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・播磨国姫路城がそびえる姫山の地主神。
慶長五年([[1600年]])の池田輝政による姫路城大改修に際し、
天守閣完成直後から怪異が相次いだという。
家臣たちは刑部姫の怒りに触れたのだと噂した。
輝政自身も中風(脳溢血)で倒れ、円満寺(兵庫県多可郡多可町)の
明覚阿闍梨が召され、その手で天守の艮(北東)に八天塔が建立された。
それで一時怪異も静まったという。
・その後も時折、刑部姫による怪異が起こり、
[[宮本武蔵]]が退治に乗り出したり、荒木又右衛門に櫛を授けたりしたという。
・[[泉鏡花]]『天守物語』の元ネタでもある。
(『魔界と妖界の日本史』上島敏昭)