虎の子供が迷子に成った場合

年代不詳 一人の少年が森の中へと彷徨いこんでしまう。

森の中に子供がひとり。。 幼い子供だが、父親から厳しく鍛えられて育ち 森の中で恐れる風も無い。
でもそれが災いし、ただの迷子では済まない行動を取ってしまっていた。
迷いに迷い、やがて人の元へ帰れなく成ってしまったかもしれないと少年が恐れた時、やっと人と遭遇する。が、それは野盗の類であった。
戦いにそうそう遅れは取らないと思っていた少年だったが、その首領と名乗る者の腕は想像もしていなかった程の力を持っていた。
大人が四、五人同時に掛かって来ても倒す自信も、腕もあった少年だが、相手の首領の腕は更に 十二、三人が同時に攻め付けても跳ね返す力量があっただろう。
数日が過ぎ、捕らえられた少年の世話をしていた野盗の群れの新参者ジフは 少年の危機を知るとこっそり逃がそうとする。
だがそれは初めから首領の知る事であり、極悪無常の首領は 笑いながら二人を殺すよう部下に命じた。
少年を一人逃がそうとするジフであったが、少年は逃げずに留まり 自分も戦う事を選び戦いの中へと身を落す。
大人と子供が一人ずつ、ただそれだけに対して数十人以上の荒くれ者相手では、誰の目にもどちらが有利か分かるだろう。
だがそこに、一人の男が現れ彼等の窮地を救う。












最終更新:2012年09月14日 11:47
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