・『イリアス』『オデュッセイア』他、[[トロイア戦争]]に関する諸作品の登場人物。 ・彼女が[[メネラオス]]の下から連れ去られた事が、トロイア戦争の原因となった。 ・ヘロドトスは『歴史』巻二の中で、ヘレネを連れ去った[[アレクサンドロス(パリス)]]は途中で エジプトの[[ナイル川]]河口付近に漂着し、拘留されて[[メンフィス]]に送られて、 メネラオスの下から財宝やヘレネを奪取した事を難詰されて、これらを置いたうえでの国外退去に処されたという メンフィス祭司の話を紹介している。 またそれゆえに、メンフィスの[[プロテウス]]を祀った神域内に、「異国の[[アフロディテ]]」という社があり、 これはヘレネを祀っているのだという自説を記している。 (実際には、この社はフェニキアの女神[[アスタルテ]]であろう、と岩波文庫版の注にはある) 参考文献 『歴史(上)』ヘロドトス #amazon(4003340515,image,text)