二木佳奈多

最低ね。
―――最低。

二木 佳奈多(フタキ カナタ)

CV:すずきけいこ

年齢

17歳

階級

大日本帝国軍 少佐
国家公安委員会 武装警察隊 
第二親衛機甲大隊 大隊長

性格

融通の利かない堅物という印象が強く、発言の節々に皮肉を混ぜる皮肉屋。周囲の求める高い期待に応えるべく生真面目に努力を続ける努力家でもあり、時に優しい一面も見せるが基本的には怜悧かつ冷徹なプライドの高い政治将校然とした軍人。辛辣な物言いや冷徹な態度の為に敵を作ることが多く、人間関係は壊滅的。もっとも本人はそれで良しとしている節がある。反動勢力や軍内部の粛清の際に自ら手を汚す事も厭わず、目的の為には手段も選ばない冷酷さから熱心な友愛主義者と目されるが、その実は『三枝の跡継ぎ』たる為に義務的・機械的にやっているに過ぎないリアリスト。素は天邪鬼な性格をしている。

搭乗機

J-10X 殲撃10型 近接能力強化試験機 指揮官仕様

シナリオ上の設定

大日本帝国軍が東方艦隊の監視の為に派遣した帝国軍UPW派遣艦隊指揮官。国家公安委員会隷下武装警察隊第二親衛機甲大隊の大隊長を務めるエリートであり、公安委員会委員長楠木理緒の側近の一人。代々公安当局や軍の要職を排出してきた名門である三枝家の次期当主として分家の二木家の人間ながら将来を期待されており、国家公安委員会においても国防軍内部の反動勢力対策と亡命者狩りを統括をする実力者である。

三枝家と二木家は東アジア共和国時代から反政府勢力の弾圧やデモ隊の鎮圧を担当し、国防軍でも重きをなした軍事貴族であり、佳奈多自身も早くから弾圧に参加してきた経験を持つ。大洋州連合による統治に際しては三枝本家の意向で大洋州と協力して独立派の弾圧を指揮し、大日本帝国の成立後はその経験を買われて親大洋州派でありながら武装警察隊で亡命者狩りや国防軍内部の粛清を担っている。かつての同僚や共に戦った国防軍の人間ですら容赦なく処刑する事から国防軍には蛇蝎の如く嫌われ、憎まれる存在。その冷酷さは武装警察隊の中でも際立っており、同志からも恐れられている。

対国防軍戦と亡命者狩りを念頭に編成された第二親衛機甲大隊を率いるだけあって、指揮官としても衛士としても極めて優秀。三枝家自体が汚れ仕事を中心に行なってきた一族とはいえ、佳奈多自身は京都攻防戦に参加し、戦い抜いた経歴を持つ大日本帝国軍の中でもトップクラスの技量を持つエースであり、特に近接格闘戦を得意としている。その戦いぶりは敵は勿論、自分自身にすら一切の配慮がない一種の破滅的な戦い方の為、時に味方にすら恐怖を感じさせる。

ミスリル・ノイエ戦隊所属の三枝葉留佳とは因縁があるらしく、他軍の人間に対してにも関わらず辛辣な態度を取る。


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実は三枝葉留佳とは双子の異父姉妹。三枝家は子孫を絶やさない為に一人の女性に一族内から二人の婿をあてがうという風習を続けており、その結果として生まれた異父二卵性双生児。生まれてまもなく親元からそれぞれ別の家へと引き離され、跡継ぎを決めるための『品評会』で比べ合いを強いられてきた。その後より好成績を残した佳奈多が三枝家の跡継ぎとなったが、葉留佳に対する虐待をやめて欲しければ葉留佳を敵視し、三枝の跡継ぎに相応しい態度を取る様に命じられ、葉留佳を守るために敢えて冷淡な態度を取り続けている。

『自らが跡継ぎに相応しいと証明し続ければ、三枝家にとって不要となった葉留佳を自由にしてあげる事ができる』と考え、その為には自らの手を汚すも辞さないなど本当は妹の事を深く想っている。

また、自身も引き取られた二木家で激しい虐待を受けており、その傷跡が両腕に残っている。その為、どんな場合でも人に見られるのを避けるために長袖を着込んでいる。
最終更新:2013年05月12日 21:33
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