・古代においては、砂糖は医薬品として用いられていた。 11世紀アラブの学者[[イブン・スィーナー]]は、「砂糖菓子こそ万能薬である」と記している。 (『炭素文明論』で佐藤健太郎は、栄養状態の悪かった時代にあっては、カロリーの高い砂糖だけで 症状が回復するケースもあっただろうし、また偽薬効果も期待できただろうと書いている) ・同様の理由で、肝心なものを欠いていることを指して「砂糖の無い薬剤師のようだ」という慣用句・言い回しがあった事を 『美味礼讃』でブリア・サヴァランが記している。 ・なお、砂糖は繊細な細工をしたり、結晶として成型する事が容易な事も特色であり、 現代でも映画でガラスが割れるシーンなどに、一枚板に固めた砂糖が使われるケースがあるとか。 参考文献 『美味礼讃(上)』ブリア・サヴァラン 『炭素文明論』佐藤健太郎 #amazon(4003252411,image,text) #amazon(4106037327, image, text)