- プリニウス『博物誌』第八巻に、ゾウは知性において最も人間に近く、
さらに人間にあってもまれな徳性、すなわち正直、知恵、正義などを備え、
また星辰に対する尊敬、太陽や月に対する崇敬などを備えているという。
モーリタニアの森林では新月の夜にゾウの群れが川で清めの儀式を行い、月への敬意を表する由。
- また、同書によれば、ゾウはあらゆる動物の中でハツカネズミを最も嫌うという。
- さらに同書によれば、インドに産するゾウはもっとも大きいが、このインドゾウは現地の大蛇(ドラコ)と反目し闘争をしており、
この大蛇は大変大きいのでゾウに容易に巻き付き締め上げるのだという。
参考文献
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』
最終更新:2016年03月27日 04:43