ZIP (ファイルフォーマット) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: ナビゲーション, 検索 ZIP 拡張子: .zip MIME Type: application/zip タイプコード: "ZIP " UTI: com.pkware.zip-archive マジックナンバー: PK\003\004 開発者: フィル・カッツ 種別: データ圧縮
ZIP(ジップ)はフィル・カッツが考案および開発したデータ圧縮形式およびファイルフォーマットである。歴史が長く、利用率も高いことから事実上の世界標準とされる。
目次 [非表示] 1 概要 2 仕様 3 ソフトにおける固有の拡張子 4 関連項目 5 外部リンク
[編集] 概要 過去の日本ではLHAとシェアが拮抗していた事がある。世界ではほとんどのアーカイブファイルがこの形式を使っている。オリジナルのPKZIPやWinZip等はシェアウェアとして販売されているが、ZIP形式を扱える多くのアプリケーションソフトウェアがフリーソフトとして配布されている。ソースコードも互換性のある亜種(Info-ZIP、7-Zip)がオープンソースとして一般に公開されているので、事実上フリーの形式(オープンフォーマット)と言える。アップルはMac OS Xへの移行と同時に解凍圧縮に標準対応、マイクロソフトはWindows MeおよびWindows XP以降に圧縮解凍機能を搭載させ(日本語版OSでは「圧縮フォルダ (ZIP)」という名称の機能)、自動的に日本国内でも使用者が増えている。また、UNIX系で標準的に使われているgzip(gzip自体はアーカイバではない)は同じDeflateアルゴリズムを使う点は共通しているが、互換性は無い。
[編集] 仕様 開発者 Phil Katz (PKWARE) アルゴリズム Implode, Deflate, Deflate64, DCLImplode, Bzip2, PPMd MIME-Type application/zip, application/x-zip-compressed(旧) 拡張子 .zip 暗号化 AES(128bit,192bit,256bit), 3DES(168bit),RC2/RC4(40bit,60bit,128bit),Blowfish,Twofish 書庫制限 4GB以下 格納ファイル制限 4GB以下(64bit拡張zipは4GB以上も可能), ファイル数制限なし, LFN対応, ファイル名で利用できる文字コードはIBM Code Page 437もしくはUTF-8 フォルダ格納機能 サポート, 空フォルダ格納可能 特殊圧縮 未対応 書庫復元機能 未対応 マルチボリューム 対応, 固定サイズ分割方式(1KB)
[編集] ソフトにおける固有の拡張子 ソフトウェアによっては、ZIP形式をデータ形式として採用しているものがある。このようなソフトウェアでは、ZIPファイルがそのソフトウェア固有の物であることを示すために専用の拡張子を定義している場合がある。その一部を以下に示す。ただし、圧縮アルゴリズムにzlibを使っているものでも、ZIP互換の格納方式を使っていないものは掲載しない。
docx, xlsx, pptx Microsoft Office 2007(OpenOffice.org 3.0)で新たに採用された文書フォーマット (Office Open XML) ipg iPodゲームのアーカイブファイル jar Javaのアーカイブファイル kmz Google Earthの標準ファイル形式。kmlをZIP圧縮したもの。 nar 伺かのINSTALL/1.x仕様に準拠したアーカイブファイル odt, ods, odp, odb, odg, odf OpenOffice.org2.xの標準ファイル形式 (OpenDocument) smzip StepManiaの各種の自動インストール型パッケージファイル wsz Winamp用のスキンファイル wmz Windows Media Player用のスキンファイル xpi Mozilla Firefox(及びそれをベースとするNetscapeシリーズのウェブブラウザなど)やMozilla Thunderbirdなどの拡張のインストーラファイル
LHA 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: ナビゲーション, 検索
この項目ではアーカイバについて記述しています。艦種記号については強襲揚陸艦をご覧ください。
LHA 拡張子: .lzh / .lha MIME Type: application/x-lzh-compressed[要出典] IANA非登録 タイプコード: "LHA " 開発者: 吉崎栄泰 種別: データ圧縮
LHA(エルエイチエー)とは、ファイルの圧縮とアーカイブを行うソフトウェアのひとつ。また、圧縮ファイルの形式はその拡張子からLZHと呼ばれる。ここではLZH形式についても述べる。
