「WinBoard Adapter for Zillions of Games」はWinBoardの
チェス用エンジンをZoGの外部エンジンとして使用するためのツールです。
 WinBoard Adapterの本体は、「EngineInterface.dll」です。
 
<Download>
- The complete package: Package.zip (2.1 Mb) [recommended].
- Only adapter (already included in the package above): EngineInterface.zip (61 Kb).
- Source code for modified Sjeng (with support for loop chess): Sjeng.zip (184 Kb). 
→「Package.zip」をDLしましょう。
 
②次に、「Package.zip」を解凍して、「Engine Interface v1.1」フォルダに、WinboardのAIエンジン(「Fairy-Max」や「cpw_060109」)をフォルダごとコピーします。
 
↓「Fairy-Max」をコピー
 
※「WinBoard-4.8.0」フォルダの内部
 
③WinboardのAIエンジン(「Fairy-Max」や「cpw_060109」)フォルダには、「Chess.zrf」をコピーします。
※「Fairy-Max」フォルダの内部
 
↓「Chess.zrf」と「start.bat」を追加
 
④続いて、「Chess.zrf」内に「(engine "..\Release\EngineInterface.dll")」を追記して、外部エンジンとしてAdapterを指定します。
 
⑤WinboardのAIエンジンのフォルダ内に、「AIのexe名 xboard」を記載したtxtファイルを作成し、「start.bat」にリネームします。
(「Fairy-Max」なら「fmax.exe xboard」、「CPW」なら「CPW.exe xboard」です)
 
⑥すると、「Chess.zrf」を起動した際に、デフォルトのZoGのAIではなく、WinboradのAIが外部エンジンとして起動します。
 変則でない普通のチェスなら、きちんと対局できるようです。
※「WinBoard 4.3.15」フォルダの内部
 
※「Fairy-Max」フォルダの内部
 
↓「Chess.zrf」と「start.bat」を追加
 
※「WinBoard 4.3.15 Gold Pack」の「Fairy-Max」は起動しますが、最新版の「WinBoard 4.8.0 installer」の「Fairy-Max」は起動しません。
 「fmax.exe」ファイルだけだったのが、「fmax.exe」「MaxQi.exe」「ShaMax.exe」ファイルの3つに増えた影響もあるかもしれません。
 なお、「WinBoard 4.3.15 Gold Pack」の「cpw_060109」フォルダ内の「CPW.exe」は起動します。
 (「WinBoard 4.8.0 installer」には「cpw_060109」がないようです)
※「cpw_060109」フォルダの内部
 
<結論>
 Winboard準拠のAIが作れれば、ZoGのエンジンとして利用できるようです。
 Winboardのチェスエンジンは多数あり、仕様のわかっているものもあると思うので、ZoGのUIを流用してチェスAIを作成・使用したい人には良いかもしれません。
<リンク>
最終更新:2020年08月29日 18:13