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ヨハネがパトモスという島で会った「黄金の衣をまとい、七つの星を持ち、口から剣を出す」人物が
エペソにある教会への手紙に書けと言って述べた内容の中に、
「勝を得る者には、われ神のパラダイスに在る生命の樹の実を食ふことを許さん」とある。
のち、天から「聖なる都エルサレム」が降臨した際、その中に命の水の川が流れており、
その川の両岸に生命の樹があって十二種の実を結び、その実が月ごとに生じること、
その樹の葉は諸国の民を医すものである事が語られる。
→動物の言葉を聞き分けられるようになった男が、とある国の姫に求婚、難題の一つとして
「生命の木の実」を求められる。途方に暮れるが、以前助けた
カラスたちがこれを持ってきてくれる。
この実は金色で、姫と男がこれを食べると姫は相手がかわいくてしかたがなくなり、
それで二人は幸せに暮らした、という結末。
参考文献
『文語訳 新約聖書』
『完訳グリム童話集(1)』
最終更新:2015年08月07日 23:59