目次 [非表示] 1 LHAプログラム 2 LZH形式 2.1 lh0形式 2.2 lh1形式 2.3 lh4/5/6/7形式 2.4 MacLHA形式 3 経緯 4 拡張子 5 MIME-Type 6 関連項目 7 参考文献 8 外部リンク
[編集] LHAプログラム LHAは、奥村晴彦が開発したアルゴリズムをもとに、吉崎栄泰がMS-DOS向けに開発したもので、1988年にパソコン通信で初公開された。
登場当時はLHarc(エルエイチアーク)というプログラムであったが、1990年頃に全面的に作り直され、LHAに改称された(当初はLHに改称の予定であった(実際にバージョン2.00はLHで公開された)が、MS-DOSの内部コマンド("loadhigh"の略記)と同一のためにLHAとなった経緯がある。ごく初期にはLHx/LHaという名称・表記であった)。また、初期バージョンではLHAを「ラー」と発音すると作者による説明があったが、後期バージョンではその説明はない。また、RARと混同することからも、「エルエイチエー」「ルハー」「エルハ」等と発音するユーザーが大勢である。
[編集] LZH形式 LZH形式の圧縮アルゴリズムは、LZSS法で圧縮したデータをさらにハフマン法を用いて圧縮するLZHUFアルゴリズムを用いる(拡張子が“.lzh”であるためよくLZHアルゴリズムと混同されるがまったくの別物である。LZHアルゴリズムはLZSSのポインタのみをハフマンで圧縮するもので、Brentが考案した)。LZHUFは奥村晴彦のLZARI(LZSS + 算術符号)の効率を向上するために吉崎栄泰が考案したものである。
LZSS法ではスライド窓や最大一致長を大きく取るほどに圧縮率の向上が見込めるが、一方でむやみに大きくすると最長一致列の探索に時間がかかり、また多くのメモリも必要になる。このため初期の版ではスライド窓や最大一致長の大きさは小さくとられていたが、探索アルゴリズムの改良やコンピュータの性能向上などにより、次第に大きな値が採用されるようになった。
LZH圧縮形式は大きくlh0、lh1、lh4/5/6/7に分けられる。 圧縮率を高めたlh6/7方式が公開されているが、開発途中ということで同形式を使ったファイルの配布は推奨されていない。
[編集] lh0形式 lh0形式は一切の圧縮を行わない。可逆圧縮では圧縮前よりも圧縮後のデータの方がサイズが大きくなる場合があり、lh0形式はそれを避けるために使用される。ユーザーが意図してこの形式を使う場合は、ファイルの破損のチェックに使ったり、複数のファイルをまとめるだけのアーカイバとして利用される。
[編集] lh1形式 lh1形式のスライド窓の大きさは4Kバイト、最大一致長は60バイト。文字と一致長は動的ハフマン法で符号化されるが、一致位置はハフマン法を用いずに符号化される。LHarc 1.xではこの形式。
[編集] lh4/5/6/7形式 各形式はスライド窓の大きさのみが異なり、それぞれ4K/8K/32K/64Kバイトである。最大一致長は256バイト。
圧縮データの展開速度の向上を目的として、符号化がlh1形式の動的ハフマン法から静的ハフマン法に変更されている。また、一致位置も(文字、一致長とは別に)ハフマン法で符号化される。
[編集] MacLHA形式 「MacLHA」はMacintoshのファイルシステム上のファイルを、LHA形式で圧縮するフリーソフトとして、石崎一明によって開発され配布されたフリーウェア。基本圧縮アルゴリズムはMS-DOS用のLHAと同じだが、Macintoshのファイルシステムで使用されるリソースフォークを含んだ状態で圧縮する為にMacBinary形式にエンコードするという機能が加えられている。この為、MacLHAの圧縮ファイルはMS-DOS(Windowsを含む)上のLHA及び互換ソフトでは正常に展開する事ができない。また、ソフトウェア次第ではMacで解凍してもMacBinary形式のファイルが出てくるという事態も起こる。実際、StuffIt Expanderで解凍を行った場合はMacBinaryをデコードしないため混乱したユーザは多い。この場合、出てきたファイルを再度StuffIt Expanderに通せばMacBinaryがデコードされる。
この回避策としてMacBinaryに変換せずに圧縮するオプションが付随しているが、この方法で圧縮した場合、逆に解凍時にMac OS(Classic Mac OS)ではファイル識別が出来ない状態になる。それが実行ファイルであった場合、正常に起動できなくなる場合もある。これを防ぐため、バージョンによっては、このオプションを有効にしてリソースフォークを含むファイルを追加しようとすると、MacBinaryで保存するか、データフォークのみ保存するか(リソースフォークとFinder情報は失われる)、処理を中止するかの選択を促すダイアログが表示される。
MacLHAはMac OS Xにネイティブ対応していないことと、Finderがzip圧縮に対応したため、ユーザは他のソフトウェアに移行している。Mac OS Xで万一このファイルに出会った場合はMacBinaryデコーダを用意するかHappyLHAというソフトウェアを使用すると良い。
