ヴァルナ集団墓地


  • 銅石器時代の集団墓地。294基の墓が発見されている。

  • 世界最古の金細工が出土した事で著名。放射性炭素年代測定法で紀元前4600~4450年のものとされる。
   全墓地から見つかった金細工品は合計で6kgにものぼる。

。特に、同墓地の中の43号墓には多くの副葬品が所蔵されており、全金細工製品の重量比25%にあたる
   1.5kgの黄金製品が発見された。
   全294基のうち、金細工が出土した墓は62基。

  • 同墓地では死者の頭はおよそ北東に向けて埋葬されていた。

  • 全294基のうち、47基が「ケノタフ」と呼ばれる、遺骸を収めていない墓にあたる。
   戦争や海難事故など、何らかの原因で遺骨を持ち帰れなかった遺骸の墓ではないかとみられているとか。


  • 第43号墓は長方形の墓穴で、長さ2.7m、幅1.05m、深さは最深部で2.2m。
   被葬者は50~65歳の男性とみられ、身長は168.6~176.5cmほどとみられる。


      参考文献

『黄金伝説展』国立西洋美術館企画展図録
最終更新:2015年11月06日 04:30