→文中に、「日を著たる女ありて其の足の下に月あり、其の頭に十二の星の冠あり」という一節がある。
直接のかかわりは無いかもだが、一応……。
→妃を亡くした王様が、娘との結婚を求め始めたため、娘である姫は
日のようなドレス、月のようなドレス、星のようなドレスを、国中の獣の皮で作ったコートとともに所望して
あきらめようとするが、王様はこれを作ってしまうので、姫はドレスなどを持って出奔。
その後出会った別な王様のもとで身分を偽って下働きをするが、舞踏会に
この3着のドレスで着飾って参加し、最後には素性が明らかになって王と結ばれる。
- 『グリム童話集』「ほんとうのおよめさん」〈KHM186〉
→魔法使いの老婆の助けで豪邸に住むことになった娘の元に王子から求婚があるが、
王子が両親に話をつけてくると言ったきり戻って来ず、やがて別な女性と結婚するという話が聞こえてくる。
娘は3日間の結婚記念パーティーに、日のドレス、月のドレス、星のドレスで出向いて王子の気をひき、
王子の失われた記憶を取り戻させる。
→こちらも、家に帰ったきり姫のことを忘れて別な女と結婚しそうになったたいこたたきに対して、
日、月、星のドレスで女の気を引いて夜に寝所に居座る権利を得て、たいこたたきに声かけて記憶を取り戻させる。
参考文献
『文語訳新約聖書』
『完訳グリム童話集(2)』
『完訳グリム童話集(5)』
最終更新:2016年01月13日 21:54