小人が仕事を手伝ってくれる

  • 『グリム童話集』「まほうをつかう一寸法師」〈KHM39〉
   →貧乏な靴屋さんが、翌朝仕事をしようと仕事道具を出した状態で寝て、起きてみると仕事が出来上がっている。
    夜中に様子を見てみると、はだかの小人二人が手早く仕事を片付けていた。仕上がりも大変よく、
    靴屋の夫婦はお礼をしようと小人に合う小さな服と靴を用意して、仕事道具のかわりに出しておく。
    小人は喜んで、こんなきれいな身なりになったなら靴屋に住んでいなくてもいい、と歌って
    靴屋を出ていく。それ以来、靴屋夫婦も特に不自由もなく、幸運なうちに過ごしたとさ。



      参考文献

『完訳グリム童話集(2)』


最終更新:2015年06月01日 20:58