蟇目

  • 鏃(やじり)の一種。朴(ほお)あるいは桐の木で作る。
   中を空洞にして複数の穴をあけてあり、射ると音を発する。
   弓術の競技の他、魔物祓いに使用された。

  • 『平家物語』巻五「物怪之沙汰」に、
   天狗倒しに対して50人から100人の番人に蟇目を射させたが、
   天狗のいる方角に射ると何の音もせず、いない方角に射ると笑い声がした、という記事が載る。


      参考文献

『平家物語(五)』


最終更新:2014年08月22日 04:19