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イオ - (2014/09/23 (火) 22:11:16) の最新版との変更点
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・河神[[イナコス]]の娘。
・オウィディウス『変身物語』巻一によれば、
[[ユピテル]]に見初められて契るも、[[ユノー]]への発覚を恐れて雌牛に変えられる。
その後、ユノーが遣わした百の目を持つ[[アルゴス]]に見張られるも、
ユピテルの遣わした[[メルクリウス]]がアルゴスを殺害、最終的に元の姿に戻り、
エジプトで尊い女神として崇拝されるようになった、と記されている。
・エジプトの女神[[イシス]]と同一視されており、上記『変身物語』の記述はその事を指しているとされる。
同書の巻九、[[テレトゥーサ]]の元にイオが現れた際には、
[[アヌビス]]と[[ブバスティス]]、[[アピス]]、[[ハルポクラテス]]、そして[[オシリス]]を
従えて登場している。
参考文献
『変身物語(上)』オウィディウス
『変身物語(下)』オウィディウス
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・河神[[イナコス]]の娘。
・オウィディウス『変身物語』巻一によれば、
[[ユピテル]]に見初められて契るも、[[ユノー]]への発覚を恐れて雌牛に変えられる。
その後、ユノーが遣わした百の目を持つ[[アルゴス]]に見張られるも、
ユピテルの遣わした[[メルクリウス]]がアルゴスを殺害、最終的に元の姿に戻り、
エジプトで尊い女神として崇拝されるようになった、と記されている。
・エジプトの女神[[イシス]]と同一視されており、上記『変身物語』の記述はその事を指しているとされる。
同書の巻九、[[テレトゥーサ]]の元にイオが現れた際には、
[[アヌビス]]と[[ブバスティス]]、[[アピス]]、[[ハルポクラテス]]、そして[[オシリス]]を
従えて登場している。
・アポロドーロス『ギリシア神話』によれば、イオは[[ナイル川]]の河辺で息子の[[エパポス]]を産んだが、
ヘラの差し金によってその子がどこかに隠されてしまい、イオはシリア中を歩き回って息子を見つけ出し、
後にエジプト王[[テレゴノス]]と結婚したという。
イオはエジプトに[[デメテル]]の像を建て、エジプト人はデメテルを、またイオをも[[イシス]]と呼んだという。
・ヨーロッパとアジアを隔てる[[ボスポラス海峡]]の「ボスポラス」は「牝牛の渡り」という意味で、
牛に変えられたイオがこの海峡を渡渉したという伝説があるという。
・ヘロドトス『歴史』巻一では、ペルシアの学者の説として、フェニキア人が交易品を持って[[アルゴス]]へ来た際、
品物を見に来た女たちの中にいたイオと他数名をこっそりと連れ去ってしまい、エジプトに連れ去ったとする。
(また、この報復としてギリシア人がフェニキアの[[テュロス]]から王の娘[[エウロペ]]を連れ去り、
さらにその報復として[[アレクサンドロス(パリス)]]が[[ヘレネ]]を奪い取ったのが[[トロイア戦争]]の
遠因であると記述している。)
・また同じくヘロドトスによれば、フェニキア人の側では、イオはアルゴスにてフェニキア人の船長と関係を結んでおり、
結果妊娠してしまった事を恥じて自らフェニキア人の船に乗船し出奔したのだとしているのだとか。
参考文献
『歴史(上)』ヘロドトス
『変身物語(上)』オウィディウス
『変身物語(下)』オウィディウス
『ギリシア神話』アポロドーロス
『プリニウスの博物誌 Ⅰ』
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