[編集] 経緯 LHAとLZH形式は、1988年の登場以来、パソコン通信やフロッピーディスクでのデータやり取りが主流の時代に重宝されて、MS-DOSのみならず各種のOSに移植されて発展を続けた。ZIP形式を扱うPKZIPが有料のシェアウェアだったこともあり、日本国内はもとより海外でも広く使われるようになった。1990年代にハードディスクやインターネットが広く普及する時代となっても、日本国内では事実上のデータ圧縮の標準的な形式として浸透していた。
しかし、21世紀に入った頃からは、他の形式の方が圧縮率で上回ることが多くなった他、ファイル名にUnicodeが利用できないこと、暗号化機能がないなど不便さが目立ちつつある。またZIP形式の圧縮復元機能がMac OS XやWindows XPに内蔵されたことにより、特に理由がない限り圧縮形式としてはZIPが使われることが多くなっている。
ただし、かつて作成されたLZHのアーカイブを展開する需要は非常に多いことが確認された。それを受けてマイクロソフト社はLZH展開アドオンを正式に配布している。
また、作者の吉崎栄泰のウェブページがかつて存在していたが現在では無くなっている。
日本においては圧縮データを展開(伸張)することを「解凍」と呼ぶことが多いが、これはLHAのマニュアルで使われていた用語が一般化したものである(マニュアルでは圧縮を「凍結」と呼ぶ)。また、LZHのアーカイブは「書庫」と呼ばれる。これはLHA/LHarc以前のアーカイバLArc(前述のLZARIを採用、圧縮形式lzs/lz4/lz5、拡張子.lzs)がファイルを「本」、アーカイブを「書庫」になぞらえたことに因む。
[編集] 拡張子 .lzh / .lha
日本においては.lzhのみが用いられるが、日本国外では.lhaなどが用いられることもある。
[編集] MIME-Type application/x-lzh-compressed[要出典]
上記のMIME-TypeはIANAに登録されておらず、LZH書庫として認識できるブラウザは今のところない。実装の際は注意が必要。
RAR 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: ナビゲーション, 検索 RAR 拡張子: .rar MIME Type: application/x-rar-compressed application/octet-stream タイプコード: RARf 開発者: Eugene Roshal 種別: データ圧縮
RAR(ラー)はデータ圧縮のファイルフォーマットの一つ。元々はMS-DOSベースのファイル圧縮ソフトウェアの名前及びファイルフォーマットである。
ZIPに比べ高圧縮のファイルが作成でき、また他のデータ圧縮フォーマットにはあまり見られない特色としてリカバリレコードという一種のハミング符号を付加することで、圧縮ファイルの破損の修復が可能であることが上げられる。また、分割が可能で、あるファイルを一定のサイズごとに分割して圧縮することができる。
WinRARやMacRARなどのソフトウェアで処理を行うことができる。
目次 [非表示] 1 拡張子 2 MIME-Type 3 関連項目 4 外部リンク
[編集] 拡張子 .rar
[編集] MIME-Type application/x-rar-compressed
7-Zip 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: ナビゲーション, 検索 7-Zip
7-Zip アーカイバ 開発元 Igor Pavlov 最新版 4.57 / 2007年12月6日 対応OS クロスプラットフォーム 種別 ファイルアーカイバ ライセンス GNU LGPL、 修正 BSD ライセンス、 その他 公式サイト 7-Zip.org
表・話・編・歴
7-Zip(セブンジップ)はオープンソースのファイルアーカイバである。当初は Microsoft Windows 用に設計され、後に他のコンピュータオペレーティングシステムでも利用可能になった。p7zip の形で、7-Zip は Mac OS X、Solaris、Linux、および BSD 系 OS のような UNIX 系システムや、AmigaOS 上で使うために移植された。7-Zip は、DOS 移植版を使うか、HX-DOS エクステンダで Windows コマンドライン版を走らせることにより、DOS とも互換性がある。
7-Zip は基本的に 7z(セブンゼット)書庫形式を操作するが、ほかにもさまざまな種類の書庫形式を読める。7-Zip の操作には、コマンドライン(全システム)、グラフィカルユーザインタフェース(Windows のみ)、もしくはシームレスな Windows シェル環境の、いずれの方式も使える。
7-Zip の開発は2000年に始まり、イゴール・パブロフ (Igor Pavlov) により活発に開発されている。プロプライエタリな競争相手であり市場を先導する WinZip や WinRAR と異なり、7-Zip は GNU Lesser General Public License (LGPL) の下で(ただし RAR ライセンスの制限がある)、AES 暗号のコードは修正 BSD ライセンスの下で配布されており、このため 7-Zip はフリーソフトウェアである。
