ヴァルター・フォン・ブラウヒッチュ

例え臆病者の謗りを受けようと二度と部下に死人は出さない。
それが生き恥を晒す醜い私の騎士道だ。

ヴァルター・フォン・ブラウヒッチュ

CV:福山 潤

年齢

20歳

階級

少佐

所属

ASEドイツ陸軍第42戦術機甲大隊"キマイラ"
大隊長 キマイラ中隊
迎撃後衛・リベロ

コールサイン

キマイラ1

TACネーム

カイザー Kaiser

パーソナルマーク

西洋風の黒い鎧を象った物。

異名

翠玉色の皇帝(スマラクト・カイザー
死神

外見の特徴

色白で怜悧、青い瞳の彫像を彷彿とさせる冷たい印象の美男子。ブロンドの長髪を一本に編んで肩に垂らしている。長身痩躯ながらも均衡の取れた体格、服装はドイツ陸軍軍服に黒いロングコート、制帽。

性格

常に冷静沈着であり、いかなる状況でも感情を動かさずに最善手を打つ理論派の智将。常に周囲から一歩引いているような態度を取り、ともすると冷淡と取られる態度を取る。しかし、内面は非常に部下思いであり、指揮下の兵を守る為なら日頃最重要視する理論を捨てて勘に頼る事もある隠れた熱血派。ただし、その熱くなりやすい一面を恥じており、なるべく表に出さないよう己を律している。上層部の扱いや過去の敗戦の影響でやや鬱屈しており、同僚のアイヒベルガー少佐に対しては羨望とも嫉妬とも付かない複雑な感情を抱いている。品行方正と思われる事も多いが、私生活ではずぼらなダメ人間であり、生活能力は皆無。生活上の些事は副官のクリスティアーネ・メッツェルダー大尉に頼りきり、彼女無しでは文明的な生活を営むことが出来ない。

搭乗機

Mt-2000/TYPE-4 タイフーン

異名の通り翠玉色に染め上げられた専用カラーリング。

シナリオ上の設定

ユーラシア連合七英雄の一人、ドイツ騎士団の末裔ブラウヒッチュ家現当主。後衛の位置から戦域全体を見通し、大隊を手足のように操る卓越した指揮能力から『紅の皇帝』の異名を持つ前線指揮官。過去の戦闘で上層部の死守命令に駆り出された挙句に部隊が全滅、大隊長だった自分のみが生き延びてしまったという過去を持ち、軍内部では『翠玉色の皇帝』よりも部隊を全滅させながらおめおめと生き残ったという事から『死神』という蔑称で称される事の方が多い。

失態隠しを図った上層部の画策で『死闘を生き延びた英雄』と持ち上げられ、七英雄に数えられるなどプロパガンダで英雄扱いされているが、それが虚像である事を自覚し、七英雄として扱われる事を嫌っている。軍内部でも飼い殺しの対象として扱われており、自らが率いるASEドイツ陸軍第42戦術機甲大隊"キマイラ"は自身の悪評もあってまともな衛士は所属せず、問題行動を起こして放逐された者や大洋州連合から寝返った者などワケ有り故に他の部隊に敬遠された厄介者ばかり押し付けられている。

部隊を全滅させた経験ばかりが目立つが実際は優れた独自理論と指揮能力で部隊を華麗に操る智将。ただし、自身の理論がやや理屈倒れである事を自覚しており、それを実現させるだけの技量を持つ部隊員をこよなく愛し、信頼している。厳格な規律と過去の戦訓やデータを駆使、極限まで部隊連携をオートマティック化した組織戦術は高い評価を得ており、キマイラ大隊も精鋭部隊として名を馳せている。しかし、欠点としては彼自身が部隊を失った経験の為に極端に部下の損害を嫌う事であり、良く言えば慎重・堅実、悪く言えば消極的で果断さに欠けると批判されている。リスクを嫌い、『あと一押し』をしない為にその実力の割には戦果が少ない。

衛士としてもあらゆるポジションを平均以上にこなせる万能型のエース。突撃前衛を務めていた経験を持ち、特に近接機動戦を得意としている。趣味はチェスとサッカー。中でもチェスは世界チャンピオンレベルであり、例え戦闘中でも作戦指揮中に持ち込んだ盤面を見つめてインスピレーションを得ている。
最終更新:2013年03月17日 22:28