- 二人の友人が稼ぎに出るが、片方は勤勉で片方は怠け者、郷里への帰途に怠け者の男は
金を持っていた勤勉な男を殺してしまう。
後に再びその地に至った怠け者の男は友人の骸骨に呼び止められ、自分が歌を歌うからそれで
金儲けをせよと勧める。骸骨が歌を歌う興行が有名になり殿さまの前で骸骨が歌うかどうかを賭けるが、
ぱったりと骸骨が歌わなくなり、怠け者の男は殿さまの怒りを買って首を斬られてしまう。
そこで初めて骸骨が口を開き、仇を討ったと殿さまに言う、という話。
- 九州の島嶼部と、南島に主に分布するが、東北地方と新潟県にもわずかに報告されている。
- また、この昔話の分布域と、洗骨の風習のある地域がかなりの程度一致しているとか。
参考文献
『日本伝奇伝説大事典』
最終更新:2014年04月03日 04:30