血盆経

  • 明代の中国で述作されたと見られる偽経。

  • 日本には室町時代ごろにもたらされたと言われる。

  • 女性は出産や月経の血で地神を穢したり、その衣類を洗った川の水で茶を淹れて神に供養するため
   「血の池地獄」に堕ちる、と説く。

  • 日本国内に現存するもっとも古い例としては、群馬県草津町白根山の湯釜(火口湖)から出土した
   杮経(板片に書写された経文)がある。


      参考文献
『史料にみる日本女性のあゆみ』総合女性史研究会



最終更新:2012年07月23日 01:18