・[[ギリシャ神話]]において、アルゴー船に集った、[[イアソン]]率いる英雄たちの集団のこと。 ・イオルコスの王[[ペリアス]]が、神託によって「片方のサンダルの男に注意せよ」と言われたのち、 川でサンダルを片方流してしまったイアソンに出会い、これを[[アレス]]の聖森にある樫の木に吊るされている 金毛の皮を取りに行くよう命じた。イアソンは[[プリクソス]]の子[[アルゴス]]が作った、 櫂を五十持ち建造者の名を取ってアルゴー船と呼ばれた船に英雄たちを乗せて、金毛の皮を入手しに行った。 ・このアルゴナウタイには、[[ヘラクレス]]、[[オルフェウス]]、[[テラモン]]、[[ペレウス]]、[[テセウス]]、 [[ラエルテス]]、[[アタランテ]]、[[カストル]]と[[ポリュデウケス]]などを含む。 (zsphereコメント:正に神話世界のドリームチーム、さながら『ONEPIECE』のノリ。 ギリシャ神話の体系がどのように膨らまされていったかが垣間見えて面白い) ・ヘロドトス『歴史』巻四に、[[スパルタ]]の山中に現れた[[ミニュアイ人]]たちが、アルゴー船メンバーの子孫であると述べ、 [[レムノス島]]を[[ペラスゴイ人]]に追い出されたのち、 カストルとポリュデウケスがスパルタ出身であることから父祖の地として訪れたと述べ、スパルタ人たちに 受け入れられたというエピソードを載せる。 参考文献 『ギリシア神話』アポロドーロス 『歴史(中)』ヘロドトス #amazon(4003211014, image, text) #amazon(4003340523,image,text)