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牛鬼

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・『枕草子』「名おそろしきもの」に「牛鬼」の名前があがっている。       参考文献 『枕草子 中』講談社学術文庫 #amazon(4061594036, image, text)
・鬼の頭に牛の体、といった姿で現れるとされる妖怪。 ・主に海岸や川の淵、滝などにまつわる事例の多い事が知られている。 ・[[和歌山県]]西牟婁郡に伝わる伝説では、琴の滝という名の滝に牛鬼が住んでおり、    この牛鬼は人の影を食べると伝え、食べられると必ず命を落とすと伝える。 ・同県東牟婁郡本宮町には「牛鬼滝」がある。同地の百姓が川の上流に牛を留めて置いたところ、    「ニンジンのように赤い角と漆のように黒い体の牛鬼が現われ」、同地の家の祖先が    毎年一度、旧暦十一月十七日に祀る事を引き換えに引き取らせたとか。    また同町十九良谷にも牛鬼滝があり、ここに現れる牛鬼は鼻が椿のように真っ赤に開いているという。 ・同じく和歌山県の古座町に伝わる伝説では、若い女の姿で現れたという。    猟師の男が、水に映る姿が牛鬼であった事からこれを鉄砲で撃ったが、後に発狂してしまったとか。 ・また同じ古座川水系に伝わる伝説では、少女の姿で現れ食物を欲しがる牛鬼に食べ物を与えると、    のちに大水の際に食べ物を与えた青年を牛鬼が助けた、とする話がある。    しかし牛鬼は人間を助けると生きていけないといい、そのままたちまち溶けて赤い血となって流れて行ったとか。 ・[[岡山県]]阿哲郡の明神山山頂に牛鬼堂(ぎゅうきどう)がある。鳴滝橋の上で昼寝をしていた牛鬼の首を    青年が斬り落とすと、首が飛びあがってその地に落ちたので堂を建てたという。 ・[[島根県]]江津市には、赤ん坊を手渡してくる女性の姿の牛鬼の伝説が残る。 ・[[高知県]]土佐郡に残る伝説では、川に毒を流して魚を獲ろうとした漁師の夢に美女の姿で現れたが、    漁師が制止をきかずに毒を流すと、のちに漁師の家ごと土砂崩れで流れてしまったという。 ・[[愛媛県]]南伊予の祭礼に、神輿の先駆けとしてウショウニンもしくはブーヤレと呼ばれる    牛鬼の練り物が見られる。割竹を編んで作り、全身を棕櫚の毛や赤色の布で包んだもので    数十人の若衆がこれを担ぐという。 ・『枕草子』「名おそろしきもの」に「牛鬼」の名前があがっている。 ・『太平記』巻第三十二には、[[源頼光]]が牛鬼の頭を切り落とした話が載る。 ・また『好色一代男』巻四に、入牢者を形容した表現で「牛鬼島の住人そっくり」という一文があり、    牛鬼の住む島といったものが想定されていた事が見られる。       参考文献 『枕草子 中』講談社学術文庫 『日本伝奇伝説大事典』 #amazon(4061594036, image, text)

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