→郊外に出て最初に出会った人に子供の名付け親を頼もうと決めた男が、行きあった男に頼むと、
その男は死神を見る方法、それからその死神が病人の頭の側についていたら、男の渡した水を飲ませれば
治るが、死神が足の近くにいたら助からない、と教わる。
それによって腕のいい医師として大金持ちになる。
のちに、名づけ親の元を訪ねた際に、名付け親は悪魔らしい事が暗示される。
→子供を多くもうけた親が、往来に出て最初に行きあったものに名づけ親を頼もうと思って出かけるが、
最初に出会った神様には「富める者ばかりひいきするから」という理由で断り、
二番目に出会った悪魔にも「人間に悪さをするから」という理由で断る。
三番目に出会った死神に、「あなたは誰でも分け隔てをしない」という事で名づけ親を頼む。
死神はやがて生まれた子供に、自分が立っている場所によって病人が生きるか死ぬか判別する方法と、
生きる患者に与える薬草を教える。が、子は死神の言いつけを破って二度、
死神の立つ位置の頭と足元を入れ替えて助からない患者を助けたので、命を取られる。
参考文献
『完訳グリム童話集(2)』
最終更新:2015年06月02日 18:04