- 元々はタバコと言う植物が虫害を防ぐために生成した物質。
- 脳内において、神経伝達物質アセチルコリンと同様の働きをする事ができるため、
ニコチンの摂取によって神経の働きが活発化、思考を促進することになる。
ただしニコチンの常習はアセチルコリンの生産力低下を招くため、非喫煙時の思考力を低下させる。
- また、脳内においてドーパミンの放出を促して快感をもたらすが、
これも逆に非喫煙時にドーパミン生産力低下のため、イライラしたりするようになる。
- ニコチンには鎮痛作用もあるため、古代アンデスでは虫歯や傷口にタバコの汁を塗布したりする事もあった。
スペインでもタバコが伝来した当初、消毒や止血、座薬などに用いられたりもしたとか。
本国に持ち帰ったタバコによって、フランス王妃
カトリーヌ・ド・メディシスの頭痛を治療した事で
評判を呼び、「ニコの薬」として知られるようになった事から後に化合物ニコチンの名前にとられたとか。
参考文献
『炭素文明論』佐藤健太郎
最終更新:2013年12月08日 23:56