- 黄泉戸喫に似た話はメソポタミアにも、紀元前13世紀頃のパレスチナに住んでいたカナン人にも、
ギリシア神話にもある。
また、中国の『録異記』にも、似たモチーフの話は存在する。
(天台の坊さんが洞窟発見、中に入って歩くと町があった。
坊さんは気を吸う事を知っていたので腹は減らず、食べ物を口にしなかった。
が、連れの男は空腹なので店屋で物を食った。
さらに歩くと出口があったが、ものを食った連れは外に出ると石になった)
- ピグミー族では、木をこすり合わせて火をつける発火器について、
縦にして回転させる木を「男の木」、横にして受ける木を「女の木」と呼び、
明確に性行為のイメージをあてている。
火の神を生んだイザナミの話もこうしたイメージを下敷きにしているかどうか?
(以上、大学時代の講義ノートより)
最終更新:2010年10月14日 20:59