- 現代ギリシャ語での発音は「マラトナス」だが、ここではマラトンで統一する。
- ヘロドトス『歴史』に、このマラトンの地にヘラクレスの聖所が所在した、と記されており、
実際、このマラトン平野の南端、ヴァラリアと呼ばれる辺りから、ヘラクレスへの奉納銘の刻まれた
前五世紀半ばの彫像台座が、彫像断片と共に出土しているとのこと。
また第二次大戦以前にも、この地から前六世紀末の古い法律の条文、および前五世紀初めの
ヘラクレス祭競技会運営規定が表裏に刻まれた石柱が発掘されており、
この地にヘラクレスの神域にあたるものが実際に存在したらしく見られる。
参考文献
『ギリシア案内記』パウサニアス
最終更新:2015年08月21日 03:35