北条高時

  • 室町幕府第十四代執権。田楽狂いで政務を顧みなかったという。

  • 『太平記』に、高時がいつものように酒宴で田楽を披露していたが、
 一人の女房が酒宴の席を覗くと、はやしたてているのは異類異形の化けものであったという。
 人々が中に踏み込むと、化け物たちは消え失せ、荒れた座敷にはおびただしい鳥獣の足跡が残っていたと云々。

(以上、上島敏昭『魔界と妖界の日本史』)



最終更新:2011年08月08日 10:54