→
コリントス人で竪琴弾きのアリオンは、イタリアと
シケリアで多額の金を儲けて
コリントスへ帰る途中、船乗りたちに金を奪われそうになり海に飛び込むと、
イルカが彼を助けてタイナロン岬まで運び、アリオンがコリントス王
ペリアンドロスに
事の次第を説明した結果、船乗りたちは捕えられたという。
その後、タイナロン岬にはアリオンが奉納したという、イルカに人がまたがった、「あまり大きくない」
青銅の像が設置されたとか。
→心変わりした妃が船頭と恋仲になり、夫を海に落としてしまうが、忠義な家来が小舟で追ってこれを拾い上げ、
夫が以前妃を蘇生させた三枚の葉を使ってこれを生き返らせ、二人で舟をこいで母船より先に帰国、
あとから帰ってきた妃たちは父親である王の裁きによって、穴の開いた舟に乗せられて海上へ出されて沈んでしまう。
参考文献
『歴史(上)』ヘロドトス
『完訳グリム童話集(1)』
最終更新:2015年07月10日 16:07