- 旧約聖書の一部の訳本では、モーセの頭に「角」があるとしている。〈輝く〉と〈角〉が似た音であるため(ほとんどの翻訳者は従って、シナイ山から降りてきたモーセの「顔が輝いていた」としている。が、ヒエロニムスが一般庶民向けに翻訳したウルガタ訳聖書では、角に解している)。
したがって、たとえばミケランジェロのモーセ像には、角がある。
- ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』に、モーセは大変に眉目秀麗で、彼を見て驚きで凍り付いたようにならぬ者は無く、
またモーセが歩き過ぎる時には多くの人が仕事を中座した、などと記している。
参考文献
『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス
『図説 旧約聖書の歴史と文化』M・ジョーンズ編
最終更新:2016年11月19日 02:31