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・ギボン『ローマ帝国衰亡史(二)』
→ローマ皇帝のカルスは、ペルシア遠征の最中に病床に伏せる事になるが、
そんな中で激烈な嵐にあい、もっとも強い霹靂の後に、帝崩御の声があがったという。
そのため、カルス帝は落雷によって崩御した、という流言飛語が飛び交った、という内容の手紙が
カルス帝の秘書官から元老院に送られている、とギボンは述べている。
さらに、落雷によって死亡する事は天の怒りに触れたものと人々に恐れられたことから、
戦況が優位であったにも関わらず、ローマ軍はペルシアから撤退したのだとか。
参考文献
『ローマ帝国衰亡史(二)』ギボン