前書き
前スレの尚也の設定を一部参考にしました
もう駄目だ。逃げようとするが、体に力が入らない。ここまで来て食われて死ぬなんてあきらめきれない。
僕は瑠璃ちゃんと真由美姉さんに助けを求めようとした。
「うふ・・・うふふ・・・こんなに・・・すごいの・・・」
放心している瑠璃ちゃんは頼りにならない。真由美姉さんは・・・あれ・・・姿が見えない。よかった、
せめて真由美姉さんだけでも逃げたんだな。僕たちを置いていくのはひどいと思ったけど状況が
状況だし仕方がないや。でも、それは思い違いだった。もう覚悟を決めた僕があきらめて目をつぶる。
あれ、痛みがこないや。どうしたんだろう。うっすら目を開けるのとほとんど同時にどごっというにぶい音がした。
見ると、尚也ゾンビがひっくり返っている。全裸の真由美姉さんが怒りで顔を真っ赤にしている。どうやら
真由美姉さんが尚也ゾンビの後ろに忍び寄り、背後から殴り飛ばしたらしい。
ひっくり返った尚也ゾンビはばたばたと手足を動かしている。真由美姉さんは怒りに任せて尚也ゾンビの腹部
を思いっきり踏みつける。ごぼぉっと音がすると尚也ゾンビの口から腐敗物が吹き出る。飛び散った腐敗物は周囲に
散らばっている、尚也のエロ雑誌やアニメ雑誌やエロビデオやエロゲーなどにべちゃっとかかる。
飛び散った腐敗物の一部は真由美姉さんの足にもかかった。それを見た真由美姉さんちょっと眉をひそめると、
「こおのび・ち・ぐ・そがぁぁぁぁぁぁぁぁ。小汚ねえものを吐き出してんじゃねえぇぇぇぇぇぇぇ」
いきなり切れました。どかどかと尚也ゾンビの手足を、腹を、顔面をけりつける。尚也ゾンビも必死に反撃
しようとするが、真由美姉さんの素早い動きにとても追いつけない。
「くたばりやがれええええ。この、オタヒッキー無職ゾンビがああああああああああ」
尚也ゾンビがちょっと可哀想になりました。真由美姉さん激しく尚也ゾンビを罵倒しながらけり続けます。
蹴飛ばすたびに真由美姉さんのあそこが丸見えになるんですが、姉さん全然気にしません。
「このブサヨク公明在日創価ちょんゾンビ!!」
ドカッ。真由美姉さんの蹴りに耐え切れなくなった尚也ゾンビの左足がブチっとはじけとんだ。もともと腐りかけて
いたこともあるんだろうけど、恐ろしいパワーだ。尚也ゾンビの切断面からは、蟲がわらわら出てくる。気持ち
悪いぃぃ。怒り狂った真由美姉さんそんなの気にしません。蟲どもを
「ロンダ高専!!TOEIC780!!」
バキッ。今度は右足がブチ切れました。ところで姉さんなんでそんなこと知ってるんですか?
「くずゾンビがああああああ、せいぜいボンベと戯れてやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ブシュッ。ああ、左手が吹き飛びました。だから姉さん尚也の職業が燃料の供給業だってなんで知ってるんですか?
「このバンダイのプラモデルがあああああああ!!」
グシャッ。右手も千切れ飛びました。もう訳分かりません。
手足がちぎれ、だるまのようになった尚也ゾンビ。既に抵抗をやめ、時折体をびくびくと震わせるだけだ。
真由美姉さんの攻撃はそれでも緩むことはない。激しい罵倒を浴びせながら体に蹴りを入れ続けている。
恐怖と驚きで硬直していた僕はようやく動けるようになると、真由美姉さんを止めにかかる。生きてる時は
友達だったんだし、必要以上に傷つけられていくのはあんまりいい気持ちじゃない。
「もう、いいだろ。気が済んだろ。こいつを楽にしてやろうよ」
真由美姉さん無言で僕の股間に蹴りを加えます。ぐぐぐぐうと痛みでうずくまる僕。真由美姉さんはまた蹴りを入れ
はじめます。ひどい・・・これはあんまりだ。いや僕じゃない。尚也に対して酷すぎる。尚也は只の被害者なんだ。
彼は何も悪くない。尚也ゾンビに襲われ恐怖に震えながら自宅で立てこもっていたんだ。好きなエロ関係の品々とと
もに。それだけのことなんだ。死んだ後まで暴力にさらされるなんて理不尽すぎるよ。僕は尚也の人生を想う。
尚也・・・彼は優しい男だった。小さい女の子にはいつも必要以上に優しかった。あまりの優しさに勘違いされ警察
を呼ばれたこともあるほどだ。赤い羽根募金のときにはかならず寄付していた。それも駅ごとに。羽をつけてもらう
ときに股間がふくらんでいたような気がしたが、それは僕の見間違いだろう。ああ、尚也・・・僕が思いを馳せていると
突然頭の中に声が響く
「○○・・・君か・・・君なのか・・・」
この声は尚也!!尚也なのか。僕は尚也ゾンビの方を見る。心なしか顔がこちらの方を向いている。既に眼球は
真由美姉さんのアタックではじけ飛んでいたけど、尚也ゾンビと視線が合ったような気がした。でも、真由美
姉さんにはこの声は聞こえていないらしく、まだどかどかと尚也ゾンビに蹴りを入れている。
これは一体どういうことだろう。いぶかしむ僕に声は再び語りかけてくる。
「僕と君とは同じ趣味を持つものだからだ・・・君も・・・ロリだろう・・・」
問題発言です。
「同じ嗜好を持つもの同士が共感して引かれあう・・・ホモが・・・同類を・・・見分けるように・・・
僕と君の持つ魂の核(カーネル)が今・・・接触してるんだ・・・」
そんな接触正直遠慮したいです。
最終更新:2011年01月19日 19:53