7-Zip は2007年に SourceForge.net のコミュニティにより「技術デザイン」賞と「ベストプロジェクト」賞に選ばれた[1]。
目次 [非表示] 1 形式 1.1 7z(セブンゼット)書庫形式 1.2 他のサポート形式 2 変種 3 機能 4 脚注 5 関連項目 6 外部リンク
[編集] 形式
[編集] 7z(セブンゼット)書庫形式 詳細は7zを参照
既定では、7-Zip は 7z 形式の書庫を作成する。拡張子は “.7z” である。各書庫は複数のディレクトリとファイルを含むことができる。コンテナ形式として、積層的に組み合わせられたフィルタを使うことによりセキュリティやサイズの縮小が達成される。これらはプリプロセッサ、圧縮アルゴリズムおよび暗号化フィルタからなる。
7z 圧縮の中心段階では各種のアルゴリズムを使用する。もっともよく使われるのは Bzip2 と LZMA である。イゴール・パブロフによって開発された LZMA は比較的新しいシステムであり、7z 形式の一部として初公開された。LZMA は Range Coder によって符号化された大きな(サイズ 4 GiB までの) LZ ベースのスライド辞書からなる。
LZMA の圧縮比は非常に高くなる傾向がある。圧縮されたサイズは、どちらもプロプライエタリである RAR や ACE を含む、他の高圧縮率の形式に匹敵する。
ネイティブの 7z ファイル形式はオープンでモジュール化されており、すべてのファイル名を Unicode で格納する。
[編集] 他のサポート形式 7-Zip は他にも多数の圧縮形式および圧縮を行わない書庫形式をサポートする。サポートする形式には ZIP、Tar、gzip、bzip2、Z、Cabinet、RAR、LZH、ARJ、cpio、RPM および Debian の deb 書庫が含まれる。7-Zip のバージョン 4.42 以降は ISO 形式の CD/DVD イメージもサポートする。
これらの形式のいくつかを含んでいることは、パッケージを実質的に非フリーにする各種の使用条件に従わせることに注意すべきである(たとえばプロプライエタリな RAR 圧縮を含む)。
7-Zip は一部の MSI ファイルを開くことができ、ファイル内容に伴うメタファイルにもアクセスできる。一部の Microsoft CAB (LZX 圧縮)と NSIS (LZMA) インストーラ形式を開くこともでき、7-Zip は与えられたバイナリファイルが実際には書庫であるかどうかのチェックツールとして使える。
ZIP や gzip のファイルを圧縮するとき、7-Zip は自家製の Deflate エンコーダを使用する。このエンコーダは圧縮速度と引き替えに、広く使われている zlib の DEFLATE 実装よりも圧縮率の高い書庫を作成できることが多い。7-Zip の Deflate エンコーダ実装は AdvanceCOMP スイートのツールの一部として独立に入手可能である。
[編集] 変種 p7zip の形で、コマンドライン版が Mac OS X、Solaris、Linux および BSD 系 OS を含む UNIX 系システムで使うために移植された。
Windows x64 Edition 用の64ビット版が存在する。これは巨大なメモリのマップをサポートすることにより圧縮を高速化できる。すべてのバージョンがマルチスレッドをサポートする。
2つのコマンドライン版が提供されている。外部ライブラリを使用する 7z.exe と、モジュールが組み込まれているスタンドアローン版の 7za.exe である。しかし、7za の圧縮・展開(解凍)サポートは 7z、ZIP、Tar、gzip、bzip2 および Z 形式に限られている。
加えて、ポータブル版の 7-Zip も存在する。PortableApps.com がパッケージ化し、自サイトで配布している[2]。
[編集] 機能 7-Zip は多くの機能をサポートする。いくつかは有名な商用圧縮ソフトウェアにも見あたらないものである。
暗号化方式として、7z 書庫は256ビットの Rijndael AES 暗号をサポートする。暗号化はファイルと 7z ディレクトリ構造の両方に対して有効にできる。ディレクトリ構造が暗号化された場合、利用者は書庫内に含まれるファイル名を見るためにパスワードを与える必要がある。WinZip が開発した AES による ZIP 書庫暗号化の規格も利用可能だが、7z 書庫のようなファイル名の暗号化は提供されていない[3]。 7-Zip は動的にサイズの変わるボリュームを柔軟にサポートする。これは書き換え可能 CD や DVD などのリムーバブルメディアへのバックアップに有用である。 2分割画面モードのとき、7-Zip は基本的な伝統的ファイルマネージャであるとみなせる。 7-Zip は壊れたファイル名を含む書庫を展開(解凍)し、必要に応じて改名する機能を持つ。 自己解凍書庫を作成すれば、7z 展開ソフトウェアを持たない利用者も圧縮されたファイルを展開(解凍)できる。