・プリニウス『博物誌』第二巻 →リュディアにあるカラミナエ(葦の)という名の島は、風によって押しやられるばかりでなく、 棹で意のままの方向に動かすことが出来、ミトリダテス戦争で多くの市民を救出するのに役立ったとか。 またニンパエウムに小さな島々があって「躍り島」と呼ばれており、合唱歌に調子を合わせて 人々の足踏みの方へ動いてくるという。 イタリアのタルキニィという大きな湖に、森ののせたまま漂いまわる二つの島があり、その輪郭は 風に押しやられるについれて三角や丸へと変化するが、四角形にだけは決してならない、とか。 ・[[デロス島]]がかつて漂流する島であった事は、プリニウス、ウェルギリウスなど諸書が記述している。 ウェルギリウス『アエネイス』によれば、このデロス島で生まれた事に感謝したアポロンが 感謝の意として、他の島との間を鎖で結んでこの島を漂流しないようにしたとか。 参考文献 『プリニウスの博物誌 Ⅰ』 #amazon(4639022301,image,text)