ナルキッソス


  • 水面に映った自分の姿に恋するという逸話で有名。

  • 死後に同名の花となったという伝説となっているため、花の名前としても神話に登場する。
   おそらくは秋に咲くスイセンの一種を指すであろうとのこと。

   プロセルピナは大地に咲いたこの花を手に取ろうとしたところを
   ハデスが連れ去ったという筋になっている。


  • 中世イタリアの説話集『ノヴェッリーノ』では、ナルキッソスは姿の良い「騎士」であり、
   泉に溺れて死んでしまった後、愛の神によりアーモンドの木に変えられ、昔も今もいち早く
   実をつけ愛を掻き立てるのだ、としている。
(ただし実際には、アーモンドが実をつけるのは最初というほど早くはないとか)



      参考文献
『四つのギリシャ神話』
『中世イタリア民間説話集』



最終更新:2016年11月26日 03:52