西漢南越王墓

  • 中華人民共和国の広州市象崗山で発見された古墳。

  • 紀元前2~1世紀にかけて、中国南部~ベトナムをおさめた南越国の第二代文帝(趙眜)の墓とされる。

  • 龍形の鈕をつけた金印など、約千点の副葬品が見つかっている。

  • この王墓には、殉葬者のものも合わせ、38面の銅鏡が副葬されていた事が知られている。
   これは中国では他に極めて少ない事例。
   また、日本において古墳に副葬された銅鏡の埋納数の上限とほぼ同じ数となっている。

  • また、出土した鏡の中に、直径41.5cmの超大型鏡も存在した。中国鏡としては異例。

  • 埋納数の多量化、鏡の大型化と、いずれも日本古代の出土銅鏡に顕著な特徴であると森浩一は指摘している。


      参考文献

『日本神話の考古学』森浩一


最終更新:2013年09月03日 15:27