃』をご覧になってください。
NHKスペシャルセレクションとして書籍化もされていますので、そちらは今でも手に入ると思います。
書籍の方は未見ですが、映像の方は当時リア○だった作者にも理解しやすい内容でしたので、気軽に読めるのではないかと。
まあ、内容は重いですが」
シエスタ「へ~、そうなんですか」
ゼロ「ん?誰と話しているシエスタ」
シエスタ「え?こちらの女性と......あれ?居ない。おかしいですね、さっきまで確かに...」
ランサー「...何かあまり突っ込まないほうがいい気がするぞ」
ゼロ「フン、まあいい。
だが、その例は物質変換を目的として行った結果ではないのだろう?」
ランサー「ああ、純粋に物質変換のみをやろうとしたらサイクロトロンでも使わねえ限り無理だな」
シエスタ「さいくろとろん?」
ランサー「ああ、正式名称はサイクロトロン高エネルギー重イオン加速器。
電磁石で光速の50%まで加速した粒子をぶつけて新しい元素を生み出すんだと」
シエスタ「こうえねるぎい?じゅういおん?」
ゼロ「......で、要するにソレを使えば『錬金』と同じく物質変換が可能なのか?」
ランサー「金と時間さえあれば、な。
金1モル(175g)作るのに必要な原子の数は10の23乗個」
ゼロ「じゅ、ジュウノニジュウサンジョウ個って......」
ランサー「100000000000000000000000個。日本の命数法で言えば1000垓個だな。
2001年当時のサイクロトロンでは毎秒10の13乗個=10兆個の原子が作れるから、
金1モル作るには10の十乗秒、つまり100億秒必要になる」
シエスタ「100億秒?それって長いんですか?」
ゼロ「ええっと、10000000000÷60÷60÷24÷365だから......
さ、317年!人間だったら死んでるじゃないの!」
ランサー「つーか電気代だけで確実に1モル以上の金が買えるな」
シエスタ「じゃあ全然意味無いんですね」
ゼロ「だからこそ物質変換は『大』魔術と分類されるのだな」
ランサー「ま、そんな大魔術を小源《オド》のみでやっちまう『錬金』がどれだけデタラメか解ったろ?」
ライダー「ちなみに、今回使用した数字は某徳間書店アニメ雑誌01年8月号に掲載された
伊藤伸平の『バンザイ☆アタック』を参考にしています。数値はあくまで概算だそうですので悪しからず。
単行本化されていないようなので、興味のある方はブックオフなどで探してみてもいいでしょう。
店舗にもよりますが、少し大きめの所なら昔のアニメージュが腐る程置いてあります。
特に3月号がオススメですね。その年の全アニメ作品がデータベース化されていて、意外な発見があったりします。
そう、凛の中の人が黒歴史アニメでは琥珀役だったとか」
ランサー「待て、アレの話題はやめとけ」
シエスタ「あ、さっきの方」
ゼロ「何故解説に出ばって来ている?さっさと『
魔眼の使い魔』に帰れ」
ライダー「失礼な方たちですね。私は元々読書が趣味の痴的キャラですよ」
ゼロ「...知的の『知』が間違ってないか?」
シエスタ「ダメですよミス・ヴァリエール、ツッコんだら負けです!
ココは作者お得意の誤植ということにしてスルーするんですよ」
ライダー「聞こえてますよ。いいでしょう、その主役を狙える設定とやら、存分に堪能させていただきましょう。
あちらの静かな場所で、じっっっくりと、二人っきりで、ね」ジャラジャラジャラ
シエスタ「ああっ、鎖が!やめて、百合の上にいきなりそんなアブノーマルなプレイなんて~!」
ライダー「フフ、大丈夫、痛いのは最初だけですよ」
シエスタ「い~~~~ゃーーー......」(悲鳴が遠ざかって行く)
ゼロ「...いいのか?助けなくて」
ランサー「女同士はノーカウントだ。むしろお嬢ちゃんが助けろよ。正義の味方なんだろ?」
ゼロ「いや、彼女は友達のようで肝心な時にいっつも敵として立ちふさがる属性のような気が......」
ギーシュ「そこは中の人が同じなボクのポジションだろう!」
ゼロ「五月蝿い女の敵!どこから湧いて出た?!
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが命じる。オマエは、死ね!!
エオルー・スーヌ・フィル・ヤルンサクサ......」
ギーシュ「ちょ、ちょっと待てルイズ、それギアスじゃなくってエクスプロージョ......アーッ!」
ズドオォォォ......ォォン
ランサー「...それは確実にオーバーキルだろ、勝利する黄金の剣《カリバーン》じゃあるめぇし」
ゼロ「ああ、それで思い出した。wikiについての件なんだが」
ランサー「何でこの流れで思い出すんだよ!」
ゼロ「それが、SSが上手く書ける様になるには、自分の書いた文章を何度も読み直せって某所で言ってたから
作者はそれを実戦していたらしいんだが、一読する度にあまりの駄文っぷりに悶死するんだそうだ。この間なんか