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黄金のリンゴ - (2015/05/27 (水) 02:50:34) の最新版との変更点
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・『グリム童話集』「黄金の毛が三ぼんはえてる鬼」〈KHM29〉
→男の子が鬼の頭にはえてる三本の毛を取りに行く途中、とある町で
「これまで黄金のりんごがなっていた木が、今は葉っぱすら出ない、どうしてか」と聞かれ、
これ以外の場所で聞かれた問いも含めて三つを、鬼の介添えの老婆を経由して鬼から理由を聞き出す。
その木の根をかじっているネズミのせいだったので、これを殺せば元通りになると言われ、
その事を町の人たちに教えると、実際に実がなるようになったので、お礼をもらう。
参考文献
『完訳グリム童話集(1)』
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・ギリシャ神話において、[[アタランテ]]に求婚した[[ヒッポメネス]]は[[アプロディテ]]から黄金のリンゴを
加護として授かっていたので、競走中にこのリンゴを落として気を引くことで見事勝利を収める。
・ヘラクレス十二功業のうちの十一番目が、[[ヘスペリス]]たちの庭から黄金のリンゴを取ってくる事だった。
このリンゴは、不死の百頭竜によって守られていたとか。
・また、[[テティス]]と[[ペレウス]]との婚礼に、神々の中でただ一人正体を受けなかった不和の女神[[エリス]]が、
「最も美しいものに」と書いた黄金のリンゴを宴席に投げ込み、これが元で[[ヘラ]]、[[アテナ]]、[[アプロディテ]]が
争い、[[アレクサンドロス(パリス)]]に判断をさせる事になる。パリスはアプロディテを選び、
その報酬として[[ヘレネ]]を得るが、これが元で[[トロイア戦争]]が勃発する。
・『グリム童話集』「黄金の毛が三ぼんはえてる鬼」〈KHM29〉
→男の子が鬼の頭にはえてる三本の毛を取りに行く途中、とある町で
「これまで黄金のりんごがなっていた木が、今は葉っぱすら出ない、どうしてか」と聞かれ、
これ以外の場所で聞かれた問いも含めて三つを、鬼の介添えの老婆を経由して鬼から理由を聞き出す。
その木の根をかじっているネズミのせいだったので、これを殺せば元通りになると言われ、
その事を町の人たちに教えると、実際に実がなるようになったので、お礼をもらう。
・『グリム童話集』「黄金の鳥」〈KHM57〉
→とある王様が黄金のリンゴがなる木を庭に持っていて、実の数を常に把握していたが
朝になると一つ減っている。三人の息子のうち長男、次男を見張りにつけるが正体がつかめない。
三男が見張りをすると、黄金の鳥がこのリンゴを食べていた事が判明する。
・『グリム童話集』「一つ目、二つ目、三つ目」〈KHM130〉
→一つ目、二つ目、三つ目の姉妹が住んでいたが、二つ目はいじめられていて食事もろくにもらえずにいた。
神通力のある女に教えられて子ヤギからご馳走を得ていたが、露見して子ヤギが殺されてしまう。
再び神通力のある女に教わって、その子ヤギの内臓を家の玄関にこっそり埋めると、
葉は銀、実は黄金(黄金のリンゴ)という樹が一夜にして生える。これが縁で二つ目は
殿さまに認められ、お城に住むことを許される
・『グリム童話集』「鉄のハンス」〈KHM136〉
→戦勝記念の祝典で、姫が黄金のリンゴを三日間、投げる事になるが、山男「鉄のハンス」の助けを得た
かつての王子(身分を偽って園丁として下働きをしている)が、
1日目と2日目はこれを受け取るや否やその場から逃げ去ってしまう。3日目に
逃れようとして発覚し、自分の正体を明かし、姫と結婚する。
(zsphereコメント:[[着飾って舞踏会に参加し立ち去る]]の男性バージョンみたいな経緯になっていて、
色々と気になる話。)
・ヘロドトス『歴史』巻七
→[[ペルシア戦争]]におけるペルシアのギリシャへの遠征軍の中で、歩兵一万のうち一千の兵は
石突に金の[[ザクロ]]をつけた槍を持って残り九千の兵を囲み、残余九千の兵は銀のザクロをつけた
槍を持っていたと言い、そのほか、[[クセルクセス]]の最も身近に従う部隊は石突に金のリンゴをつけた
槍を持っていたという。
参考文献
『完訳グリム童話集(1)』
『完訳グリム童話集(2)』
『完訳グリム童話集(4)』
『歴史(下)』ヘロドトス
『黄金伝説』国立西洋美術館企画展図録
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